毎月19日の総がかり行動は今ももちろん続いています。マスコミがあまり取り上げないだけなのです。
戦争法が安倍政権によって強行採決されたのが2015年9月19日のことでした。その翌月から19日は総がかり反対行動として、1回も欠かさずに脈々と続けられているのです。
先日の4月19日は「辺野古の海の埋立て工事強行を許さない!4.19大集会」でした。
■辺野古の海の埋立て工事強行を許さない!4.19大集会 4月19日(水)18時半~
場所:日比谷野外音楽堂
共催:基地の県内移設に反対する県民会議
「止めよう!辺野古埋め立て」国会包囲実行委員会
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
妻と、開会より少し早く、夜の6時頃日比谷野外音楽堂に着きました。会場はすでにいっぱいで、座席を探すのが難しい状況でした。3500人が結集したということで、会場には入れなくて、外で聞いていた人も多かったようです。清瀬の仲間のOさんもその1人でした。会場内にはTさんもいましたが。
朝日新聞をはじめ大新聞がこの大集会を伝えない半面、さすが琉球新報は次のように記事にしました。
■琉球新報「辺野古阻止へ連帯誓う 東京で3500人集会」2017年4月20日
辺野古新基地 新基地建設阻止 集会
【東京】名護市辺野古の新基地建設阻止などを訴える「4・19大集会」が19日、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂で開かれ、3500人(主催者発表)が「辺野古に基地は造らせないぞ」などと拳を突き上げた。集会には反対運動中に傷害罪などで逮捕・起訴され、係争中の山城博治沖縄平和運動センター議長も参加した。集会後には銀座へ向けてデモ行進し、道行く人らに連帯を訴えた。
基地の県内移設に反対する県民会議などが共催。集会では安保法廃止や「共謀罪」新設反対も掲げた。
山城議長は「沖縄は動乱のような時代を迎える。決して弾圧に屈せず、前進していこう」と政府が進める新基地建設の阻止に向けた決意をにじませた。
民進、共産、自由、社民、沖縄の風の衆参国会議員が駆け付けたほか、辺野古新基地建設問題や「共謀罪」反対に関わる団体などが取り組みを報告した。
様々な運動家が演壇に立ちました。「虹とモンスーン」というサイトをかりて、どのような人の話を聞けたのか、記録しておきましょう。不当逮捕で、長期拘留されていた山城博治さんの登場には目頭が熱くなりました。
*野平晋作さん(「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会)主催者あいさつ
*沖縄からの訴え、山城博治さん(県民会議)
「四月二〇日に護岸工事強行があるかもしれない。私の逮捕・勾留に対して、たくさんの激励をもらった。権力の幽閉に打ち勝った。ありがとうございます。不当弾圧は辺野古・高江基地建設にノーを言い続ける県民への弾圧だ。六つの容疑で取り調べがあり、共犯関係を聞かれたが、座り込みに弾圧が及ぶので耐えた」。
「腹を決して、安倍の暴走、戦争への道を許さない。明日から屈せず、力強くはねのけ前進する。われわれの力で政治を変えよう」。
*立憲野党からのあいさつ
近藤昭一さん(民進党、衆議院議員)。小池晃さん(共産党、参議院議員)。
玉城デニーさん(自由党、衆議院議員)。福島みずほさん(社民党、参議院議員)。糸数慶子さん(沖縄の風、参議院議員)。
*辺野古問題に取り組んでいる団体からの発言。
・機動隊派遣への住民監査請求裁判について
・土砂搬出問題について毛利たかえさん
・共謀罪反対の訴え。共謀罪NO!実行委員会の中森けいさん
*高田健さん
集会後、銀座・東京駅方向にむけデモ行進を行いました。
家に着いたのは10時頃でした。
最後に鎌田慧さんのコラムを紹介しましょう。
◆怒れる老人たち 鎌田 慧(ルポライター)
先週末、大阪扇町公園「戦争をさせない関西大行動」集会のあと、パレードの終点は、大阪駅近くの西梅田公園だった。
行進してきた人たちの笑顔を眺めていて、わたしは若い人たちが多いのを不思議に思っていた。「若いですね」と思わず隣にいた労組出身のFさんに声をかけてしまった。
20代、30代の若ものが多く、新鮮な感じにとらわれていたのだ。「組合員ですからね」とFさんは当たり前だろう、といった表情である。
主催したのは、戦争をさせない1000人委員会なのだが、参加者に日教組の教員や自治労の地方公務員など、安倍首相や橋下元大阪市長らに嫌悪されている組合員が多かった。それと中小企業の労働者である。
東京での、代々木公園や日比谷野外音楽堂、国会前の集会は、平日の夜が多いこともあって、労組員よりもはるかに高齢者のほうが多い。「怒れる老人たち」とわたしがひそかに思う、60代後半から80代までの昔の若者たちである。
戦争につながる安倍政権の政治に抵抗する大衆運動を担ってきたひとたちは、実はかつて労組の組合員として集会に参加したり、機関紙誌を読んで学習、あるいは学生運動に参加して政治批判の視点を身に付けてきた。
労働運動と学生運動停滞と断絶が現在の暴政を許してきた。
これらの運動が再興されるまで老人が担おう。
(4月18日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)
戦争法が安倍政権によって強行採決されたのが2015年9月19日のことでした。その翌月から19日は総がかり反対行動として、1回も欠かさずに脈々と続けられているのです。
先日の4月19日は「辺野古の海の埋立て工事強行を許さない!4.19大集会」でした。
■辺野古の海の埋立て工事強行を許さない!4.19大集会 4月19日(水)18時半~
場所:日比谷野外音楽堂
共催:基地の県内移設に反対する県民会議
「止めよう!辺野古埋め立て」国会包囲実行委員会
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
妻と、開会より少し早く、夜の6時頃日比谷野外音楽堂に着きました。会場はすでにいっぱいで、座席を探すのが難しい状況でした。3500人が結集したということで、会場には入れなくて、外で聞いていた人も多かったようです。清瀬の仲間のOさんもその1人でした。会場内にはTさんもいましたが。
朝日新聞をはじめ大新聞がこの大集会を伝えない半面、さすが琉球新報は次のように記事にしました。
■琉球新報「辺野古阻止へ連帯誓う 東京で3500人集会」2017年4月20日
辺野古新基地 新基地建設阻止 集会
【東京】名護市辺野古の新基地建設阻止などを訴える「4・19大集会」が19日、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂で開かれ、3500人(主催者発表)が「辺野古に基地は造らせないぞ」などと拳を突き上げた。集会には反対運動中に傷害罪などで逮捕・起訴され、係争中の山城博治沖縄平和運動センター議長も参加した。集会後には銀座へ向けてデモ行進し、道行く人らに連帯を訴えた。
基地の県内移設に反対する県民会議などが共催。集会では安保法廃止や「共謀罪」新設反対も掲げた。
山城議長は「沖縄は動乱のような時代を迎える。決して弾圧に屈せず、前進していこう」と政府が進める新基地建設の阻止に向けた決意をにじませた。
民進、共産、自由、社民、沖縄の風の衆参国会議員が駆け付けたほか、辺野古新基地建設問題や「共謀罪」反対に関わる団体などが取り組みを報告した。
様々な運動家が演壇に立ちました。「虹とモンスーン」というサイトをかりて、どのような人の話を聞けたのか、記録しておきましょう。不当逮捕で、長期拘留されていた山城博治さんの登場には目頭が熱くなりました。
*野平晋作さん(「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会)主催者あいさつ
*沖縄からの訴え、山城博治さん(県民会議)
「四月二〇日に護岸工事強行があるかもしれない。私の逮捕・勾留に対して、たくさんの激励をもらった。権力の幽閉に打ち勝った。ありがとうございます。不当弾圧は辺野古・高江基地建設にノーを言い続ける県民への弾圧だ。六つの容疑で取り調べがあり、共犯関係を聞かれたが、座り込みに弾圧が及ぶので耐えた」。
「腹を決して、安倍の暴走、戦争への道を許さない。明日から屈せず、力強くはねのけ前進する。われわれの力で政治を変えよう」。
*立憲野党からのあいさつ
近藤昭一さん(民進党、衆議院議員)。小池晃さん(共産党、参議院議員)。
玉城デニーさん(自由党、衆議院議員)。福島みずほさん(社民党、参議院議員)。糸数慶子さん(沖縄の風、参議院議員)。
*辺野古問題に取り組んでいる団体からの発言。
・機動隊派遣への住民監査請求裁判について
・土砂搬出問題について毛利たかえさん
・共謀罪反対の訴え。共謀罪NO!実行委員会の中森けいさん
*高田健さん
集会後、銀座・東京駅方向にむけデモ行進を行いました。
家に着いたのは10時頃でした。
最後に鎌田慧さんのコラムを紹介しましょう。
◆怒れる老人たち 鎌田 慧(ルポライター)
先週末、大阪扇町公園「戦争をさせない関西大行動」集会のあと、パレードの終点は、大阪駅近くの西梅田公園だった。
行進してきた人たちの笑顔を眺めていて、わたしは若い人たちが多いのを不思議に思っていた。「若いですね」と思わず隣にいた労組出身のFさんに声をかけてしまった。
20代、30代の若ものが多く、新鮮な感じにとらわれていたのだ。「組合員ですからね」とFさんは当たり前だろう、といった表情である。
主催したのは、戦争をさせない1000人委員会なのだが、参加者に日教組の教員や自治労の地方公務員など、安倍首相や橋下元大阪市長らに嫌悪されている組合員が多かった。それと中小企業の労働者である。
東京での、代々木公園や日比谷野外音楽堂、国会前の集会は、平日の夜が多いこともあって、労組員よりもはるかに高齢者のほうが多い。「怒れる老人たち」とわたしがひそかに思う、60代後半から80代までの昔の若者たちである。
戦争につながる安倍政権の政治に抵抗する大衆運動を担ってきたひとたちは、実はかつて労組の組合員として集会に参加したり、機関紙誌を読んで学習、あるいは学生運動に参加して政治批判の視点を身に付けてきた。
労働運動と学生運動停滞と断絶が現在の暴政を許してきた。
これらの運動が再興されるまで老人が担おう。
(4月18日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)