グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

JR東日本のSUICA利用者データ販売に思う(その2)

2013年09月04日 | 日記
JR東日本のSUICA利用状況データ販売についてはオプトアウトの採用で一見落着かと思ったがやはり同社は体制の見直しを決断したようだ。
情報提供を受けた日立製作所はすでに当該全データを消去した。
3万9千人に上る提供拒否申し出はそれなりのインパクトを与えたのかもしれない。
ただビッグデータの活用は産業界全体の大きなITテーマの一つだ。
個人情報の保護に留意しつつ膨大なSUICA利用データを経営に生かす道はあるはずだ。
今回のケースでいえばJR東日本が(データ販売先である)日立製作所と十分に協議しニーズに合った情報加工を行った上でデータを提供する方法はないだろうか。
一般論になるが生データを提供する場合には氏名、顧客ID、決済関連情報の削除のみならず住所についても市区どまりに限定することが重要だ。
とにかく今回の出来事でビッグデータ活用にいささかでもブレーキに作用したとしたらそれはそれで勿体ない。