グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

混沌の国際情勢に思う

2018年09月12日 | 日記
首相が来月訪中する段取りができているという。
日本側は北朝鮮非核化に向けて中国と連携すると意気込んでいるが本当にそんな折衝ができるのだろうかと思う。
というのも中国は北朝鮮の最大の後ろ盾であり我が国よりもはるかに北朝鮮に近い関係だろうからわが方の目論見はあまりにも楽観的過ぎるのではないか。
逆に中国側の狙いは対米貿易戦争に日本を巻き込み共同戦線を、ということだろう。
それとは別にロシアのプーチン大統領からは4島返還などの前提条件を伴わない平和条約の締結提案があったという。
今までの日ロ経済協力は一体何のためだったのだろうか、と言わざるを得ない。
結局4島返還問題など1島ですら夢の夢になりそうである。
それはそうとして米朝首脳が3か月振りに再接触する準備が進んでいるという。
もう日本の拉致問題は議題にも上らないだろう。
あくまでも両者の関心は非核化、制裁解除、終戦宣言でその背景は自身の政治基盤強化なのだろうから。
激動している世界の中で我が国はキチンと外交力、調整力を発揮していけるのだろうか。
米中ロ3大国の狭間でいいように弄ばれる、さらには北朝鮮のような小国にも主導権を奪われる、なんてことがなければいいのだが・・・。