グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

台風18号禍に思う

2013年09月19日 | 日記
先日日本を襲った台風18号は広い範囲で大きな被害をもたらした。
過去何度となく訪れたことのある京都の景勝地・嵐山の惨状を見たときは信じられない思いだった。
あの渡月橋の橋げたを怒涛の濁流が乗り越えるとは・・・。
それでも近くのアイスクリームショップはこのほど体制を整え営業を再開したという。
復活パワーに一安心だ。
一つ気になったのは警報システムである。
結果的に大きな人身被害はなかったものの当時京都市の右京区、南区などに避難指示が出された。
確か10万世帯30万人近くが対象になったと記憶している(正確な数字は失念した)が果たしてどれだけの人数が避難行動を起こしたか、適切な避難場所とキャパシティはあるのか、・・・。
本当にあれだけが行動を起こせばパニックになってしまうだろうし行動を起こさなければ逆に警報にどんな意味があるのだろうかと考えてしまう。
本当に災害対応は難しいものだ。
日ごろからきめ細かいシミュレーションを繰り返し対応方法を練り上げていくことが重要だと思う。


65歳以上人口の25%超に思う

2013年09月18日 | 日記
総務省の人口推計によれば我が国の65歳以上、いわゆる高齢者の構成比が全体の25%を超えたとのことだ。
高齢化の進展は以前から指摘されてきたのだが現実に一つの節目を超えたとあればズシリとした重みを感じてしまう。
支えられる人一人に対し支える人3人はよく騎馬戦にたとえられるが馬になる3人は昨日生まれたばかりの赤ちゃんも含めてなのだから実際には騎馬も組めない。
さらに先行きの状況は厳しさが加わる。
あと20年もすれば65歳以上とそれ未満の人口比は1:2になるといわれている。
想像しただけでもそら恐ろしくなる。
少子化対策などといってもいよいよ間に合わなくなっているのではないかと思う。
65歳以上の現役化推進はいうに及ばず国際間のもろもろの垣根を撤廃し高齢化社会に向けたソフトランディングを図ることが急務だ。

米国のシリア軍事介入回避に思う

2013年09月17日 | 日記
米国の軍事介入寸前までいったシリア情勢だったがロシアの提案で最悪の事態は避けられた。
まずは一安心だが気になるのはその後シリアの内戦が一層激化していることだ。
もしシリア政府が米国からの攻撃が遠ざかった分反政府勢力の掃討に注力できるようになったということであれば一体何のための軍事介入回避だったかと言わねばならない。
化学兵器の使用は問題だが通常の銃器なら問題なかろうと言うことではないだろう。
要はすべての内戦終結なのだ。
それにしても内戦というのは根が深いものである。
仮にアサド政権が退陣したとしても後継政権が恒久平和を実現できるかといえばこれは甚だ疑問である。
過酷な環境の下で生きなければならない難民のことを思うと本当に心が痛む。
つくづく人間の業の深さを思い知らされる。

ヤクルト・バレンティンの56号・57号に思う

2013年09月16日 | 日記
ヤクルトのバレンティンが15日の対阪神戦でホームランを連発、半世紀ぶりにシーズンホームラン記録を一気に塗り替えた。
ここ数試合足踏み状態が続き「さしものロングヒッターもプレッシャーには勝てないか」との印象を与えていたがやはり時間の問題だった。
それにしても2試合に1本は凄い量産ペースだ。
まだ18試合残しているようだからまだまだ記録は積み上がるはずである。
今回の記録更新にあたり気持ちがよかったのはバレンティンに対して各投手が逃げることなく勝負を挑んでいたことだ。
過去外国人3選手が王選手の持つ55本に並びながら結局越えられなかったのは対戦投手が王選手の記録を守るため敢えて勝負を避けたとの憶測がある。
日本人選手だから、外国人選手だからと対応を変えるようであればこれはもう国際化時代にフェアとは言えないだろう。
だから今回は対戦した日本人投手にも「天晴れ」だ。

SNSの功罪に思う

2013年09月15日 | 日記
つい数年前まで企業はSNSをいかに自社の経営に生かすかに腐心していた。
自社ファンを増やすためのネット・コミュニティつくりに従業員を動員していたところも数多かったはずだ。
基本的のこの路線は今も続いているのだが最近はこのSNSが企業活動のマイナスになるような利用のされ方が目立ってきた。
パート職員などがバックヤードでの非常識行動を勝手に投稿する例が後を絶たない。
従業者であれば事前に誓約書を書かせたりあるいは懲戒処分などの対策が可能だが昨今では(コントロールが難しい)顧客が暴走するケースも散見される。
まさに企業はSNSを活用するだけではなくマイナス利用にも目を光らせる必要が出てきた。
物事にはすべて光と影、表と裏があるということだ。
それにしてもネットユーザーのはき違えた自己顕示欲には困ったものだ。
こんなことで法律の出番になるとは情けない。
もし背景に社会に対する不満や鬱積があるとしたらこれは根は深いと言っていいだろう。

エッ、もう東京オリンピックの開催日が決まっている?

2013年09月14日 | 日記
2020年オリンピックの東京での開催が決まったばかりだがもう日程まで決まっているそうな・・・。
東京開催が決まり、新IOC会長が決まったばかりなのだがこの準備の良さは一体どういうこと?
それに開催日時が「7月24日から」とはどうにも理解できない。
屋内スポーツならともかくオリンピックにはマラソンや競歩など屋外競技もある。
それが7月から8月にかけて酷暑の東京で開催するなど選手もそうだしスタッフ、観客まで大変な負担だ。
それにIOC新会長などは実施競技種目について含みを持たせている、もしかしたら野球・ソフトボールが復活するかも・・・。
実施種目もそうだが詳細の運営計画はもう少し時間をかけて調整したらどうだろう。
なんといってもまだ7年先の話なのだから、・・・「鬼が笑う」どころか大爆笑だろう。


セブンイレブンの出店攻勢に思う

2013年09月13日 | 日記
コンビニ業界の雄・セブンイレブンが引き続き旺盛な出店計画を立て一気にライバル各社を突き放す構えのようだ。
セブンイレブンは以前から店舗数でコンビニ業界の首位に君臨してきたがここ数年さらにその差を広げている。
コンビニ業界は国内全体で4万店を超えたあたりから飽和状態が囁かれ始めたがセブンイレブンの出店攻勢はとどまるところがない。
「その地域に需要さえあれば競合店があろうがなかろうが出店していく」、何とも威勢のいい同社出店計画担当者の発言である。
同社の快進撃を支える戦略の一つにPB商品の強化がある。
最近のヒット商品に「金の食パン」があるが発売4か月に関わらずもうリニューアルするという。
ここまでやられたらライバル各社は追いつく手がかりも掴めないかも・・・。
来年には「コンビニ御三家」などという言葉も消滅するかもしれない、「セブンイレブン一強時代」と名を変えて。

最近の若者言葉に思う

2013年09月12日 | 日記
昨今若者と話していて時々気になることがある。
商談などの途中で「ほんとですか?」とよく返されるのだ。
多くの場合彼らは私の言葉に対し真偽を確かめている訳ではなく単なる相づちの意味なのだがなぜか疑っているかのように聞こえてしまうのである。
いつからこんな受答えがスタンダードになってしまったのだろう。
相づちなら「そうですか」で十分だと思うのだ。
また筆者が「ありがとう」とお礼を云った折に「はい」と返ってくることにもいささか抵抗がある。
ここは「いいえ(、どういたしまして)」と返すべきなのだがこんな応答はしばらくお目にかかったことがない。
感謝の意を表されて「はい」ではあなたは私に感謝して当然と言っているようなもので謙虚さは微塵もない。
どうやら日本語は少しづつ崩れていっているようである。
いうまでもなくこれはスラングや隠語、略称とは別の話である。

シリア情勢の変化に思う

2013年09月11日 | 日記
シリアに対する米国の姿勢に変化が出てきた。
というのもシリアが保有する化学兵器の国際管理を受け入れることを決めたからだ。
もしシリアが化学兵器を放棄するということになれば米国の武力行使に対する大義名分は一気に霧消するだろう。
ただこの動きは米国大統領にとっても「渡りに船」ではないかと思う。
対シリア武力行使の一歩手前まで行ったが国内世論は必ずしも同調していない。
振り上げた拳の収め方を探っていたところなのだ。
シナリオを書いたロシアも紛争拡大を防止したという意味で国際社会で点数を稼いだ。
当事国シリアは交戦状態を回避できる。
なんと米国、ロシア、シリア三方一両得(一両損ではない!)の構図なのである。
(先日開催された)G20以前にこのような流れができていれば我が国の首相も米、ロ両大統領にあれほど気を使うことはなかったのだが・・・(苦笑)。 

「NTTドコモよ、お前もか」(その2)

2013年09月10日 | 日記
NTTドコモの社長が米国に旅立ったとのことだ。
その目的はアップルiPhone新製品の発表イベント絡みだそうだから端末メーカーは気が気でないかもしれない。
特にアップルは新製品のラインアップとして低価格品を準備中なので価格対応で今まで以上に苦戦を強いられることが予想されるのだ。
しかしドコモはドコモで顧客流出中、背に腹は代えられないといったところだろう。
それにしてもいつの間にか我が国の端末メーカーは国際的に競争力を失ってしまった。
メーカーによっては日本市場を跳びだし途上国市場を狙うというがたとえばインドなどはもう国産メーカーが力をつけている。
しばらくはイバラの道を歩むことになるのかもしれない。
iPhoneの跋扈を傍観してきたツケは大きい。