グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

米国のシリア軍事介入回避に思う

2013年09月17日 | 日記
米国の軍事介入寸前までいったシリア情勢だったがロシアの提案で最悪の事態は避けられた。
まずは一安心だが気になるのはその後シリアの内戦が一層激化していることだ。
もしシリア政府が米国からの攻撃が遠ざかった分反政府勢力の掃討に注力できるようになったということであれば一体何のための軍事介入回避だったかと言わねばならない。
化学兵器の使用は問題だが通常の銃器なら問題なかろうと言うことではないだろう。
要はすべての内戦終結なのだ。
それにしても内戦というのは根が深いものである。
仮にアサド政権が退陣したとしても後継政権が恒久平和を実現できるかといえばこれは甚だ疑問である。
過酷な環境の下で生きなければならない難民のことを思うと本当に心が痛む。
つくづく人間の業の深さを思い知らされる。