普天間基地の移設を巡って政府・与党と沖縄県の間で微妙な間合いが続いている。
政府・与党は沖縄地域振興費予算について満額回答どころかそれ以上の対応を考えているという(笑)。
いうまでもなく普天間基地移設先の埋立て承認を取り付けたいがためだが沖縄県側からすればおいそれと乗るわけにもいかない。
何しろ県内で辺野古移設の賛否がまさに二分、いや数の上ではやはり反対派が多いのかもしれない。
しかし沖縄経済の将来を考えれば誰しも観光産業への過度の依存は是正したいところだ。
今置かれている状況は脱皮のいいチャンスだと思う。
(日本全体の課題でもあるのだが)農水産業の輸出拡大は考えられないか。
労働集約産業の誘致ポテンシャルだって十分だと思う。
コールセンターやヘルプデスクはまだまだ増えるだろう。
辺野古移設容認と引き替えにバランスの取れた産業構造に近づけばそれはそれで大いに意味あることだ。
先週訪沖のおり那覇港近くの遊休米軍用地が目についた。
政府はもっと米国側に基地の有効活用を働きかけたらどうだろう。
出来れば辺野古埋立てなど回避したい。