「しかし、イスラエルの子らに対しては、犬でさえ、人だけでなく家畜にも、だれに対してもうなりはしません。こうして主がエジプトとイスラエルを区別されることを、あなたがたは知るようになります。」(出エジプト記11:7新改訳)
過ぎ越しはやがて到来するキリストの再臨と艱難(かんなん)時代の型である。ほろぼす御使いがエジプト中をめぐり、長子という長子は頓死(とんし)したが、イスラエルでは猫の子一匹死ななかった。そして彼らはモーセに率いられ、エジプトから出て行ったのであった。▼ちょうどそのように、キリストがはなよめを迎えに空中までお出でになると、御霊をいただいた聖徒たちは復活、栄化して主のところに携(たずさ)え上げられる、つまりエジプトから出ていくのである。これが本当の出エジプトだ。主イエスはその日のために、天にあって昼も夜もはなよめの完成を待ち、みわざを進めておられるとは、なんと感謝であろう。艱難時代に取り残されないため、今のうちに明確(めいかく)な救いにあずかり、ご聖霊を内に宿す者とさせていただきたい。