資本家による労働搾取といえばかってはマルクス経済学の専売特許だったが今はブラック企業の得意技と言っていいかもしれない。
これは正社員にこだわる若年勤労者、増え続ける非正規雇用など昨今の労働環境とも関連があるだろう。
それにしても長時間労働や過重労働、様々なハラスメントが許されていいはずがない。
厚労省もようやく重い腰を上げた。
ハローワークなどで使われる求人票に「離職率」の記入欄を設けたという。
必ずしも求人企業に記入を義務づけるものではないが「ブランク」であれば「公表できないほど高い」と扱われるとのことだ。
これはこれで一歩前進かもしれない。
ただ虚偽記載についてしっかり監視していくメカニズムや適切な処罰ルール、査察権を持った労働Gメンなどの配置も必要だろう。