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ばあちゃんのひとりごと

ベビーヒーリングタッチ研修会 2013,12,8

2013-12-11 08:26:17 | いるかこもれび助産院
12月8日10時から15時まで
13名の参加者の皆さんと楽しいときが持てました。
その時の講座内容をお知らせします。


頭の歪みのある児は、股関節が硬い、下肢の緊張感が強い、大腿内転筋が弱い傾向。
両下肢を丁寧に撫でおろす。(新生児の場合は10回、3ヵ月以降は20回~30回)
そして片足ごとに撫でるようにします。(新生児は行わない、個人差があるが1ヵ月以降)
ハイハイが苦手の一因として、太ももの内側の筋肉(大腿内転筋)が弱い場合があります。    
大腿内転筋を促すためと太もも全体のバランスをとるための指導が重要です。
このために膝頭を真正面(正中線)にして撫でること、
内転筋弱化の場合、股関節屈曲・外転・内旋になっている場合が多い、
内転部分が異様にぽちゃぽちゃした感触があります。注意深く観察します。



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☆頭の歪みのある場合の撫で方
☆背中に緊張がある場合の撫で方
☆大腿内転筋が弱い場合の撫で方
  お母さんを励まし、全身ソフトタッチを朝夕必ず行なうように促します。
  2週間くらいで改善されます。
  脊柱起立筋(後頭部から尾てい骨にある筋肉)を促すように指導します。
補足
脊柱起立筋は背部伸展する筋肉であり、背部を支える重要な筋肉のひとつです。
新生児からベビーヒーリングタッチをする場合は、脊柱起立筋を中心にさするだけでも、
首を挙げる時間は数秒から徐々に時間が長くなります。歪みの矯正に有効です。

  手先から脇腹、足全体も伸ばすように撫でおろします。

  脇腹の伸展は、脇腹側の胸郭を広げるため、呼吸が深く穏やかになり体がくつろぎます。
  新生児は、強く撫でると緊張がより強くなり屈曲します。やさしく撫でるように促します。
  頭の歪みや背中の緊張が強いために体が歪んでいる場合は、全身をやさしく撫でると背中が真 
  っ直ぐになり、腹臥位、背臥位ができやすくなります。
  ただ、うつ伏せは重心が後頭部にあり臀部は上がった状態になります。
  顔が寝具で圧迫される場合があるため要注意。しかし、ほとんどの児は自由に顔の向きを変え
  ることができます。


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2ヶ月後半頃から「非対称性緊張性頸反射(ATNR)」が出現                            *顔面側 伸展  後頭部側 屈曲 (弓を射るような姿)非対称性の姿勢を始める
顔が真っ直ぐ上を向くように促します。(新生児から撫でると真っ直ぐになります)

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☆母子相互作用で信頼を深める方法
赤ちゃんの目を見て今から始めることを伝えます。
お母さんのハートと赤ちゃんのハートを合わせ3分程抱っこします。
そして服の上から下肢・お腹・胸・背中とベビーヒーリングタッチ、ベーシック法を行ないます。
アイコンタクトの意義をインストラクターは親切に伝えること。
愛着とは、児が必要とする時「真の愛」で応えること。(児が主体である)・・・虐待、ネグレクト予防になります。
ベビーヒーリングタッチは、すべての児が「育つ力」を持って生まれています。その力を育む手助けです。


以上を午前中に
3ヵ月のモデルをお母さんに撫でていただきながら実践していただきました。


参加者が二人組になり、双方を撫でて感触を味わい、
更に組み替えをして、人によりソフトタッチもいろいろな圧になることを実感していただきました。


お母さんたちは心の不安が伴い、赤ちゃんに集中できない状態であることを踏まえることが大事である。
では、その心を感じていくために私たちはどのような状態でいなければならないかを午後に学び合いました。


明日のブログに続きます・・・・。