昨11月4日(土)、「殺すな、ガザ地区停戦緊急行動」の参加を清瀬・憲法九条を守る会、清瀬・くらしと平和の会の仲間に呼びかけたところ、清瀬駅に6人も参集してくれました。さらに現地では清瀬在住のご夫婦、選挙を応援してくれた方も参加されていました。コロナ禍の前には憲法集会、集団的自衛権反対、さようなら原発などで、仲間で都心に出ることも多かったのですが、久しぶりの結集になりました。ウクライナに続き、ガザの虐殺に心を痛めている人が多いのを実感します。
手前が駐車場の入り口、その向こうに集会本部です。
本部の向こう側にも人がびっしり詰めかけました。
地下鉄有楽町線麹町駅の階段を上がるとそこは交差点、すでに人の波で身動きがとれません。何処に身を寄せれば良いのか、仲間としばし顔を見合わせました。この日の参加者は1600人でした。
本部に向かっての人混み
イスラエル大使館前で集会をすることを阻止されたのでしょう、集会の本部は交差点の一角に留められていました。我々は知り合いに誘われて、駐車場の脇に陣取ることになりました。
午後2時。まずこの集会の言い出しっぺ、ルポライターの鎌田慧さんの挨拶です。
雨宮処凛、落合恵子(代読)、神田香織、佐高信各氏のアピールが続きます。(順不同)さらに若い人たちの迫力があるコメントを頼もしく聞きました。
途中、呼びかけ人がアピール文をたずさえてイスラエル大使館に出向いたようですが、無人で誰も対応しなかったようでした。
その後は、延々と若者たちの演説が続きました。
2時間も立ち続けたので、我々叛逆老人にはつらいものがありましたが、でもまだまだやれると再認識できた半日でした。
(追記)配られていた「パレスチナ収奪の歴史を見ない戦局談義はイスラエルへの同化だ」(早尾貴紀、週刊金曜日、2023/10/20、1445号)は比較的わかりやすい文章でした。
手作りのプラカードを持つ人が多かったです。手前、「殺すな」の旗
■毎日新聞報道の1部
…この日は、東京都千代田区のイスラエル大使館近くで、市民有志による「殺すな!ガザ地区停戦緊急行動」があり、約1600人が参加した。ルポライターの鎌田慧さん、評論家の佐高信さん、講談師の神田香織さん、作家の雨宮処凛(かりん)さんら呼びかけ人をはじめ、さまざまな人が抗議の声を上げた。
当初は大使館前で実施する予定だった。だが、道路の立ち入り規制があり、大使館前での直接のアピールは一部の呼びかけ人のみ、短時間で行われ、神田さんが即時停戦を求める声明文を読み上げた。【明珍美紀】
■たんぽぽ舎メルマガ (4904号、2023/11/076)より
┏┓
┗■1.殺すな!ガザ地区停戦緊急行動がおこなわれた!
| 11/4(土)イスラエル大使館前に予想以上の1600人
| ガザ市民の死者は9000人をこえた…子ども・女性が8割−むごい!
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
◎殺すな!ガザ地区停戦緊急行動が11月4日(土)午後、イスラエル大使
館前でおこなわれた。
主催は、鎌田慧(ルポライター)さんら9人の文化人、学者ら。柳田
は頼まれてビラ連絡先の係になった。
急な呼びかけにもかかわらず、ガザの悲惨な事態を見過ごせないとし
て予想以上の1600人が参加した。緊急カンパは21万円強。たんぽぽ舎も
「ハマスとパレスチナについて書かれた好文=週間金曜日の4頁」(編集
部の許可を得て)をマスプリして参加者に配った。
◎11月4日(土)の呼びかけ人は次の9人。雨宮処凛、鎌田慧、田中優
子、上野千鶴子、神田香織、永田浩三、落合恵子、佐高信、前川喜平。
発言者は、鎌田慧、佐高信、雨宮処凛、神田香織、杉本浩司、柳田真
など。市民何人かの発言もあり、「とめよう!東海第二原発首都圏連絡
会」の横田朔子さんも発言。
日本政府のひどい対応(121ヵ国が賛成した停戦案に賛成せず棄権した
日本)への批判も多くの人から出された。
午後4時に終了。マイクを借りて5分ほど、「東京に一番近い原発が
危ない!」11月18日(土)に神田神保町の日本教育会館一ツ橋ホールでの
集会と短いデモ(古本屋街のデモ)があるので参加を呼びかけ、11.18ビラ
を配布した。400枚があっという間にみんなにこころよく受け取られた。
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「殺すな!ガザ地区停戦緊急行動」・声明文(全文)−
イスラエル大使館へ代表らが届けた文
駐日イスラエル大使館御中 11月4日(土)
ガザ地区は1967年以来、50年以上イスラエルの軍事占領下にあり、2007
年に完全封鎖された。しかし、イスラエルは封鎖下のガザに対して10月
に入り、更なる攻撃を繰り返しおこなっている。これは「集団懲罰」で
あり、国際法に抵触する行為であることは明白だ。経済基盤は破壊さ
れ、住民の多くが極度の貧困状態にある。繰り返される攻撃で、社会
インフラは破壊された。
ガザは「世界最大の野外『監獄』」と言われるが、その意味は、
たんに封鎖によってものが入ってこないということではない。生殺与奪
の権利を占領者が握っているということだ。
そのガザを世界が見捨ててきた。しかし、私たちはこの問題に強い関
心を持ち、立ち上がった。
そもそもイスラエルの問題は宗教と政治の問題であったはずだが、こ
れほどの無差別大量殺人は政治や宗教の問題から大きく逸脱する行為で
あり、これは明らかな人道問題だ。決して看過できるものではない。
私たちはガザ地区に住むすべての人たちの生命と人権を守るためにこ
の問題に関与した。
即刻停戦し、これ以上意味のない大量殺人を繰り返すことのないよ
う、私たちは強く求める。
合わせて日本政府は直ちに停戦のために具体的行動を起こせ。
※ガザ停戦を求め、アメリカ10万人、ロンドン(英)2万人、ドイツ…イ
スラエル支持の政府への批判−欧米のデモ、日本は−?
パリ(仏)数千人−即時停戦求める、インドネシア、ジャカルタ−パレ
スチナの旗で埋め尽くされた。
(以上の2つは、11月6日「東京新聞」朝刊4面より)