横浜の村上芳信さんが、地域のミュージカル活動から手を引かれたということで「劇団ひこばえ通信」が100号で終刊になったことはこのブログでお知らせしました。(ブログ19,70参照)でもたぶんじっとしてられないのが村上さん。今度は中学生の学習の手助けをするという活動を始められました。そこで早速「親子きょういく」というミニコミがスタートです。これは「ひこばえ親子きょういく塾会報」ということになりますが、昨日届いたのがすでに2号で、A4版38頁立てという立派なものです。写真もふんだんにあり、とても読みやすいものになっています。
内容は以下の通りです。
〔通信のメニュー〕
1(伴走レッスン)育鵬社版教科書・新編中学社会「新しい日本の歴史」研究
三社の教科書を読みくらべ、「満州事変からフジフ・太平洋戦争」を検討する!
2(夏休み体験学習)地球温暖化 大豆戸・菊名打ち水大作戦に参加!
8.1「菊名川の上に集まれ!打ち水大作戦!!」写真展
3(夏休み自由研究1) 私の生活する地域(保土ヶ谷区峰岡町)の放射線量を測定する!
(夏休み自由研究2) 電気を使ってパンを焼き電気による発熱を味わう!
4(研究ノート)「世界で学力No1の国家フィンランドの教育」映画評と書評
(1)映画評 マイケル・ムーア監督「世界侵略のススメ』2016.5.29 ララポート・トホーシネマ
(2)書評 アマンダ・リプリー『世界教育戦争』 中央公論社
4 わたしの方丈記(編集後記)
発行 親子きょういく塾事務所
『(伴走レッスン)育鵬社版教科書・新編中学社会「新しい日本の歴史」研究
三社の教科書を読みくらべ、「満州事変からフジフ・太平洋戦争」を検討する!』の1部を紹介しましょう。
横浜といえば大阪と並んで、育鵬社の教科書が使われていることで有名です。日本会議のメンバーも多く関わって作られた右翼的・保守的な教科書です。
教科書採択の事実経過を村上さんは次のように書かれています。
◇横浜市では育鵬社版教科書が採択されて
(略)横浜市は2009年8月に8区の中学校で自由社版歴史教科書を採択し、2010年度から使用されていましたが、その後、2011年8月4日には育鵬社版を全市採択して2012年度より全市で使用してきていました。
そして2015年8月5日、教科書改訂による2016年度以降の新編教科書の採択にあたり、横浜市教育委貫会は定例会で育鵬社版の歴史と公民の教科書を採択することを決定しまし
た。今年度から横浜では社会科教科書として新編中学社会版が使用されております。
教育委員会での採択が実にきわどいものであったことは以下の記述でわかります。最後は教育長判断だったのですね。太平洋戦争を、アジア解放のための戦争という大東亜戦争ととらえる教科書を支持する教育長、教育委員がいることに驚きを禁じ得ません。
◇三社の教科書(「満州事変からアジア太平洋戦争まで」)を比較研究する!
わたしは育鵬社版教科書が使用されるようになった今年度、親子きょういく塾生(中学3年生)の定期テスト勉強をサポートする(伴走レッスン)の授業は、昨年度のおこなっていた理科に加えて社会科でも行なうことにしました。親子きょういく塾生の前期中間テストの試験範囲は育鵬社「新編中学社会 新しい日本の歴史」の「第5章 二度の世界大戦と日本」でした。その範囲には「満州事変からアジア・太平洋戦争まで」が含まれていました。わたしは(伴走レッスン)に先立って育鵬社「新い日本の歴史」とともに、東京書籍「新しい社会 歴史」と帝国書院「中学生の歴史」とを読み、3社の教科書を比較研究する方法で研究いたしました。
育鵬社版と他の教科書を読み比べるために前述の2社のものを選んだのは、新しい教科書を採択する2015年8月5日の横浜市教育委貫会で、(委員による無記名での採決の結果、歴史については8社から帝国書院と育鵬社が3票ずつ、公民は7社から東京書籍と育鵬社が3票ずつと票が割れたため、規則で岡田教育長が決定した(2015、8、6朝日新聞記事)」ことを参考に選んだものです。
内容は以下の通りです。
〔通信のメニュー〕
1(伴走レッスン)育鵬社版教科書・新編中学社会「新しい日本の歴史」研究
三社の教科書を読みくらべ、「満州事変からフジフ・太平洋戦争」を検討する!
2(夏休み体験学習)地球温暖化 大豆戸・菊名打ち水大作戦に参加!
8.1「菊名川の上に集まれ!打ち水大作戦!!」写真展
3(夏休み自由研究1) 私の生活する地域(保土ヶ谷区峰岡町)の放射線量を測定する!
(夏休み自由研究2) 電気を使ってパンを焼き電気による発熱を味わう!
4(研究ノート)「世界で学力No1の国家フィンランドの教育」映画評と書評
(1)映画評 マイケル・ムーア監督「世界侵略のススメ』2016.5.29 ララポート・トホーシネマ
(2)書評 アマンダ・リプリー『世界教育戦争』 中央公論社
4 わたしの方丈記(編集後記)
発行 親子きょういく塾事務所
『(伴走レッスン)育鵬社版教科書・新編中学社会「新しい日本の歴史」研究
三社の教科書を読みくらべ、「満州事変からフジフ・太平洋戦争」を検討する!』の1部を紹介しましょう。
横浜といえば大阪と並んで、育鵬社の教科書が使われていることで有名です。日本会議のメンバーも多く関わって作られた右翼的・保守的な教科書です。
教科書採択の事実経過を村上さんは次のように書かれています。
◇横浜市では育鵬社版教科書が採択されて
(略)横浜市は2009年8月に8区の中学校で自由社版歴史教科書を採択し、2010年度から使用されていましたが、その後、2011年8月4日には育鵬社版を全市採択して2012年度より全市で使用してきていました。
そして2015年8月5日、教科書改訂による2016年度以降の新編教科書の採択にあたり、横浜市教育委貫会は定例会で育鵬社版の歴史と公民の教科書を採択することを決定しまし
た。今年度から横浜では社会科教科書として新編中学社会版が使用されております。
教育委員会での採択が実にきわどいものであったことは以下の記述でわかります。最後は教育長判断だったのですね。太平洋戦争を、アジア解放のための戦争という大東亜戦争ととらえる教科書を支持する教育長、教育委員がいることに驚きを禁じ得ません。
◇三社の教科書(「満州事変からアジア太平洋戦争まで」)を比較研究する!
わたしは育鵬社版教科書が使用されるようになった今年度、親子きょういく塾生(中学3年生)の定期テスト勉強をサポートする(伴走レッスン)の授業は、昨年度のおこなっていた理科に加えて社会科でも行なうことにしました。親子きょういく塾生の前期中間テストの試験範囲は育鵬社「新編中学社会 新しい日本の歴史」の「第5章 二度の世界大戦と日本」でした。その範囲には「満州事変からアジア・太平洋戦争まで」が含まれていました。わたしは(伴走レッスン)に先立って育鵬社「新い日本の歴史」とともに、東京書籍「新しい社会 歴史」と帝国書院「中学生の歴史」とを読み、3社の教科書を比較研究する方法で研究いたしました。
育鵬社版と他の教科書を読み比べるために前述の2社のものを選んだのは、新しい教科書を採択する2015年8月5日の横浜市教育委貫会で、(委員による無記名での採決の結果、歴史については8社から帝国書院と育鵬社が3票ずつ、公民は7社から東京書籍と育鵬社が3票ずつと票が割れたため、規則で岡田教育長が決定した(2015、8、6朝日新聞記事)」ことを参考に選んだものです。