東京五輪、、、どうなるんでしょうねぇ~
開催する側のオリンピック委員会や東京都、そして国としては立場から「やる」としか言えない。
しかし、段々と外から「中止」の声が上がり出しています。
世界の流れは「中止」に向かって流れだしています。
会場は無観客・人数制限。 選手は隔離。 練習も選手以外は立ち入り禁止。
入国する人たちに対しては、選手・関係者や客も陰性証明と入国に際して、再度の検査の義務。
入国した人たちの行動制限と、考えなければならない事は数えきれないほど有ります。
それによって選手村などで対応する日本人の準備も違ってくるし、会場となる自治体も実行するにしても中止にするにしても、かなり前に決めてもらわないと右往左往することになります。
2月8日から始まるテニスの全豪オープンが、オリンピック開催の参考になるともいわれますが。
その現状は上手く行ってるとは思えません。
ニュースで言われている様に、錦織選手もチャーター機に同乗していた選手から陽性者が出て、外にも出られない状態です。他にも70名ほどが同じような状態になっているらしい。
大事な試合の前に練習も出来ないのは絶対的に不利で、選手間の不公平が発生しています。
また、その現状に選手が不満を口にしたことで、開催地の住民から批判を浴びている。
選手の不満ももっともだし、感染防止に頑張っている地元民の気持ちも理解でき、解決できない問題となっています。
この全豪オープンには選手と関係者だけで1200人です。
東京五輪の予想は選手と関係者で15000人なので、その規模は10倍以上で競技種目も多いく、それぞれの対処方法も異なってきます。
厳しい規制の出来ない日本で、それだけの人数をさばき切れるかと不安になります。
たとえ完全な無観客でとなっても、選手と関係者だけで15000人もの人たちを管理するのは至難の業です。
中止になると、日本は二度目となります。
過去の中止は ドイツ(1916) 日本(1940) イタリア(1944) と三度有ります。
正確にはロンドンも中止になったのですが、次回に行われたので中止ではなく延期となります。
これらの中止の原因はすべて戦争です。
ドイツ・日本・イタリアと聞くと、、、三国同盟が頭の中に出てきます。
そう、戦争に負けた主な国で、戦後長く敵として国連で扱われてきた国々です。
昔は夏季と冬季が同じ年に行われていたので、日本の1940年の中止は冬季の札幌も含まれています。
オリンピック開催は日本だけの問題じゃないので難しいです。
仮に開催を決定しても、来ることが出来ない国や地域が多数出ることになりそうです。
また個人的にも有力選手が出場しないと言う事もあり、世界NO1を決める大会にはならなくなるでしょう。
マスコミや著名人のコメントで 「ここまで頑張ってきた選手たちの為にも・・・」
こんな事はをよく聞きますが、、、
残念ながら、選手の為にと言う理由は開催・中止を考えるうえで一切影響しないでしょう。
日本人・日本の政治家は「世界の流れ」に反発してまでオリンピック開催を強行する意志は・・・
今までの政治家で、そんな勇気のある政治家は見たことが無い。
流れに反した行動取り失敗すれば、同じ政治家から、マスコミから、民衆から強烈な批判を浴びて、今まで築き上げたものが一瞬で消えるのが日本の社会ですから。
そんなリスクを背負ってまで、世界の流れに逆らうのは難しい。
ただ、どちらになろうとも、菅首相(国)と開催地の小池知事(東京)とオリンピック委員会の三者間での、責任のなすり連れ合いだけは見たくない。
感染対策とオリンピックには何の関係も無いのですが、、、
来年の冬季オリンピックの開催地である北京が準備をどんどん進めていて、これは必ずやるでしょうから、、、
東京オリンピックを中止するのは、、、なんか、、悔しい気持ちになります。