2019年1月27、東京池袋のYRイベントホールで「晩成書房40年、お祝いと懇談のつどい」があり、この寒い季節のなかですが、60名近い人が参加していました。
会の言い出しっぺは、日本演劇教育連盟(演教連)の元事務局長の市橋久生さんでした。昨年の早い時期に案内をいただき、しっかり手帳に書き込んでおきました。
当日の司会も手慣れた市橋さんで、穏やかで落ち着いた、和気藹々とした雰囲気で会は進行していきました。水野久晩成書房代表の挨拶、劇団関係者、演劇教育関係者の乾杯音頭、お祝いのことば、スピーチなどが続きました。大井弘子さん、今泉修さん、三井基次さんなどと旧交を温めながら「晩成書房40年」に思いをめぐらせていました。
こんなことをお祝いのことばとして書きました。
「晩成創業40年、おめでとうございます。晩成の歴史と私の演劇教育の歩みは同一です。まさに同行二人といった感じでしょうか。数点の拙著も出版していただきました。これからもますます粘り強く、頑張ってほしいなと思っています。」
1972年に東京の公立小学校の教師になった私は、日本生活教育連盟の『生活教育』や雑誌『ひと』の教育実践に強く刺激と励ましを受けました。
そして、1977年、初めて日本演劇教育連盟の夏の全国演劇教育研究集会(全劇研)に参加します。会場は東京・よみうりランドホテルで320人の参加でした。谷川俊太郎さんの記念講演「詩の朗読のすすめ」や波瀬満子さんのパフォーマンスを楽しみにしていたのです。同時上演された、小学生による〈朗読のための構成詩の試み〉「栗の実」(湯山厚台本・指導)、玉川学園中学部による劇「おれは寂しいよう!」(菅吉信作・指導)に親しみを覚えました。
集会後の2学期に、演教連の朗読の研究会に参加するようになりました。
翌1978年の全劇研は大阪で開催され、竹内敏晴さんと吉岡たすくさんの講演を楽しみに参加しました。この集会後に常任委員に推薦され、長い演教連での活動が始まったのです。
常任委員会では、1,2年目研究部や事業部などに携わりましたが、その後は一貫して「演劇と教育」の編集部に所属していました。私が入部してからは葛岡雄治さん編集代表2年、副島功さん10年、そして私が20年と続きました。現在は平林正男さんが編集代表で、数年経過したというところでしょうか。編集部在籍は33年、常任委員としては41年ということになります。
晩成書房のスタートは、『演劇と教育』1978年4月号からです。ちょうど私が連盟の常任委員を引き受けた年です。まさに同行二人と書いたのはこのことでした。
このつどいの最後に、晩成40年間で出版された単行本四百数十冊の一覧が配布されました。これは『演劇と教育』を除いたものだということを考えれば晩成よくやった! と賞賛するしかありません。
私と連れ合いも単行本を数冊出版してもらっています。
・『ヨーロッパ2人旅、22日間』(私家版、福田緑との共著)1999年
・『いちねんせい-ドラマの教室』(福田三津夫)2005年
・『子どもっておもしろい』(福田緑)2005年
・『ぎゃんぐえいじ-ドラマの教室』(福田三津夫)2009年
・『実践的演劇教育論-ことばと心の受け渡し』(福田三津夫)2013年
・『地域演劇教育論-ラボ教育センターのテーマ活動』(福田三津夫)2018年
難しい出版状況ですが、これからもいい本を作り続けてほしいなと思っています。
水野久さん、高木孝吉さん、応援しています。頑張れ、晩成書房!!
会の言い出しっぺは、日本演劇教育連盟(演教連)の元事務局長の市橋久生さんでした。昨年の早い時期に案内をいただき、しっかり手帳に書き込んでおきました。
当日の司会も手慣れた市橋さんで、穏やかで落ち着いた、和気藹々とした雰囲気で会は進行していきました。水野久晩成書房代表の挨拶、劇団関係者、演劇教育関係者の乾杯音頭、お祝いのことば、スピーチなどが続きました。大井弘子さん、今泉修さん、三井基次さんなどと旧交を温めながら「晩成書房40年」に思いをめぐらせていました。
こんなことをお祝いのことばとして書きました。
「晩成創業40年、おめでとうございます。晩成の歴史と私の演劇教育の歩みは同一です。まさに同行二人といった感じでしょうか。数点の拙著も出版していただきました。これからもますます粘り強く、頑張ってほしいなと思っています。」
1972年に東京の公立小学校の教師になった私は、日本生活教育連盟の『生活教育』や雑誌『ひと』の教育実践に強く刺激と励ましを受けました。
そして、1977年、初めて日本演劇教育連盟の夏の全国演劇教育研究集会(全劇研)に参加します。会場は東京・よみうりランドホテルで320人の参加でした。谷川俊太郎さんの記念講演「詩の朗読のすすめ」や波瀬満子さんのパフォーマンスを楽しみにしていたのです。同時上演された、小学生による〈朗読のための構成詩の試み〉「栗の実」(湯山厚台本・指導)、玉川学園中学部による劇「おれは寂しいよう!」(菅吉信作・指導)に親しみを覚えました。
集会後の2学期に、演教連の朗読の研究会に参加するようになりました。
翌1978年の全劇研は大阪で開催され、竹内敏晴さんと吉岡たすくさんの講演を楽しみに参加しました。この集会後に常任委員に推薦され、長い演教連での活動が始まったのです。
常任委員会では、1,2年目研究部や事業部などに携わりましたが、その後は一貫して「演劇と教育」の編集部に所属していました。私が入部してからは葛岡雄治さん編集代表2年、副島功さん10年、そして私が20年と続きました。現在は平林正男さんが編集代表で、数年経過したというところでしょうか。編集部在籍は33年、常任委員としては41年ということになります。
晩成書房のスタートは、『演劇と教育』1978年4月号からです。ちょうど私が連盟の常任委員を引き受けた年です。まさに同行二人と書いたのはこのことでした。
このつどいの最後に、晩成40年間で出版された単行本四百数十冊の一覧が配布されました。これは『演劇と教育』を除いたものだということを考えれば晩成よくやった! と賞賛するしかありません。
私と連れ合いも単行本を数冊出版してもらっています。
・『ヨーロッパ2人旅、22日間』(私家版、福田緑との共著)1999年
・『いちねんせい-ドラマの教室』(福田三津夫)2005年
・『子どもっておもしろい』(福田緑)2005年
・『ぎゃんぐえいじ-ドラマの教室』(福田三津夫)2009年
・『実践的演劇教育論-ことばと心の受け渡し』(福田三津夫)2013年
・『地域演劇教育論-ラボ教育センターのテーマ活動』(福田三津夫)2018年
難しい出版状況ですが、これからもいい本を作り続けてほしいなと思っています。
水野久さん、高木孝吉さん、応援しています。頑張れ、晩成書房!!