菅首相の長男が関係した違法な接待の問題ですが、、、、
これは超・古典的な官民接待の形と言いつつ、実は何時までも続く出来事です。
そこに権力が有れば権力の拡大を望む者と利益を求める者は無くならない。
安倍首相の時の昭恵夫人も問題になり、問題の真相究明と共に「首相夫人」の立場を明確にするべきと話になったが、、、
結局はそのままになってしまった。
日本の最高権力者・・・首相
その人と深い関係にある人は必ず忖度されます。 これを一般人にするなと言う方が無理。
ただ今回の菅首相の長男と総務省幹部の関係は最悪です。
総務省の人達にすれば「首相・官房長官の長男」の誘いは断りにくいと言う側面はあるにしても、心の何処かに権力者と近づきたいと言う気持ちが無かったか・・・と言うと、怪しいとしか思えない。
それにしても、、、、公務員の実力者を民間が接待するのは、官僚・政治家と企業から地方の小役人と地元の有力企業まで有り、それらの費用は税金で控除される。また、そのお金で高級料亭から地方の飲食店まで潤っていると言うのですから、、、、困ったもんです。
まぁ、これで総務省の連中は国家公務員として処分を受けるわけで、ソコソコ高い代償を払うことになるでしょう。
この問題も政争の具とせず、やはり今後の為にも安倍元首相の夫人の時と同じで、最高権力者の親族はそれなりの指針を作る必要が有ると思います。
夫人の場合は公務を担う事も有るので、それなりに地位を与え、それに伴うルールも必要でしょう。
子供・孫・親・兄弟姉妹が公務員でない場合は一個人としての権利を尊重しても、その方向性は具体的に示しておく必要が有ると思います。
基本はルールを多く作るのは好きじゃない。
しかし、権力者関連はルールを明確にした方がお互いに良いような時代になっていると思います。
サラッとこの接待に関する感想を言いましたが、、、、
菅総理の感覚と言うか、息子に対する行動は完全にアウトです。
これは安倍前首相の時に問題になった、森友・加計・桜を見る会関連とは違っています。
安倍前首相の場合は本人、もしくは身内が直接利益を得るのではなく、直接的には周りの人達が利益を得ている。
菅首相の場合は身内である長男が直接利益を得てるし、それを父親である菅首相が主導しています。
自分が大臣になった時に無職の長男を大臣秘書官にして、税金で所得を得ると共に大臣秘書官と言う肩書も与えた。
何の知識も経験も無い長男をいきなり大臣秘書官です。
当時の菅大臣が大臣をやめると、長男を元・大臣秘書官の肩書で自分が総務大臣として関係の有った会社に高い地位で就職させた。 何もかも父親の菅首相が作った道を歩かせていたのです。
そりゃあ~国の権力を使って自分が今の位置にいる事は、この長男でなくてどんなアホでも理解するでしょう。
自分の電話で「飯を食おう」と言えば、国の中枢で働く官僚がノコノコやって来る。その支払いも会社に支払わせる。
こんな楽しい遊びは無いでしょうね。
これは何度も言いますが、安倍前首相と違って直接的な私利私欲の行動です。
それらの事が法に触れるとか、触れないの問題ではありません、、、、とにかく感じが悪い
ここはキッチリと謝罪と反省をしてもらわなくちゃ、、、、やっとれん