グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

コロナウィルス禍のインパクトに思う

2020年04月05日 | 社会
政府関係者の度重なる呼びかけにも関わらずコロナウィルス感染者数は増加の一途である。
2週間前の3連休の気の緩みがその元凶である旨囁かれているが今となっては「後の祭り」である。
昨今のデータから見て若年層が必ずしも軽症で済む保証はないとのことだから過去に喧伝されていた情報もさして正確ではないのかもしれないねぇ。
逆に痛感するのは経済活動に与えているダメージである。
小売業、サービス業などでは例年に比べ40%、50%減は当たり前、中には90%減というのも散見される。
航空業界は連日、空の機体を飛ばしている現況だ。
メーカーだって需要の減退、サプライ・チェーンの寸断等で稼働率は急落状況である。
人との接触を制限されるというのはこんなにも経済活動を阻害し社会不安の源になるなどあらためて思い知らされた感じである。
分からないのは首相の「必要があれば緊急事態宣言を躊躇なく決断する」という発言だ。
今や政府の諮問委員会も、自治体の首長からも、さらに医師会からも非常事態の認識が高まっているのに首相は件の発言をここ数日レコーダのように繰り返すだけなのだ。
リーダーとしての空意地を張っているだけとしたら困ったものだ。