後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔766〕「10時間超えのフジテレビ会見」をさらに超える住民投票条例を巡る清瀬市臨時議会は「お笑い劇場」でした。

2025年02月05日 | 市民運動

  清瀬市臨時議会について語る前に、その前日の2025年2月2日(日)、清瀬市民の「市内図書館4館閉館についての賛否を問う住民投票実現を願う」アピール行動について報告しておきます。
  テレビの週間天気予報で、この日は雪になるだろうという情報が流れていました。しかも日中5度以下のこの冬1番の寒冷日だというのです。

 午前11時、清瀬駅北口から歩いて数分のところにあるかぜのこ広場(新小金井街道にほど近い)に三々五々約80名の参加者が集まったときには、小雨が降り始めていました。
発起人の挨拶の後、スピーカーを先頭に、シュプレヒコールが住宅地に谺しました。
 かぜのこ広場から清瀬駅北口のロータリー、小金井街道の踏切を越えて都立清瀬高校方面に右折して、中央公園に到着し、総括の集会です。
  清瀬・教育って何だろう会や清瀬・憲法九条を守る会で共に活動した仲間の故・布施哲也さん(清瀬市議)が、このコースを行進しながらマイクを握っていたことを思い出していました。

 さてその翌日、2月3日(月)は「市内図書館4館閉館についての賛否を問う住民投票」を審議する清瀬市臨時議会の日でした。開会が10時ということでその少し前に市役所4階に仲間と駆けつけたところ、ロビーはすでに大勢の人で溢れかえっていました。なんとNHKのテレビカメラも入っていました。最前列の記者席には数人の記者の姿がありました。傍聴席は30人で満席、入りきれない人はロビーの中継カメラでの傍聴になっていました。ここにも40人ぐらいはいたのではないでしょうか。

 「10時間超えのフジテレビ会見」が何かと話題になっていますが、小学校と大学で50年にわたって演劇教育を追求してきた私にとって、今回の清瀬臨時議会はまさにそれ以上の「お笑い劇場」に映りました。
  午前中は議長による日程、請願代表者4人の陳述方法、傍聴のあり方などの確認で10分ほどで終了、午後は1:15開会というのです。3時間傍聴席にいてもしょうがないので、自宅に帰って食事をすませ出直しです。
  再開後、4人の陳述(一人5分以内)は実に立派、図書館行政の不行き届きを事実に即して明らかにし、住民投票の必要性を訴えました。その後、賛成する議員からも反対する議員からも数多くの質問がありました。
  何度か途中休憩を取りながら議事が進行していきましたが…。

  教育長が話をしているときに信じられないことが起こりました。いきなり清水ひろなが議員(清瀬自民クラブ)が緊急動議を出したのです。議運で話し合いをしたいということのようでしたが、人の話の途中でそれをぶった切ったのです。しかもそれを平然と認める議長、まさにこれはお笑い劇場①でしょう。

  宮原りえ、小西みか(風・立憲・ネット)、原田ひろみ、香川やすのり、佐々木あつ子、穴見れいな(日本共産党)、ふせ由女(共に生きる)各市議の住民投票賛成意見は説得力があり、どなたにも聞き惚れました。
  鈴木たかし(公明党)市議の発言にはあっけにとられました。住民投票反対の理由が2000万円かかる費用のことでした。図書館政策に対する諮問委員会にも、パブコメにも4館廃止ということを明示しないで、こっそり行政を進めてきたツケがまわってきたという反省がここには全くないのです。市が進めている老朽車両で「夢空間」を創るという費用は2億1800万円(移設3800万、修復工事1億、屋根などの設置に8000万)かかるといいます(お笑い劇場②)。
  お笑い劇場③は松本じゅん(風・立憲・ネット)、石川秀樹(無所属の会)両市議です。2人に共通している反対理由は、清瀬市はお金がないからというものです。「夢空間」で2億1800万円、図書宅配サービスで1億円、一体いくらかかるのか、梅園に新たな保管書庫を作るそうです。そしてすべての初期投資が5億円かかるそうです。こうした事実を二人はどう考えるのでしょうか。
  市が発行した「more!  KIYOSE」では図書館4館閉館は「経費削減が目的ではありません。」とはっきり書いているではありませんか。だからお笑いなのです。

 午後9時45分ぐらいだったでしょうか、残念ながらこの案件は賛成少数で否決されました。
 でも不思議なことに、負けた実感がまったくありません。定足数の6倍を超える署名7674筆が集まったのですよ。住民投票が実現していたら、おそらく間違いなく勝っていたでしょう。自公はそれをおそれて、住民投票には進ませたくなかったのでしょう。
 元町こども図書館をしばらく?存続するというのです。運動の成果で良かったね、というような上から目線の発言もあの2人はしていましたね。
 
 やはり次は自公の澁谷市政を替えるしかないようですね、皆さん!
 闘いはこれからです。


◆『未来からの遺言 ある被爆者体験の伝記』

                             鎌田 慧(ルポライター)

 東京の出版社を辞めて長崎に移住した西浩孝さんから本が送られてき
た。彼が1人で起こした「編集室水平線」から出版された伊藤明彦著
『未来からの遺言 ある被爆者体験の伝記』。
 読み進みながら、恥ずかしさに息苦しくなった。ルポルタージュを仕
事にしていながら、16年前に72歳で他界したこの著者のことを知らな
かった。

 著者は長崎放送に勤めた後、全国に散った被爆者千人の声を録音、
全国の図書館などに寄贈した。全て自費での仕事である。
 被爆者取材に一生を懸けた営為を、西さんは『伊藤明彦の仕事』全6
巻にまとめる計画だが、わたしは遅ればせながら『未来からの遺言』を
読み、圧倒させられ、その決意を納得した。

 被爆者の吉野啓二さん(仮名)との出会いと被爆体験が細やかに描か
れている。被爆体験、入院生活、社会復帰などについて、豊かな生々し
い感情と情景に満ちた録音が残されている。
 しかし、 全く予想もしなかった結末を迎える。
 「吉野啓啓二さん」の遺体が、奥秩父の山中で発見される。謎の自死
だった。
 証言はどこまでが、自己体験だったか。それは分からない。
 しかし、死者たちは、吉野さんの口を借りて語った。
 「その苦悩に満ちた生は、それが核兵器を再び使わせず、廃絶させる
ことに役立てられる道を通じている」と著者は書く。
             (1月28日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」より)

 ◆デマ(人の命をも奪う)と報道
  史実…関東大震災時の朝鮮人虐殺

                           斎藤美奈子(文芸評論家)

 18日、元兵庫県議で、斎藤元彦知事らに対する告発文書の真偽を調べ
る百条委の委員だった竹内英明さんが死亡した。一連の告発文書問題に
おいては文書作成者だった元西播磨県民局長につぐ2人目の死者である。
 翌19白、N国党の立花孝志党首が「竹内元県議は明日逮捕される予定
だった」「逮捕が怖くて命を絶った」などとXや動画で発信。情報は瞬
時に拡散され、20日、兵庫県警本部長が県議会で「全くの事実無根」と
述べる異例の事態に発展した。

 デマは時に人の命をも奪う。その最たるものが関東大震災時の朝鮮人
虐殺だろう。
 「朝鮮人が放火した」などの流言の拡大には当初行政や新聞も加担。
 警視庁は6日後にデマは処罰の対象になると警告するビラを出した
が、多数の殺害事件はすでに起きた後だった。
 右の史実は重い教訓を残す。デマの拡散を防ぐには、公的機関や新聞
テレビなどの報道機関が虚偽情報をきっぱりと、迅速に、大々的に否定
することが必要なのだ。

 生前の竹内さんはデマや誹謗(ひぼう)中傷に悩んでいたという。25日
のTBSテレビ「報道特集」がこの件を特集、立花氏および同様の虚偽
情報を流した東国原英夫氏に発生源としての責任を問うたのはその意味
でも有益な報道だった。
 とはいえ、もっと早く対応していれば最悪の事態は避けられたかもし
れない。残念でならない。
               (1月29日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」より)

◆改竄関係文書を開示せよ

                   前川喜平(現代教育行政研究会代表)

 赤木雅子さんの弾んだ声がテレビから聞こえてきた。「(夫も)喜んで
くれてると思います」
 森友学園に関する文書改竄を苦に自殺した赤木俊夫さんの妻雅子さん
が、財務省が検察に提出した改竄関係文書の不開示決定を取り消すよう
求めた裁判で、1月30日大阪高裁は一審判決を覆し、文書の存否を明ら
かにしないとした財務省の不開示決定を違法として取り消す判決を
出した。
 真相究明に向けてやっと一条の光が差してきた。
 雅子さんの開示請求は 2021年8月、菅義偉首相の時。財務省の不開示
決定は同年10月、岸田文雄首相の時。違法な不開示決定の責任はこの2
人の首相にある。今後の開示・不開示を決めるのは石破茂首相だ。
 判決翌日の衆院予算委員会で石破首相は俊夫さんについて「誠心誠意
職務に精励しておられた方が亡くなったことは真撃に受け止めなければ
ならない」と述べ、「奥さまが納得されることはとても大事」とも述べた。
 ならば全面開示を指示すべきだ。もし石破首相がなお開示を指示しな
いなら衆院予算委員会は国政調査権を発動すべきだ。
 焦点は、改竄が始まる直前の2017年2月22日、菅官房長官(当時)と佐
川宣寿理財局長(当時)ら財務省幹部が何を話し合ったのかだ。改竄の
共謀を知りつつ全員を不起訴にしたのなら、検察の責任も重大である。
                (2月2日「東京新聞」朝刊17面「本音のコラム」より)


〔763〕第3回、核兵器禁止条約締結を祝う会( 清瀬駅北口ペデストリアンデッキ)が開かれました。

2025年01月22日 | 市民運動

 

   2025年1月22日、本日、正午を合図に、第3回、核兵器禁止条約締結を祝う会( 清瀬駅北口ペデストリアンデッキ)が鐘や鈴の音と共に開かれました。「みんなが主役」市民の会の主催です。
 2021年、核兵器禁止条約が締結された時、連れ合いは我が家のポスト脇の私設掲示板に「祝・核兵器禁止条約締結」と書き込みました。それから3,4年、色あせたマジックを赤で補修したのがつい先日です。それは改めて核兵器禁止条約締結の初心を思い起こすためでもありました。
 
 昨年の暮れ、さらに嬉しいニュースが飛び込んできました。日本被団協にノーベル平和賞が授与されたのです。ノルーウェーでの代表委員の田中煕巳さん(92歳)の演説をリアルタイムで聞き入ってしまいました。時々新聞に掲載された演説を読み返しています。

「…二つの基本要求を掲げて運動を展開してきました。一つは、日本政府の『戦争の被害は国民が受忍しなければならない』との主張にあらがい、原爆被害は戦争を開始し遂行した国によって償わなければならないという運動。二つは、核兵器はきわめて非人道的な殺戮兵器であり人類と共存させてはならない、廃絶しなければならない、という運動です。」 そしてこう断言するのです。
「もう一度繰り返します。原爆で亡くなった死者に対する償いは、日本政府はまったくしていないという事実をお知りいただきたいと思います。」
  毅然とこう言い切る大先達を誇りに思い、心からの拍手を送ったものでした。

  さて、何人かのアピールにも言及されていましたが、原爆と原発はまさに「地続き」です。ロシアが東海第2原発を標的にしていたことがわかって、さもありなんと思ったものです。核廃絶は原発廃絶でもあるのです。
 今年のさようなら原発全国集会は3月8日(土)です。代々木公園でお目にかかりましょう。


〔761〕「図書館4館閉館する市政は替えるしかない!」こんな原稿をあるミニコミに投稿しました。

2025年01月18日 | 市民運動

              図書館4館閉館する市政は替えるしかない!
                                           福田三津夫(清瀬・憲法九条を守る会)

 清瀬市も参加する最新の「多摩六都 図書館案内」に「中央・下宿・野塩・竹丘・元町こども図書館は、令和7年3月末で閉館します」とあります。清瀬市立図書館は駅前図書館と南部図書館(「令和8年2月オープン」)の2館のみとなります。つまり6館体制から2館体制に大きく後退することになるのです。しかも南部図書館が完成するまでの9ヶ月間は1館体制なのです。
  ところが市側は市報や「more! KIYOSE」という冊子を緊急発行し、新しい図書館体制の宣伝に躍起となっていますが、元町こども図書館は廃止ではなくあくまで駅前図書館に移転という立場なのです。「図書館案内」との整合性をどのようにとるつもりなのでしょうか。しかも驚くべきことに、編入されたこども図書館では、「飲み物を飲みながら本を読んだり」「電車の発着など駅周辺の様子を見ること」をウリにしているのです。図書館の存在意義をどう考えているのでしょう。

  この異常事態に、さすがにマスコミも騒ぎ始めました。「4館閉館に反対の声 住民投票目指し署名提出」(毎日新聞、2024年12月27日)、「清瀬市4図書館『見直し』=閉館」(朝日新聞、2024年10月3日)。
 私が40年以上住んできた清瀬市の誇りは、緑豊かな街並みと、充実した市民センター・文化施設・スポーツ施設・保養施設などでした。ところがここ2、3年、立科山荘や学校プールの廃止、消費者センターやきよせボランティア・市民活動センターの生涯学習センターへの統合、地域市民センターの役割縮小など、目に余る後退が続いています。そしてその極めつけは3分の2の図書館の閉館です。   
 このあり得ない文化の後退に、清瀬市民は党派を超えて立ち上がりました。住民投票で市民の民意を問うというものでした。住民投票条例を願う署名は7674筆に達し、定足数の6倍を大きく超えました。この市民の提起を市議会がどう応えるかが問われています(この通信が出る頃にはその結論が出ていることでしょう)。

 新年早々本を借りるため閉館間近の中央図書館を訪れたところ、子どもから若者、年配者まで、多くの来館者で賑わっていました。雑誌を読む人、友だちや親子で絵本を手にする人などほほえましい正月の風景がそこにありました。
 図書館は、本を求めるさまざまな人が出会い、交流し、何かを発見していく場でもあります。そもそも本を借りたり勉強をしたりするだけではなく、日本国憲法に定める基本的人権、知る権利や学習権を保障する存在でもあります(『生活と自治』2024年11月号)。
学校図書館はもとより、そうした貴重な場を充実・発展させていかなければならないのです。

 今一番考えなければならないのは、図書館を4館も閉館する市政は替えるしかない!ということです。 

〔付記〕エーリヒ・ケストナーは『エミールと探偵たち』や『飛ぶ教室』などで著名なドイツの児童文学者です。1933年、ブレヒト、トーマス・マン、レマルクらとともに彼らの本が燃やされました。ケストナーはそれにもへこたれずドイツからスイスに移住し、作家活動を続けたが2度にわたってゲシュタボに逮捕されました。ならばということで匿名で子どもの本を書き続けましたが、またもやナチスに発見されということです。そうした中で戦後ケストナーの待望の本の出版が続いたのです。こうした焚書の歴史に我々は何を学ぶべきでしょうか。

 

 清瀬・くらしと平和の会の仲間がこんな「市報・きよせ」を「発掘」してくれました。館長さんの原稿でしょうか、実に意欲に満ちたものになっています。昨年は中央図書館開館50年でしたが、市民にはその事実さえ知らされませんでした。ふせ由女議員が市議会で指摘したとおりです。

特集・中央図書館開館40周年記念


〔760〕澁谷清瀬市長に住民投票条例制定の請願書を提出しましたが、直接は受け取ってもらえませんでした。

2025年01月15日 | 市民運動

    清瀬の地域図書館4館を廃止するという市議会決定に対して、きちんと市民の意見を聞いてほしいということで住民投票を提起して、署名活動を展開してきたことは以前からブログでお知らせしてきました。
 その結果、7674筆の署名が集まりました。住民投票条例を求めるのに必要な有権者50分の1を大きく越えました。これはなんと定足数の6倍以上の数になります。
 
 2025年1月15日(水)。今朝10時、清瀬市役所1階のロビーに参集した市民は一目50人でした。ここで本日の流れを簡単に確認して向かったのは3階の小さな部屋でした。ここは私たち夫婦がコロナのワクチン接種証明をもらいに来たところでした。普段2,3人しか受け付けられないところです。「なんでこんなに狭いところしか用意できないの。」と怒りの声も聞こえてきました。市民を大切にするならもっと広い市長室とか、1階や4階のロビーでもいいのではないでしょうか。


  しかも澁谷市長は所用で受け取れないというのです。請願書を渡す数分間も時間がとれないというのでしょうか。この時間に市民が訪れるということは当然連絡ずみのはずです。そうした行為は市民をないがしろにする市長と思われてしまうのではないでしょうか。

 申し入れの数分後、4階のロビーで簡単な報告会が開かれました。その時に配られたチラシは2種類、「住民投票で夢のある図書館を創るきよせの会」と「夢空間の移設について考える市民の会」のものでした。

  闘いはこれからです。


〔755〕4館閉鎖の清瀬市立図書館問題の続報です。住民投票目指した署名は、定足数の約7倍に達し提出されました。

2024年12月29日 | 市民運動

 あろう事か、来年4月から清瀬市立図書館が6館のうち4館廃止されることは以前のブログでお伝えしたとおりです。しかも残りの1館(南部図書館)はしばらくの間、建て替えで使用できません。つまり来年4月からは駅前図書館だけしか使用できません。ふせ由女市議はこの事態を評して、古代中国の焚書坑儒やナチスドイツの焚書事件になぞらえました。はじめはなんと大げさな言い回しと思っていたのですが、あながちこれは間違えた表現ではないと今は思っています。
  このことに多くの市民が怒り心頭に発しました。そして住民投票で意見を聞いてほしいと、署名活動を全市で展開しました。11月の約1ヶ月間でした。署名を集める受任者はなんと360人、8218筆もの署名が集まりました。これは定足数の約7倍になります。
 私どもチーム福田もこれに取り組み77筆集めることができました。ほぼ戸別訪問中心でしたが、とても好意的な方が多かったです。居住地の近くでは9割ほどの方が書いてくれました。
  来年1月に市長にこれを提出します(1月15日)。市長はこれを議会に諮り、可決されれば住民投票が実施されます。

 これらの清瀬市民の取り組みを毎日新聞が取り上げてくれました。
 私たちの運動はまだまだ続きます。


◆菊池事件と差別    
 冤罪のまま死刑執行された何人もの人→立ち上がった「菊池事件」の遺族
                                    鎌田 慧    沈思実行(222)

 袴田事件の無罪判決の後、冤罪への関心が高まっている。冤罪は松川
事件のような政治的なフレームアップ(でっち上げ)以外は、たった1人
が被害を受けているので、社会的な関心は低く、司法制度の犠牲者とし
て闇に葬られてきた。
 袴田巌さんは逮捕から58年経って、無実が認められた。狭山事件の石川
一雄さんは61年が過ぎても、まだ殺人犯の汚名を雪いでいない。
 冤罪のまま死刑執行されたなん人かのうち、59年が経ってようやく遺族
が再審請求したのが、「菊池事件」である。被害者がハンセン病患者だっ
たので、差別の真っ只中にいて社会的に立ち上がれなかった。差別の重層
性が幾重にも絡みついている。
 熊本のハンセン病施設「菊池恵楓園」に収容されるのに抵抗していた
Fさんは、収容を勧奨していた役場職員宅に、ダイナマイトが投げつけ
られた事件の犯人にされ、否認しながらも10年の刑を受けた。しかし、
園内の代用拘置所だったので脱走できた。
 その脱走中に、同人物の役場職員が全身二十数カ所に刺傷を受けて死亡
する事件が発生する。それもFさんの犯行とされ、警察はFさんを捜索、
発見、逃亡する背後からピストルを発射して倒した。飛びかからなかった
のは、ハンセン病を恐れてのことだった。
 恵楓園内の「特別法廷」は消毒液の臭いが立ち込め、出張してきた検事
や裁判官は、白い予防服、ゴム手袋、ゴム長靴の扮装、証拠物件は火箸
で摘んでの裁判だった。菊池事件再審弁護団発行のパンフレット『菊池
事件』(百円)に、ある教誨師の言葉がある。「どうか許してほしい、
1人の人間として扱わなかったことを…私たちはボロ雑巾の様に彼を
扱ったのです」
 裁判は非公開だった。憲法に保障された公開原則の「裁判を受ける
権利」は奪われたままだった。
 銃撃された痛みのまま取り調べが行われ、供述書の署名も警察官が
行った。証拠も親戚の供述も捏造だった。再審請求中に、福岡刑務所に
移送され、すぐに処刑された。今、遺族がようやく、前面に出て最新を
訴えるようになった。
     (12月18日(水) 週刊新社会第1383号より)

◆NHK経営委の放送法違反
  安倍首相(当時)の任命責任も厳しく間い直されるべき

                               前川喜平(現代教育行政研究会代表)

 かんぽ生命保険が18万件以上の不正契約を行った事件。いち早く報じ
たのは2018年4月のNHK「クローズアップ現代+」だった。その続編
のためSNSで情報提供を求めると、日本郵政から圧力がかかった。
続編は延期され、その間に被害者は増え続けた。
 NHK会長への圧力だけでは足りないと見た日本郵政は、鈴木康雄上
級副社長(当時)とNHK経営委員会の森下俊三委員長代行(当時。の
ち委員長)の人脈を通じ、経営委員会に抗議の書面を送る。
 応じた経営委員会は10月、上田良一会長(当時)に異例の厳重注意を
行った。これはガバナンスに名を借りた番組編集への干渉であり、放送
法違反の行為だった。

 この厳重注意に関する議事録の全面開示などを求めて、市民グループ
がNHKと森下氏を提訴したのは2021年6月。その控訴審が17日、原告
の実質完全勝訴と言える和解で終結した。
 NHKは厳重注意に関する議事録をホームページで公表。森下氏は98
万円の解決金を払うことになった。
 議事録を読めば、森下氏や石原進委員長(当時)が日本郵政の側に
立って番組の内容や取材方法への批判を繰り返していたことが分かる。
 現場を守る防波堤たるべき経営委員会が、逆に現場に圧力をかけたこ
とは糾弾に値する。
 安倍晋三首相(当時)の任命責任も厳しく間い直されるべきだ。
              (12月22日「東京新聞」朝刊17面「本音のコラム」より)


〔733〕大どんでん返し、市内の公共施設に写真展のチラシ陳列がほぼ許可されました。

2024年10月18日 | 市民運動

  妻が中里地域市民センターに写真集のチラシを置いてほしいと話したところ、拒否されたということを以下のブログに書きました。

●ブログ〔728〕初めてのことです。なんと、写真展「祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち」のチラシが公共施設に置けなくなりました。

  ところがところが、なんと大逆転、清瀬市内の公共施設ほぼすべてに置けることになったのです。その顛末を記録しておきましょう。
  10月14日(月)、清瀬けやきホールで清瀬・憲法九条を守る会と清瀬・くらしと平和の会の合同会議がありました。終了後、エントランスのチラシ置き場を見回すと、そこには清瀬市以外の様々な催し物(コンサートや演芸など)のチラシが置いてありました。そこで、写真展のチラシを置いてもらえないのか頼んだところ、快く受け取ってもらえました。
  ならばということで、再び中里地域市民センターで今度は妻と2人で再交渉です。今回は館長が対応しました。チラシ陳列は清瀬市の公立施設を利用する催し物に限るというので、ここに置かれている八王子市の東京富士美術館のチラシはどうなのかと問うたのです。東京富士美術館は創価学会・公明党と繋がりの有る美術館として周知の事実です。このあたりから館長のことばのトーンが変わってきたのを感じました。そして、あっさり、チラシ受け取りを承諾したのです。

 気をよくして野塩地域市民センター 、松山地域市民センター、下宿地域市民センターに車で回ったところ、こちらもあっさりとチラシを置かしてくれました。氏名と連絡先を用紙に記入するだけでした。
 児童センターころぽっくる、コミュニティプラザひまわりもオーケーでした。
 そしてさらに市役所ではこの手のチラシは置かないが、地域の公共施設に掛け合ってくれということでした。不可解なのは中清戸地域市民センターでした。私は車番で、妻だけで交渉した時は煮え切らない態度で、再度2人で出向くことになりました。市役所から近くて、議員などが会議などで訪れることが多いので、難しいというのです。これはまったく意味不明です。春頃に、やはり市内の公立施設の催し物しかチラシは置けないという通達があったというのです。市役所との言い分の違いに唖然とするばかりでした。

  地元清瀬での無料の写真展に一人でも多く来てほしいという願いで市内を回遊してみたことで、清瀬市の文化に対する考えが透けて見えてきました。市長はじめ市の管理職と現場で働く人たちの思いのズレなども感じました。今は市民の様々な文化要求に応える市政であってほしいと願うばかりです。


〔728〕初めてのことです。なんと、写真展「祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち」のチラシが公共施設に置けなくなりました。

2024年09月30日 | 市民運動

   数日前のことです。
 10月26日(土)から始まる、福田緑写真展「祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち」のチラシを清瀬市内の公共施設に置いてもらおうと車で出かけました。今回で3回目の写真展なので我々も手慣れたものです。10箇所ほどの施設をどう回るのか家で「作戦」を練りました。今年は清瀬市の野塩で開催するので、市内の3つの大学にも置いてもらおうかということも話していました。
  最初に向かったのは我が家から近い中里地域市民センターでした。車の運転は私で、チラシを持参しての交渉係は緑でした。
  車に戻ってきた緑が血相を変えています。市長が替わってチラシが置けなくなったというのです。入場無料の写真展のお知らせです。唖然とするだけでした。そして猛然と怒りが沸いてきました。

 澁谷桂司市長になって、図書館6館のうち4館が閉鎖されます。市が所有していた立科の宿泊施設も閉鎖です。そこを利用していた小学5年生の移動教室はなくなりました。学校プールも廃止、市民に開放していた体育館の使用料が来年から1時間850円になります。消費生活センターもアミューに統合するなど、信じられない市民無視の市政が続いています。今までブログに書いてきたとおりです。

 さすがに連れ合いも怒り心頭、ブログに次のように書きました。
 さて、どうしてくれよう。

https://blog.goo.ne.jp/riemenschneider_nachfolgerin

▶驚きました…。

リーメンシュナイダーを歩く 

リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。【リーメンシュナイダーを歩く 】

goo blog

 

▶夢にも疑わないことが起こりました。

 台風16号が近づいているという天気予報で、今日、9月26日の内に清瀬市内の公共施設に写真展のチラシを置いてもらいに回ることにしました。写真展までちょうど一ヶ月なのです。
 写真展は今回が3回目ですが、今まで一度もチラシを拒否されたことはなく、20枚、30枚と置いてくることができました。受け取った事務の方が「わぁ、きれい!」と叫んでくださったこともありました。ここ清瀬市は、緑が多く、自然にめぐまれており、こうした温かな人柄に触れることも度々でしたので、引っ越してきて良かったと思っていました。住み始めてもう43年目になります。

 ところが最初の地域市民センターで受け付けにいた女性は私の写真展チラシを手に取ると困った顔で同僚の所に持っていって相談し始めました。「あら、どうしたんだろう?」と思っていますと上司らしき方が来て「個人のこうした催し物のチラシは置けなくなったんですよ」と言います。驚いてしまって、「でも今回は3回目ですが、今まではどこでも置いてくださったんですが」と答えると、「市内の施設で開催するものに関するチラシはおくことができるのですが、2年ほど前からこうした個人の展示などは無料であっても置いてはいけないことになりまして、申し訳ありません。」とのこと。驚くと同時に「ここまできたか」と思いました。

 振り返ってみると、前市長の急逝後の選挙で渋谷桂司市長になってから市議会の雰囲気もガラッと変わりました。今年の3月には市内に6館あった図書館がいきなり2館に減らされるという議案がでてきたのでした。しかも一部の議員には直前まで全く知らされずです。こうした議会の陰険な進め方には驚きを通り越して怒り心頭。その前後の市報を見てもどこにも「図書館を6館から2館に減らします」ということばは見あたらないのです。「家庭が図書館になります」とか、「地域市民センター内の図書館がサロンになります」とか、「日本で初めて無料宅配サービスで本を借りたり返したりできます」とか、いかにも図書館が利用しやすくなるというイメージを振りまきながら、事実をきちんと伝える文章は見つけられません。市民の多くはまだ図書館が6館から2館に減らされるという事実を知らないままのようです。


 そして今日は、私の写真展のような無料の文化行事のチラシさえ置けないと言われてしまったのでした。年々文化度が低くなっていく清瀬市に暗澹とした気持ちになりました。木々も伐採され、緑もずいぶん減ったようです。大好きだった清瀬が遠のいていくのは寂しい限りです。できる範囲で行動していかなければと改めて思った出来事でした。

 トップ写真のペンタスは7月に買った花ですが、今でもこうして可憐な花を咲かせてくれています。心痛む日々、このような花を見ると少し気持ちが和らぎます。爽やかなままの清瀬であり続けて欲しいと心から思います。


〔726〕「9.16さようなら原発全国集会」(代々木公園)には5000人が参集しました。

2024年09月17日 | 市民運動

 いきなりですが、当日配布された3種類のプラカード?と、その裏に記載されていた当日のプログラムを紹介しましょう。

  2024年9月16日(月、敬老の日)、連日の猛暑とは打って変わって、比較的涼しさも感じる日和でした。でも雨の心配もあり、折りたたみ傘は持参です。
 代々木公園に着いたのは12時半頃、「9.16さようなら原発全国集会」の会場手前で社民党と新社会党の合同集会が開かれていました。

 本会場脇にはいつものように31団体のブースが軒を連ねて、集会に関連した様々なグッズが販売されています。道々受け取ったチラシは約20数種類ありました。配布者の気持ちも考えてなるべく受け取るようにしています。

  本会場には若いシンガーソングライターの片平里菜さんの伸びやかな歌声が響き渡っていました。水たまりを避けて持参の座布団に腰を下ろします。連れ合いは簡易椅子を広げました。

 司会はピースボートの畠山澄子さん、「サンデーモーニング」で歯切れの良いコメントを披露している若手です。この集会の司会は何回目になるでしょうか。

 佐高信さん、落合恵子さんの主催者挨拶が続きますが、いつも杖をついていらっしゃる澤地久枝さんの姿が見えません。ご高齢なので心配です。

 ここからは各地で運動を粘り強く展開している皆さんからの力強い連帯の挨拶と活動報告です。

*多々良哲さん(女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクション)

*織田千代さん(これ以上海を汚すな!市民会議)

*阿部ゆりかさん(3.11甲状腺がん子ども支援ネットワーク)

*相楽衛さん(東海第二原発差止訴訟原告団)
*栗原伸夫さん(核の中間処理施設はいらない!下北の会)
*有田純也さん(新潟平和運動センター)

 写真がなくてごめんなさい。

 最後に叛逆老人代表・鎌田慧さんの「5000人の参加者でした!」という力強い連帯の閉会あいさつがありました。

 この後はいつものように原宿コース(2.3㎞)と渋谷コース(1.3㎞)に分かれてデモ行進です。我々は渋谷の繁華街を通る渋谷コースを選びました。清瀬の仲間も2人参加していました。

 地元に戻ってビールとコーヒーで乾杯しましたとさ。


〔725〕「さようなら原発全国集会」「カウントダウン袴田判決」、そして秀作映画目白押しの秋です。

2024年09月15日 | 市民運動

 連日酷暑が続きますが、いずれも大事な大集会が今週開催されます。どこかで皆さんとお目にかかれますように! 
 そして秀作揃いの映画が続々上映されます。どれかに参加したいと思っていますが、早く涼しくなってくれないかな。

 

 ◆いま、プロレタリア文学を
  いま、都心の路上に寝ている人や公園で食料をもらう
  人らがふえている
             沈思実行(208)
                    鎌田 慧

 本誌に連載されていた、大崎哲人さんのプロレタリア文学紹介の記事
が一冊にまとめられた。
 「プロレタリア文学への道」(論創社)である。葉山嘉樹や黒島伝治、
私の好きな作家たちが登場する。
 最近は労働運動の停滞から、労働や職場をテーマにした作品が鳴りを
潜めている。寂しい限りだ。現実社会の大きな部分、それももっと矛盾
の激しい局面からの表現が、失われていることになる。

 大崎さんの著書に登場する。長野兼一郎(「本名・相良万吉」)は、
まったく未知の作家だが、強烈な印象を受けた。
 友人のフランス文学者・市原豊太に宛てた手紙がある。
 「もう歩く気力もなくなりました。このまま静かに餓死したいと存じ
ます。愚かな乞食など放っておけ。ほんとに生前の御友情を感謝します。
君が朗らかな顔、それは私にとって、大きな幸福でありました」
 旧制一高でドイツ語を学んで翻訳したり、プロレタリア文学の雑誌
「文芸戦線」の編集などをしていた。
 アジア太平洋戦争に召集され、「満州」、フィリピン、ジャワ、ラバ
ウルなどを転戦、肺結核とマラリアを患って本土に召還され、陸軍病院
に入院していた。
 戦後、ペンキ塗りの仕事をしていた時に、突風を受けて地上に転落、
踵(かかと)の骨を砕いて失職。乞食となって子育ての境遇となる。

  乞食なれば砂も頂く南風
  北風吹けば南に坐われ父が楯

 都心の路肩に坐って、「身の上書」を書き、置いてあった。
 「或る時或る日その暮らしの足砕けてつひに路傍の人間屑おゆるし
下さい。伏して一片の餌乞はんのみ。一老兵」

 そういえば、戦後、松葉杖に頼(よ)った傷病兵が道端に立っていた
風景を思い出した。相良万吉は自殺をなんどか試みた挙句、60年2月、
61歳で死亡した。

  「人間が人間らしく生きていく条件を保障できない社会で起きる
死は、『社会的殺人』といっていいのではないか」と著者は書いている。

 いま、都心の路上に寝ている人や公園で食料をもらう人たちがふえ
ている。貧困化が進んでいる。
     (9月4日「週刊新社会」第1369号より)


〔705〕6月24日(月)、都知事選・蓮舫さん支持の清瀬駅頭集会に参加しました。

2024年06月27日 | 市民運動

 6月24日(月)の朝9時から約30分間、清瀬北口のロータリーで、都知事選・蓮舫さん支持の駅頭集会に参加しました。
 司会は宮原りえ市議(立憲民主党)、リレー式にアピールが続きます。小西みか市議(生活者ネット)、ふせ由女市議(共に生きる)、原田ひろみ市議(共産党)、原のり子都議(共産党)、宮本徹議員(共産党)の順だったと思います。

 東京都の予算はスウェーデンの国家予算に匹敵すると言われています。自治体と国を単純比較はできませんが、スウェーデンが実現している教育と医療の無償化と東京都との差異は覆い隠しようがありません。東京都はようやく小中の給食費無償化半額補助を打ち出し、裕福な23区は早速実現しましたが、多摩地区はほぼ半分の自治体だけが手を挙げただけです。中途半端な給食費半額補助が逆に多摩格差を生んでしまったのです。
 私は、大学での教師養成に20年近く関わってきましたが、昨今の学生たちの教職敬遠は深刻な問題です。とりわけ東京都の教職希望が激減しているのです。教員試験の倍率が地方より圧倒的に低いのです。学生たちは教師の仕事の大変さを漠然と感じているのです。
 東京の教育を変革しなくては優れた人材は集まらないでしょう。
  私が新卒だった70年代は美濃部都政で、自由な空気が東京の学校に溢れていたように思います。東京の教育の危機は1999年に登場した石原都政からでした。国家主義的、能力主義的な息苦しい教育現場になってしまいました。
 私にとって都知事は主に教育の視点から選んでいきたいと思うのです。

◆知られたくない過去
  小池百合子氏は、やはり人間として信用できない

                               前川喜平(現代教育行政研究会代表)

 明るみに出れば地位も名声も失う、人に知られたくない過去を覆い隠
すため、それを知る者を殺す。松本清張の「ゼロの焦点」や「砂の器」
はそういう話だ。
 そんな話になるはずはないが、小池百合子都知事の学歴詐称疑惑は、
彼女の過去をよく知る人物の実名告発でいよいよ深まってきた。

 「このまま黙って死んだのでは悔いが残る」との思いで文芸春秋5月
号に手記を寄せた北原百代氏に加え、11日にはかつて小池一家を財政支
援した朝堂院大覚氏が記者会見した。同氏によれば小池氏はカイロ大学
を2年で中退。その後、朝堂院氏の資金援助を受け、ある人物と空手の
雑誌を始めたが失敗、1年後には東京へ帰り同氏の事務所を手伝ってい
たという。

 12日の囲み会見でジャーナリストの佐藤章氏が朝堂院氏の名前を出す
と、小池氏は何も答えずそそくさと立ち去った。
 よほど触れられたくない過去なのなろう。20日の告示日にも街頭に出
なかったのは、これを聞かれたくないからだろうか。

 小池氏の元側近・小島敏郎氏は18日、小池氏の学歴詐称を刑事告発し
た。彼女の「卒業証書」と「卒業証明書」をアラビア語の専門家の協力
を得て検証したところ、その記載内容には矛盾や欠落が七つあった
という。
 世話になった人から次々に告発される小池百合子氏は、やはり人間と
して信用できない。 (6月23日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」)


〔697〕清瀬市の図書館6館を2館にする暴挙「現代の焚書坑儒」に、請願行動で市民が立ち上がりました。

2024年06月02日 | 市民運動

   あろうことか、清瀬市の3月議会で、清瀬市の図書館6館を2館にすることが本会議で決定されました。この暴挙に対して当然ながら市民が請願行動ということで立ち上がりました。(詳しくはブログ〔695〕)
 この請願を支持する立場から、私たち清瀬・憲法九条を守る会と清瀬・くらしと平和の会は定例会後署名活動に加わりました。いつも月1回駅頭行動をしている清瀬駅北口のペデストリアンデッキで行いました。6月1日(土)のことでした。
 実はこの時、別の市民団体が南口で同様の署名活動を展開していました。さらに前日と、この翌日もまたまた別の団体が署名活動をしていました。6月の市議会に間に合わせようという市民の熱意がそうさせたのです。

 この請願は6月19日(水)午前10時からの総務文教常任委員会で討議されます。最終的には6月28日(金)の本会議で決定されますので、多数の傍聴をよろしくお願いします。私たちもできるだけ多く駆けつけたいと思います。現代の焚書坑儒を許さない闘いです。


 ◆裁かれる裁判官           鎌田 慧(ルポライター)

 「ひとたび狙われて、投獄されれば、肉体深く食い込む虐待、あの虚
偽、虚構の、覆われた部屋、あの果てしない、底知れぬ眩暈(めまい)、
最早正義はない」。袴田ひで子さん(91)が22日、静岡地裁の最終弁論で
弟の死刑囚・巌さん(88)に代わって、読み上げた手紙の一節である。

 巌さんは清水市(現静岡市)で1966年に発生した一家4人殺害事件の犯
人として逮捕され、1980年に死刑確定。
 その直後、現実から乖離(かいり)する精神状況になった。
 ひで子さんは「姉はいない」などと拒否されながらも東京拘置所の面
会に通い続けた。「拘置を続けるのは耐え難いほど正義に反する」。

 2014年、静岡地裁の再審開始決定で48年ぶりに釈放された。それでも
検察側は抗告、ようやく22日に結審だった。
 が、検察はまた「死刑」を求刑した。
 茶番というべきか、権威もプライドも捨てた天に唾する愚挙。
 9月26日の判決は120%無罪判決である。
 みそ工場のタンクから「発見」された犯行時の着衣が「証拠」だが、
労働者が自分が手がけた製品に下着を隠すことなどありえない。

 私は、一審死刑判決を書いた熊本典道裁判官を思った。落魄(らくは
く)して福岡郊外の木賃1DKアパートに身を隠すように、一人暮らし
ていた。
 袴田無実を信じていたが、裁判長ともう一人の陪席裁判官を説得でき
なかった。
 重い罪悪感に苦しんだ人生だった。
         (5月28日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」)


〔696〕「殺すな ガザ地区停戦 緊急行動」は、イスラエル大使館前だけではなくアメリカ大使館前でもやりました。

2024年05月26日 | 市民運動

 鎌田慧さんたちの呼びかけに応えた約800人がイスラエル大使館前に結集しました。我々清瀬の叛逆老人数名で駆けつけたところ、なんと、アメリカ大使館前でも抗議集会を行うというではありませんか。ブログにも報告した昨年の集会ではイスラエル大使館前だけでしたが、今回は確実にバージョンアップです。地下鉄での移動がけっこう大変でしたが、集会の梯子をすることにしました。

 ◆「殺すな ガザ地区停戦 緊急行動」
  5/25(土)13時より、イスラエル大使館前

                                鎌田 慧(ルポライター)

 パレスチナ・ガザ地区ラファへのイスラエル軍の本格的な侵攻が
迫っている。ラファに生活していた120万人のうち63万人以上が退避し
た。阿鼻叫喚(あびきょうかん)の地獄というべきだが、イスラエルのネ
タニヤフ首相は「ハマス壊滅を叫び続けている。
 剥き出しのコンクリート残骸、悲しみ慟哭(どうこく)。生まれ落ちた
かいもなく吹き飛ばされる嬰児(えいじ)。悲惨な映像を目にしてなにも
できない。食料も医薬品も遮断され、地上の砲撃、空からミサイルが降
り注ぐ。この連日の暴虐を座視しているだけだ。
 ジェノサイド(集団虐殺)の被害者が80年後に加害者になる歴史の
悲劇。慄然とさせられる。

 「人道危機」として南アフリカは国際司法裁判所に訴えた。ユダヤ人
を優遇し、パレスチナ人を抑圧するイスラエルを「アパルトヘイト
国家」と批判。中南米のニカラグア、コロンビア、北アフリカのリビ
ア、エジプトなども南アの訴えを支持。これからも増えそうだ。
 米コロンビア大学の学生が抗議キャンプ行動を始めたのを突破口に、
連帯キャンプが50大学を超えた。米国が与えた武器でガザ市民が殺され
ている。ベトナム反戦行動が蘇った。
 5月25日13時。地下鉄有楽町線麹町駅6番出口。イスラエル大使館前
で「殺すな ガザ地区停戦緊急行動」をやります。呼びかけ人は雨宮処
凛、落合恵子、佐高信、田中優子、永田浩三、前川喜平、鎌田。
              (5月21日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」)

 登壇者の発言はどれも耳を傾けるものでしたが、メモをとっていないので正確に紹介はできません。写真で集会の様子は感じ取っていただきましょう。

イスラエル大使館近辺、発言者は鎌田慧さん

道路を挟んで800人が参集

清瀬の仲間

佐高信さん

アメリカ大使館近辺、雨宮処凛さん

浅野健一さん

鎌田慧さん

■たんぽぽ舎メルマガ(5025号)より転載

イスラエル政府はパレスチナの人々への蛮行を即刻やめよ  日本・米国政府はイスラエル政府に戦争をやめさせるよう  最大限の働きかけをせよ  5/25殺すな!ガザ地区即時停戦緊急行動に参加して(概略)  小山芳樹(たんぽぽ舎)

◎ 5月25日(土)、イスラエル大使館に近い小さな交差点は12時30分こ ろから、多くの参加者が集まり始めていました。  「ガザ地区即時停戦市民行動」主催の緊急行動は13時5分過ぎから、 呼びかけ人の鎌田慧さんのアピールから開始され、次々に発言がおこな われる。  呼びかけ人の2人=落合恵子さん、神田香織さんのお二人は参加でき ずにメッセージが代読されました。代読は、たんぽぽ舎の横田朔子さん。

◎ イスラエル大使館近くの行動は約800人(鎌田慧さんの発言)、アメリ カ大使館近くの行動は約200人(私の推測)位の参加者でした。アメリカ大 使館近くの集会では、呼びかけ人の浅野健一さんも発言されていました。 たんぽぽ舎は、「殺すな!ガザ即時停戦」「FREE PALESTI NE!」と書いたプラカードを持参し、参考ビラ300枚を配布、参加は 6名、アメリカ大使館ではプラス1名の7名でした。

■たんぽぽ舎メルマガ(5028号)より転載

 「天井無き牢獄」を開放せよ! FREE PALESTINE!  800人の市民・労働者がかけつける 

5/25 「殺すな!ガザ地区停戦!緊急行動」に参加して 

二人のメッセージ(落合恵子さんと神田香織さん)紹介   横田朔子(たんぽぽ舎 ボランティア)  

 イスラエル政府のガザの人びとに対するジェノサイドがエスカレート する中で、5月25日(土)緊急行動に、たんぽぽ舎の仲間たちと参加 しました。主催は、「ガザ地区即時停戦市民行動」。呼びかけ人は、浅野健一、 雨宮処凛、落合恵子、鎌田 慧、神田香織、佐高 信、永田浩三、 前川喜平、柳田 真、柳 広司(敬称略)。

 ―呼びかけー  イスラエル政府によるガザの人びとへの虐殺行為を怒りと悲しみを抱く 世界の人々と連帯します。ひとりひとりの人間の命より大切なものは ありません。憎悪と報復の応酬は、際限なく拡大し、けっして平和を もたらすことはありません。  戦争によって利益を得る者に、この世の居場所を認めてはなりません。  イスラエル政府は、パレスチナの人々への蛮行を、即刻やめよ。 日本政府とアメリカ政府に戦争をやめさせるよう、最大限の働きかけ をせよ。(前川喜平)  

 イスラエル大使館にほど近い歩道には車道を挟む両側に800人の市民・ 労働者がつめかけ、13時開会。  呼びかけ人の鎌田さん、雨宮さん、佐高さん、参加した市民等が登壇。 ガザの悲惨極まりない状況、イスラエル政府の許しがたいジェノサイド に対する抗議等の発言が続き、当日会場に来られなかった落合さんと 神田さんからはメッセージが寄せられ、横田が代読。お二人のメッセージ をぜひ皆さんにお伝えしたく、紹介します。  

 呼びかけ人のイスラエル大使館への抗議行動のあと、電車を乗り継ぎ アメリカ大使館への抗議行動が行われ、散会しました。  

 イスラエルでは、毎週末、商都テルアビブやエルサレムなどで、戦闘 より人質解放を優先するよう求め、ネタニヤフ政権の退陣を求める抗議 デモが開かれており、デモは数千人から数万人が参加し、政権への圧力 を強めている、と報道されています。(毎日新聞、5月2日)  800人の参加者一人一人が周りに呼びかけ、ガザ地区の人々への虐殺 行為を即刻やめさせるよう日本の世論を高めていきましょう。

※メッセージ紹介

○5.25殺すな!ガザ地区即時停戦緊急市民行動   ……まずはガザ停戦! それ以外に何がある!   いまから、ここから、「わたし」から……。                落合恵子    

 こうしている間にもガザの子どもたちは…。想像するだけで息が苦しく なる。私たちは座して、ニュースを観ているだけでいいのか。爆風で羽の ように吹き飛ばされたあの子。食料も水も医薬品もないまま、なぜそう なったのか もわからないまま最期を迎える子どもの、大きく見開いた 眸は何を見ているのか。「飢えて泣く子の前で文学は何が可能か」ととい かけひとがいた。同じ問いをいま私たちはつきつけられている。 飢えて 死ぬ子の前で、大人は何が可能なのか、と。子どもは、どの国の、どの 社会に生まれるかを選ぶことはできない。ヒトラーのホロコースト。 第一次、第二次の世界規模の戦争、ボスニア、ルアンダなどのジェノ サイド。それらの反省もないままガザにおいていままたジェノサイド をおかす。この国は何をしている? わたしたちは何をしている? 米国の学生の抗議行動から学ぶものはないか?  ……子どもは今を生きている。その子どもに、「明日まで待てとは 言えない」。チリの詩人であり教育者であり外交官 ガブリエラ・ ミストラルは言った。  ガザの子どもに、あなたは言えるか?「明日まで待て」

○「殺すなガザ地区停戦緊急行動」へのメッセージ                       講談師 神田香織  

 イスラエルのガザ攻撃開始から7カ月もたつというのに、この明らかな ジェノサイドは終わることなく、激しさを増す一方です。ついには追い 詰められた住民が身を寄せる南部ラファへの本格的な攻撃が始まって しまいました。水もなく食べるものもなくやせ衰えていく子どもたち、 赤ん坊までも殺され続けているこの現状を、私たちはいつまで忸怩たる 思いで見守るしかないのでしょうか。  今、米国はじめ世界中の大学生たちも抗議の声をあげ、闘っています。 日本でも多くの人たちがこれ以上殺すな、停戦しろと訴え続けています。  ネタニアフに問いたい。「イスラエルの子どもたちもガザの子どもたち も同じ子どもだと、なぜ想像しないのか」と。  先の戦争で東京大空襲、沖縄戦、広島長崎への原爆投下と数十万もの 国民が虐殺されるジェノサイドを体験した日本にしかできない仕事、それ が停戦の訴えです。我が国こそ、率先して停戦を強く求めるべきです。 それができないというのなら、私たち市民が、国民が、停戦を求める世界 中の人びとと繋がって、私たちの声でこのジェノサイドを止めようでは ありませんか。「繋がれば力に」を合言葉に!


〔695〕清瀬市民が動き出しました! 「清瀬市立図書館の充実・発展の提案に関する請願書」提出へ。

2024年05月18日 | 市民運動

   澁谷桂司市政の「図書館を6館から2館へ」という暴挙に心ある市民が立ち上がりました。3月市議会の決定はすぐには覆せないということで、チラシにあるように新たに4つのことを提案しています。廃止する図書館の代わりに、地域文庫を充実させたいというのです。さらにそこには、自動貸出機を置いて欲しいという当然の要求などです。
   6月議会ではこうした請願が提出されます。近場の方の傍聴をお願いします。

 

 ◆沈思実行(193)
  過労死を考える(上)
  原因は交代制の深夜労働 疑う妻たちが発言

                   鎌田 慧

 トヨタ自動車で働いていて、過労死した労働者の妻が、初めて弁護士
に会ったとき「どうして車を夜、作らなければならないのですか」と聞
いた、という(「過労死」過労死弁護団全国連絡会議編)。
 それを読んで、ふいを衝かれたように驚かされた。過労死された妻に
してみれば、当然の発言である。それを当たり前にしている「世間」が
批判されている。昼に働いて、夜は寝るのが、普通の暮らしのはず
なのだ。

 実はわたしは出稼ぎ労働者の取材で、トヨタ自動車の本社工場で半年
働き、旭硝子船橋工場で2カ月(ガラス粉末が多く、喘息発作でダウン)
働いたことがある。
 トヨタでも旭硝子でも、交代制の深夜労働は当たり前だった。旭硝子
でのブラウ管製造のラインは、出稼ぎ労働者に任されていて、1時間45
分働いて15分間の休憩、というシステムだった。

 短時間でカネ稼ぎが魅力なので、18時間、24時間を連続して働く人は
珍しくなかった。それもあってか、2カ月で3人が過労死。腰痛、寮の
階段踏み外し、などで退職、故郷に帰った人たちがいた。わたし自身、
状況の酷さを体験記として書いたが、交代制の深夜労働を疑った事は
なかった。

 鉄鋼や窯業、石油産業など、加熱による業種は連続生産が必要だ。
 しかし、自動車の組み立てなどの交代制労働は、生産量を増やすため
だけのものなのだ。それも深夜労働など、人間的な体内時計を無視し、
人間の精神と肉体にいいわけがない。

 近所に住む知人の長男(当時43歳)が夜になっても自宅に帰らず、
翌朝、会社で死亡しているのが発見された。長時間労働とパワハラによ
る異常事態だったが、労基署が取り合わなかった。それで過労死弁護団
連絡会議を組織し、全国の過労死と取り組んでこられた、川人弁護士に
紹介した。その活躍によって労災認定をかちとった。

 大量殺人は戦争ばかりではない。経済戦争の犠牲者としての過労死、
職業病患者は一向に減らない。
 人間のいのちと健康を奪う非人間的生産を規制するのは、裁判ばかり
か、労働運動の役割だ。  (5月8日「週刊新社会」第1354号より)


〔694〕平和のシンボル「アンネのバラ」「反核のバラ」を栽培し、普及させたいという陳情を否決したのは清瀬市議会でした。

2024年05月15日 | 市民運動

 今から3年前の2021年、清瀬で共に市民運動をしている大貫静子さんが、〈“花のまち、清瀬”のもとで「平和を願うふたつのバラの花」を栽培し普及させることを求める陳情〉を清瀬市議会に提案したところ、無残にも否決されました。ふたつのバラとは「反核のバラ」と「アンネのバラ」です。その詳細は、一人会派「共に生きる」のふせ由女市議が議会ごとに発行する「ゆめ通信」をお読みください。
 ところで、陳情に賛成したのは日本共産党市議5人とふせ由女議員だけでした。清瀬自民クラブはもとより、平和の党だったはずの公明党、風・立憲・ネットも反対に回ったのです。

 この5月のはじめ、朝日新聞と一緒に配布される多摩地区の情報誌「アサココ」に「津田塾大でアンネのバラ植樹祭」という記事が掲載されました。「本学の平和研究の伝統を地域と分かち合う良い機会」と関係者は話しています。納得、さすが津田梅子の大学だけありますね。
  さらに、私が運営に協力している練馬区の保育園から「園だより」が届きました。こんな嬉しい一節がありました。
 「バラの季節です。保育園でも平和の象徴とされる『アンネのバラ』が満開です。」

 


〔687〕なぜか、マスコミではあまり取り上げられない「武力で平和はつくれない!」憲法大集会ですが、3万2千人の参加がありました。

2024年05月05日 | 市民運動

 2024年5月3日(金)、今年の憲法記念日に第10回憲法大集会が開催されました。天気が良すぎる有明防災公園に3万2千人が参集しました。昨年の2万5千人をはるかに上回わりました。今年の多くの参加者が憲法改悪の政治状況を危惧しているからだと思われます。
  今年のメインテーマは「武力で平和はつくれない! とりもどそう憲法いかす政治を」でした。

 これだけの人が参加している集会をマスコミはどれだけ取り上げたのでしょうか。
 さすがにTBSのサンデーモーニングではその映像が流れ丁寧に紹介されていましたが、朝日新聞などでも、改憲派集会と護憲派集会を均等に取り上げるだけで、写真は一切なしでした。しかも改憲派を先に護憲派を後にするとは理解できません。憲法を活かし大切にする姿勢を示すのが公器としてのマスコミのあり方ではないのでしょうか。

 さて、我ら清瀬隊(清瀬・憲法九条を守る会、清瀬・くらしと平和の会)数人が会場に着いたのは、ミニステージとオープニングが終了しかけた午後1時頃でした。比較的空いているところに陣取ったのですが、どうやらそこはメインステージではなかったようです。大きなスクリーンにメインステージの様子が映し出されているAミニステージだったようです。なんとこの集会のステージは5つもあったのです。

 この日配られたプラカードは数種類ありましたが、そのうちの3枚を紹介しましょう。裏にはプログラム、スローガンなどが書かれていました。

 最初に弁護士の伊藤真さんのわかりやすい憲法の話の後、日本各地で活動している人たちの話が続きました。例年より若い話者が多かった印象です。映像で見たい人はユーチューブを探してみてください。間違いなく複数アップされていることでしょう。

 我ら清瀬叛逆老人も3時からのパレードに参加しました。比較的短いと思われる豊洲コースですが、2駅分2㎞あります。約40分とアナウンスがあったように思いますが、実際は1時間半かかりました。
 パレード解散後、駅の近くのいつものラーメン屋でお疲れさんの杯を傾けました。