ファチマの聖母の会・プロライフ

お母さんのお腹の中の赤ちゃんの命が守られるために!天主の創られた生命の美しさ・大切さを忘れないために!

「生命」を軽視して何が「国体」か?【国体文化】平成 29 年 10 月号より

2017年12月11日 | プロライフ
「生命」を軽視して何が「国体」か?
【国体文化】平成 29 年 10 月号より転載

「生命」を軽視して何が「国体」か?
里見日本文化学研究所特別研究員 ポール・ド・ラクビビエ

「国体」の危機

日本中から子供が居なくなりつつある。このままの勢いで行くと、日本は今に老人ばかりとなり、ひいては急速な人口減少を迎える。

他の諸問題、皇位継承有資格者の不足に伴う皇統断絶の恐れを始め、少子高齢化に伴う社会保障制度の危機、人手不足を理由とする外国人移民の受入れなどは、全て新しい生命の不足、ひいては国民としての生命力衰退に由来する。このままでは、日本人によって構成されている生命体系としての国体が消えてしまう可能性がある。これこそ、国体の大危機である。余計なお世話かも知れぬが、日本にとって、これより深刻な問題はないと思う。いくら「戦後レジームからの脱却」だの、「天皇陛下を中心とする国体の脱却」だのと云ったところで、それらを受け継ぐべき若者たちの数が減ってしまったら、過去から受け継いできた伝統、連綿たる国体に対する自覚と信念の大部分は失われることにならう。

逆に、子供の数が増えれば、皇室を始めとする各々の一家に伝統や歴史の継承者ができる。また、経済活動を維持するために、移民などに頼る必要もなくなる。ゆえに、国体護持は、日本人の生命を擁護することから出発せねばならぬ。そうでなければ、どんなに努力しても無意味であろう。

 「生命」の尊厳を冒す堕胎

では、日本人の生命を擁護するためには何が必要か。まず何よりも、「生命」の絶対的尊厳を確立することだ。具体的には、「人工妊娠中絶」などという婉曲表現を用いることにより「堕胎」すなわち「赤ちゃん殺し」を肯定する発想を打ち砕かねばならない。少なからぬ現代日本人は、「堕胎」に後ろめたさを感じつつも親のエゴを近代主義によって合理化・合法化し、罪なき赤ちゃんを見殺しにしている。

現行の刑法においても堕胎した女性は「一年以下の懲役」、堕胎を手伝った医療従事者は「三月以上五年以下の懲役」と定められているにもかかわらず、母体保護法には「妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの」、「暴行若しくは脅迫によつて又は抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの」の人工妊娠中絶が認められている。これらの規定は、連合国軍による占領下の昭和二十三年七月十三日に成立した優生保護法が基になっている。とりわけ、経済的理由に基づく人工妊娠中絶を合法化する部分は施行直後の昭和二十四年六月に加えられた。その背景には、連合国関係者の子を妊娠した日本人女性の堕胎を可能にするという身勝手な理由に加え、日本の再生を妨げようとするアメリカの意図、より正確に言えばアメリカ支配層に入り込んだリベラル左派の意図があったと見るべきだろう。

これに対し、カトリック教会と生長の家は昭和四十年代に《優生保護法改正期成同盟》を結成した。将来の優れた労働力の確保という観点から、日経連も中絶の抑制を主張したこともあり、国会に改正案が上程されたものの、フェミニスト団体などの反対運動を受けて成立には至らなかった。平成八年、障害者差別に繋がる「優生」の語を避け、優生保護法から母体保護法へと法律の名称が改められたものの、堕胎を巡る規定は改正されぬままだ。

その結果は、実に恐ろしい。厚生労働省による以下の統計を見て欲しい。

何百万の日本人が、両親のエゴにより、この世の空気を吸うこともできぬうちに生命を断たれたのだ。また、堕胎は両親とりわけ母親に大きな精神的ダメージをもたらす。にもかかわらず、人を救うはずの医療従事者が、赤ちゃんを殺しても罪に問われぬどころか報酬を受け取っている。人口の増加が阻まれたこともさることながら、両親や手を貸した医療従事者は「赤ちゃん殺し」の罪を犯しているのだ(その上、死んだ胎児が科学実験の対象として冷凍されるということさえある)。これを、生命体系としての「国体」に対する破壊行為と言わずして何と言うか。

覚悟は宜しいか

読者各位に問いたい。貴方は、それでも平気なのか。

悪魔でない限り、平気では居られまい。

そうである以上、「国体」を守るには、まず堕胎を禁ずることが必要だ。それは、「生命」を救うことであると同時に、エゴイズムを克服することでもある。「生命」に対する畏敬と個人を単位とする近代主義の克服なくして、真の意味における「国体」護持は不可能だ。幸いなことに、日本においてはフランスよりも堕胎は正当化されていない。法律を改正して堕胎を禁ずることは、難しくないはずだ。

法律を改正するためには、世論の喚起が必要だ。筆者は、去る七月十七日(海の日)、「命の行進・マーチフォーライフ」に参加した。これは、優生保護法が成立した七月十三日に因み、なおかつ「海の日」と「生みの日」の語呂合わせに基づき開催されたものが開催された。これは、一番小さく、一番か弱く、(原罪を除いて)罪のない、愛さずにいられない赤ちゃんの「生命」の尊さを訴え、堕胎の禁止を求めるものだ。

堕胎の禁止を公的な場で訴えることに大切であるが、個々人の日常生活において出来ることもある。それは、多くの子供を授かることだ。それは、測りしれぬほど嬉しいことであり、光栄なことであり、大事なことであり、幸せなことである。また、躊躇や無気力として現れるエゴイズムを拭い去る契機でもある。

皆さん、心配することはない。日本たる国民よ!

陛下の忠誠たる臣下よ!

覚悟は宜しいか。現代の戦いは、「生命」のための戦いだ。武器でもなく政治でもなく、家族を以て、家を挙げて戦わなければならない。多くの子供たちが立派に育ちさえすれば、国体の護持は自ずから成り立つのだ。ゆえに、私は神の御前で以下の祈りを繰り返すのだ。

「主よ、我らに家族を与え給え!主よ、我らに聖なる家族を与え給え!主よ、我らに多くの聖なる家族を与え給え!」

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命の行進・マーチフォーライフ

【執筆者略歴】一九九〇年フランス生まれ。セルジー・ポントワーズ大学数学部卒業。同大学院にて歴史学を専攻した後、来日して慶應義塾大学大学院経営管理研究科にてMBA取得。現在は、外資系銀行に勤務しつつ、フランス国体と日本国体の比較研究を続けている。


北朝鮮は“監獄共和国”

2017年12月09日 | 迫り来る危機
北朝鮮の強制収容所、その劣悪な実態とは…!!
北朝鮮人権記録保存所、脱北者1万3000人を対象に調査
より引用

●政治犯収容所などの強制拘禁施設が、少なくとも480カ所ある。
●拘禁施設で食事が与えられることはほとんどなく、収容された人たちは自分の力で農作業などを行い、食料を手に入れなければならない。
●教化所では地面に稲のわらを敷いて寝る。
●豚を飼っていた畜舎に壁が設置され、教化所として使われ、30人ほどしか入れないスペースに、100人以上が収容された。
●取り調べを受ける際には、ごく当たり前のように激しい暴行が加えられる。
●北朝鮮は“監獄共和国”といえるほど、全国に多くの収監施設がある。

「北朝鮮収容所」を伝えるイラストが恐ろしい
残念なことに日本でも日本人の胎児が人間として取り扱われていない。北朝鮮での政権が人民に対する態度のようだ。ファチマのマリア様、日本の未来である胎児たちをお守りください!









北朝鮮の強制収容所、その劣悪な実態とは…!!
北朝鮮人権記録保存所、脱北者1万3000人を対象に調査
より引用

政治犯収容所などの強制拘禁施設、少なくとも480カ所

北朝鮮には政治犯収容所や労働鍛錬隊など、少なくとも480カ所以上の監獄や強制拘禁施設が存在することが分かった。

北朝鮮の人権問題に取り組む「北朝鮮人権記録保存所」は26日、1万3000人以上の脱北者の証言に基づいて行った調査結果を公表した。それによると、現在北朝鮮には拘留場や労働鍛錬隊がそれぞれ210カ所以上、教化所23カ所、教養所5カ所、集結所27カ所、政治犯収容所6カ所が存在することが確認された。

北朝鮮の拘留場は韓国の警察署内にある留置場と同じようなもので、全国210以上の市、郡、区に1カ所ずつ設置されている。集結所と教養所は、北朝鮮の刑法では定められていない拘禁施設で、2000年代以降は強制送還された脱北者などを、裁判を経ずに拘禁する施設として使用されている。教化所は韓国の矯導所(刑務所)のようなもので、裁判によって判決が下された者が、強制労働などに従事する施設だ。政治犯収容所では劣悪な人権弾圧が行われており、これまでに耀徳、鳳倉里、咸鏡北道会寧など6カ所が確認されている。

1990年代後半に咸興教化所に収容されていたある脱北者は「何もない土地に500人以上が連れてこられ、シャベルだけが与えられた。自分たちで土地を掘り返して生きていけということだ。本当にたくさんの人たちが死んでいった」と語る。別の脱北者は「教化所では地面に稲のわらを敷いて寝る」と証言した。拘禁施設で食事が与えられることはほとんどなく、収容された人たちは自分の力で農作業などを行い、食料を手に入れなければならないという。

家畜を飼っていた畜舎が監獄として使われたケースもある。2000年代後半に収監生活を送ったある脱北者は「豚を飼っていた畜舎に壁が設置され、教化所として使われていた。30人ほどしか入れないスペースに、100人以上が収容された」と話した。

国家安全保衛部などの取り調べを受ける際には、ごく当たり前のように激しい暴行が加えられる。脱北者らは「足の爪がはがれ落ちるほど何度も殴られた」「(暴行で)唇や鼻がつぶれても、そのまま放置された」と証言した。女性の脱北者は「集結所で指導員に性的暴行を加えられた後、強制的に堕胎させられた」と述べた。

記録保存所の関係者は「北朝鮮はこのような強制拘禁施設の存在を外部に一切公開せず、うその情報ばかりを提供している」と語る。北朝鮮は23カ所ある教化所のうち、沙里院教化所(黄海北道)、チョンネ教化所(江原道)など3カ所については公式にその存在を認めている。ただし、これらの施設は展示用として運営されているとのことだ。

北朝鮮人権記録保存所のユン・ヨサン所長は「北朝鮮は“監獄共和国”といえるほど、全国に多くの収監施設がある」と述べた。

お腹の赤ちゃんを大切にする加賀市生命尊重の日条例

2017年12月05日 | プロライフ
石川県加賀市(2015年の人口67,186人)は、今年6月26日 平成29年第2回 加賀市議会定例会で「お腹の赤ちゃんを大切にする加賀市生命尊重の日条例」(議案第48号)可決し、条例として定め、交付しました。

○お腹の赤ちゃんを大切にする加賀市生命尊重の日条例

平成29年6月26日
条例第27号

(趣旨)
第1条 この条例は、お腹の赤ちゃんを社会の大切な一員として温かく迎えられるように、お腹の赤ちゃんと妊産婦を大切にするまちづくりの実現に向け、お腹の赤ちゃんを大切にする加賀市生命尊重の日(以下「生命尊重の日」という。)を定めるものとする。

(生命尊重の日)
第2条 生命尊重の日は、7月13日とする。

附 則
この条例は、公布の日から施行する。


お腹の赤ちゃんを大切にする加賀市生命尊重の日条例
平成29年6月26日 条例第27号
(平成29年6月26日施行)


「お腹の赤ちゃんを大切にする加賀市生命尊重の日条例(案)」についての意見募集結果

公募期間平成29年5月11日(木)~平成29年5月24日(水)

周知方法 市ホームページ、かが交流プラザさくら(加賀市健康課)、市役所総合案内、山中温泉支所、各出張所、各図書館、各地区会館で供覧

提出方法持参、郵送、ファクシミリ、電子メール応募件数39件(市内23件 市外16件)

意見の結果と市の考え方

意見の概要
1妊娠中の胎児の命を尊重していくことは人としてとても大切なことです。これまでは子どもを生むのも、育てるのも母親ということが当たり前のようにありました。子どもを生むのは母親にしかできませんが、子どもを育てるのは家族、地域社会の役割でもあると思います。子どもは1人では育ちません。子ども及び子育て家庭を地域社会で守っていくことが大切だと思います。その為にも、望まない妊娠を減少させるために学童期からの「いのちの授業」が絶対に必要だと思います。女性が自分自身を大切にしていく為に興味本位や暴力による性交渉を廃絶し、誰からも祝福される妊娠、出産につなげていくことこそが、母子共の生命が尊重されていくと思います。
「加賀市生命尊重の日条例」と「いのちの授業」を一体として取り組んでいただきたいと思います。
【市の考え方】
お腹の赤ちゃんを大切にする機運を高めていくには、制定がひとつのきっかけと考えております。
子育てには親が、家庭が、地域社会が、子どもを大切に育て見守り続けることは重要であり、またその親自身も支えあう環境によって安心した子育てへとつながるものと考えております。そのためにも提案いただいたことも参考とさせていただき、いのちの大切さに関する啓発活動を行ってまいります。

2安心して妊娠・出産・子育てができる加賀市。妊産婦もお腹の赤ちゃんも社会の一員として尊重されるまちづくりをめざす今条例に賛成です。

3お腹の赤ちゃんを大切にする加賀市生命尊重の日条例(案)の趣旨に賛同いたします。

4日本一赤ちゃんを大切にする加賀市になってほしいので今条例に賛成します。応援しています。

5安心して妊娠、出産、子育てができる加賀市にして欲しいので賛成です。

6子供の命を尊重する事に大いに賛成します。応援します。

7赤ちゃんを大切にする加賀市になってほしいので賛成します。

8条例の制定におおいに賛成いたします。もう少し早い時期に案内があればもっともっと市民の皆様より賛成の意をいただけたと思います。

9加賀市生命尊重の日条例制定に賛成します。

10「お腹の赤ちゃんを大切にする加賀市生命尊重の日」に賛成です。妊娠して不安が少しでも軽減し、出産、育児と住みやすい加賀市になる事を希望します。

11弱い命をないがしろにしないための対策等「生命尊重の日」を応援します。

12加賀市民として新しい命が一人でも多く誕生する事を心より願っています。「生命尊重の日」大賛成

13条例の制定には賛成いたします。

14賛成します。

15賛成です。

16私は妊娠中に息子の病気を知らされ、どんな姿で産まれてこようと自分たちの子なので、育てていける!と思い出産し、育ててきました。なので「お腹の赤ちゃんを大切にする」という部分は良いと思います。しかし、息子とともに、ボランティアや講演活動をしていますが、ここ最近の子どもたちからは「死んだ人や」「近寄らないで、うつる」など心ないことばをあびせられるようになってきました(以前はない)。
「お腹の赤ちゃん」と限定せず、すべての大切な命を尊重する日にしてほしいと願います。そのためには、保育園から命の教育をしてほしいと思います。
【市の考え方】
お腹の赤ちゃんを「いのちの始まり」と考え、産み育てたくなるような環境整備や地域社会の意識を高めることが、次世代を担うすべての子どもたち一人ひとりに対して思いを寄せることにもつながるととらえております。提案いただいたことも参考とさせていただき、いのちの大切さに関する啓発活動を行ってまいります。

17・「お腹の赤ちゃんは母親の一部ではない」ということを知りました。
・親の都合で中絶される胎児が多くいることを知り、経済的な援助や心のサポートがあれば産声をあげられた赤ちゃんも沢山いたと思う。
・加賀市がいのちの始まりからすべての命が温かく迎えられる社会になってほしいと思います。・若い人達に知ってもらう機会を作り、伝えてほしい。
【市の考え方】
妊娠期の女性が持つ不安や悩みは心身の不調や家庭環境の問題など、多様であり、妊娠期から切れ目のない一人ひとりに応じた相談、支援に努めております。個々の相談対応と産み育てたくなるような環境整備や地域社会の意識の向上のために若い年代も含め、いのちを大切にする啓発活動として考える機会を設けていきたいと考えております。

18安心して妊娠出産子育てができる加賀市になってほしいので条例に賛成します。それが加賀市の人口増加にもつながるのではと思っています。
【市の考え方】
市は子育て環境の整備として、これまでも「子育て安心パッケージ」と銘打って子育て支援策を展開しておりますが、この制定がさらに人口増加にも影響するものと思っております。

19出産や育児、就学への行政の応援・支援は、少子化の今日、全国的に展開されているが、妊娠した妊産婦が安心して出産にまで至ることを行政が市民の先頭にたって支援する。素晴らしいことです。また、この条例制定は、妊娠中絶の減少にも歯止めとなることと思い、心より賛同いたします。安心して若い家族が住める環境づくりを、今後も一貫して支援して下さることを切に願って止みません。

20「生命尊重の日」がある事により少子化対策につながっていけばとても良い事だと思います応援します。

21条例等はないよりあった方が良いと思う。しかし、市としてどのような取り組みを進めるかが大事である。「子育て応援ステーション設置」とあるが、市民はどれくらい知っているか。市や他市の産婦人科と連携して広く妊婦さんにこのような施設がありますよ、こんなことをしています(ものすごく具体的に)というようなパンフレットを作り紹介してもらうことが重要であると思う。
【市の考え方】
平成28年10月から設置している「子育て応援ステーション」として、市内及び小松市の産婦人科や市内保育園等にリーフレットの設置及び新聞や広報かが10月号で活動の紹介をしております。また、母子手帳交付時には妊婦さんに相談を聞きながら情報提供をしております。今後も市民に広く伝わるよう、パンフレットの作成も含め周知をしていきます。

22なぜ、7月13日が生命尊重の日になったのですか。
【市の考え方】
7月13日は母体保護法の制定された日であり、母体の生命と健康の保護を目的としております。加賀市は母性の尊重とお腹の赤ちゃんも一人のひととして尊重されるよう「シンボルの日」として定めたものであります。

23条例の制定には賛成です。ただし、第2条の「生命尊重の日は7月13日とする。」については唐突に感じます。7月13日とする理由を分かりやすく記述したほうが良いのではと思います。


参考ご意見(市外の方の意見につきましては参考ご意見とさせていただきます)

24加賀市の「お腹の赤ちゃんを大切にする加賀市生命尊重の日」の制定に賛成するとともに、素晴らしいことであると思います。今を生きている私達は、一人の例外もなく全員が、それぞれの母親のお腹の中で40週(=280日間)を過ごして生まれて来ています。人は、お腹の中で過ごした期間も生まれて数年間の期間も明確な記憶はありませんが、幼児期以降にすくすくと逞しく育っていくためには、このお腹の中の40週間とその後の数年間を、特に大切に温かく扱ってあげることが不可欠です。人間にとって、この期間(胎児と赤ちゃん)は例外なく特に弱い存在であり、外部からの絶対的な保護がなければ、間違いなく生命は途絶えてしまいます。近年、日本国内において「生命軽視」と考えられる事件が頻発しており、「こんな状態で、日本は本当に先進国と言えるのか?」と悲しさと憤りを感じることが多々あります。そんな中にあって、加賀市が全国に先駆けて条例で「お腹の赤ちゃんを大切にする生命尊重の日」を制定することは、同じ県民として誇らしく、その意義はとても大きいと思います。必ず実現されんことを祈ります。

25賛成です。命は授かりもの、決して作るものではないと思います。胎児も人間。私たちと同じ一人の人間です。小さな命を大切にする条例案に賛成します。

26本条例を設置することの意義を、条例の実現化のために強いリーダーシップをとられた宮元市長の先進性とそのご努力に心から敬意を表します。他市にも波及することを期待します。

27素敵な取り組みに敬意を表します。日本一、石川県一で先がけて取り組みエールを送ります。我が市にも、日本の至る地にも、そんな条例が制定されたらいいですね。

28小さな命、弱い命がないがしろにされている現実を考えると、一年に一日でも生命の尊さ、かけがえのなさを再確認するそんな日があれば良いと思います。

29ある障害者の母親がこの円ブリオ運動に賛同しており私にメールがありました。大正時代の金子みすずの詩を述べ「みんなちがってみんないい」んですねとメールにありました。障害児を我が子に持つことは大変なことです。特別支援学校で長年仕事をしおり、その実態はよく理解しています。障害児が生まれる可能性は誰にもあります。円ブリオの趣旨を大切にするには、彼らが生を受けたあとのフォローを一層強めていく必要があるし、市政の方向や一般市民の理解と支援が不可欠であります。長く、金沢手をつなぐ親の会を支援してきて、生まれた後の周囲の理解支援の大切さを強く思っています。

30今生きているのも、不思議なご縁で活かされているのだと思います。講演会の講師である水谷もりひと氏は「両親がいてその前には2組ずつの夫婦というように30代くらいさかのぼって足し算をすると16億2453万8026人の先祖がいるのです。この中の1人でも欠けたら皆さんは存在しない」と言われていましたが、1人でもかけるとそれだけの人生が生まれないから少子化になるのもあたりまえだと思います。将来日本人は0人になるという人もいますが、国として人口問題を真剣に考える必要があると思います。

31胎児はれっきとした人間です。子どもの社会の宝、かけがえのない生命です。その生命を加賀市が先頭になって温かく迎えようとされていることに頭が下がります。加賀市が風穴を開けていただけたらと心よりお祈りしております。

32お腹の赤ちゃんと妊婦を大切にする今条例に賛成します。生命を尊重するまち。きっと笑顔あふれる住みやすいまちになるでしょう。

33加賀市による「お腹の赤ちゃんを大切にする生命尊重の日」制定に賛同します。お腹の中の小さな赤ちゃんにも私達と同じく、大切な命が厳然として存在します。この条例が日本中に広がる動きの第一歩となりますよう応援いたします。

34豊かな時代とは逆にいのちが軽んじられている様に感じられる昨今です。「お腹の赤ちゃんを大切にする生命尊重の日」が生命の大切さを考える日になる一日となると思います。加賀市から全国にいのちがあたたかく迎えられる社会になってほしいです。応援しています。

35以前に加賀市内在住の障がい児をもつ親子の講演で「産まれてくる子がどんな子でも自分たちの子供なら育てていけるね」との言葉に共感し、子どもたちや育児中の親、祖父母等たくさんの人々に対して、今年3月に「命を親子で考える一日」として、その親子の講演会を主催しました。会場には91名が参加し共感を得ることができました。今後も「この時代の子供たちにとって大切なのは何か」を考え、この親子の講演会を企画していきます。加賀市でもこの親子の講演会を開いてほしいです。

36赤ちゃんは天からの授かりものと言われる。命の誕生や選別は人間の支配する領域ではないと私は思う。すべての授かった命の大切さを考えるためにもすべての命の始まりである胎児の命を大切にする条例は賛成である。行政が望まない妊娠をした女性への相談窓口、経済的に妊娠や出産を躊躇う女性の支援、あるいは産前産後休暇の整っていない職場の女性のための子育て支援など切れ目のない支援をすることは女性にとって大きな力だと思う。逆境の中で生まれてくる命はもちろんすべての命は周囲の人たちの支えがないと守れない。加賀市の行政が積極的に支援することは理想の社会の実現のはじまり、第一歩だと思う。

37安心して妊娠、出産、子育てができる加賀市にしてほしい。生命尊重の日条例に賛成します。

387月13日は母胎保護法の定まった日とお聞きしました。加賀市生命尊重の日条例とすることで母胎保護法の現実を多くの人に意識してほしいと思いました。のぞまない妊娠で安易におろしてしまうことのないような加賀市になることはすばらしいと思います。
39生命はだれのもの?それは、一人の人格としてみとめる社会だと思います。生命尊厳の社会を築いていけたら良いと思います。

7月13日は、ファチマの聖母の日、生命尊重の日

2017年12月03日 | プロライフ
Webみやざき中央新聞
くるみの談話室 2693号(2017/05/01)
7月13日を生命尊重の日に
より転載

代表 松田くるみ
先日、「生命尊重センター」の研修会に呼ばれて講演をしてきました。

同センターは、産みたくても産めない事情のあるお母さんをサポートして、お腹の赤ちゃんを無事に生んでもらうことを目的にしています。

「8週までの胎児」を英語で「エンブリオ」といいます。その「エン」を「円」にかけて『円ブリオ基金』と名付け、ひと口1円の募金でお腹の赤ちゃんを救おうという活動をしています。

始まりは1982年、マザー・テレサが来日した時に遡ります。マザー・テレサは「日本は美しい国ですが、心の貧しい国です」と、日本の中絶の多さを嘆かれました。それを受けて「胎児も社会の大切なメンバー」と訴えてきました。

私がこの活動に関わるようになったきっかけは、大学3年生だった娘の妊娠です。娘は親元を離れて県外にいたのですが、たまたまその土地で開催された「円ブリオ講演会」に参加し、そこのメンバーと繋がったのです。

そのメンバーの人たちが助産師さんを紹介してくれたり、出産費用の申請を手伝ってくれたり、相談に乗ってくれたりと、みんなで応援してくれて、思い出深い出産となりました。

あの時生まれた子は7歳になりました。昨年の春、小学校の入学式に私も出席し、正門で一緒に撮った写真は私の宝物になりました。

実はあの当時、同じ大学に娘を含む3人の学生妊婦がいて、「頑張って産もうね」と励まし合っていたそうです。しかし、1人は親の反対で出産を断念したと後で知りました。

今回、研修会に参加して、「お腹の赤ちゃんは母親の一部ではない」ということを知りました。最近の「赤ちゃん学」では、受胎した時から生命は始まり、赤ちゃんは自発的に動く独立した生命体であるといわれています。

ところが今の日本の法律(旧優生保護法・現在の母体保護法)では、胎児は独立した人格を持っていない「間」であるとされています。そのため、親の都合で中絶ができるのです。

生命尊重センターでは、「この法律が成立した7月13日を『生命尊重の日』に制定しよう」と活動しています。条例化に向けて動き出している自治体も出てきています。

残念なことに、現在日本には年間18万人、1日に約500人の生まれることが叶わなかった胎児がいます。その中には、経済的な援助や心のサポートがあれば産声を上げられた赤ちゃんもたくさんいたはずです。

もしご関心があればどうぞこの活動をご支援ください。毎月発行されている『生命尊重ニュース』は年間3,000円で定期購読できます

生命尊重の日

2017年12月02日 | プロライフ

生命尊重の日より転載

7月13日の「今日は何の日?」は「生命尊重の日」です。
また「生命尊重の日」にちなんで「世界の最多出産記録」「母体と母胎の違い」など母体にまつわる面白い雑学を紹介します。

今回は「生命尊重の日」について解説していきます!
なぜ7月13日が「生命尊重の日」なのかというと、1948年7月13日に「優生保護法」(現在の「母体保護法」)が公布されたことが由来となっています。

「生命尊重の日」については医師・法律家・教育者・主婦等で構成される実行委員会によって1984年から実施されている記念日となります。
母体保護法という法律はあまり耳馴染みがないかもしれませんが、不妊手術及び人工妊娠中絶に関する事項を定めること等によって、母性の生命健康を保護することを目的として制定された法律となります。

元々は「優生保護法」という名前だったとおり、優生上の見地から不良な子孫の出生を防止するための法律でした。
しかし、遺伝性疾患や精神障害を理由にした不妊、中絶手術を容認するような内容だったため、このような内容の法律は障害者への差別になるとの批判が強まりました。

そのため「優生思想」に基づく部分を削除することにより、1996年からは「母体保護法」となりました。

今回は「生命尊重の日」にちなんで「母体の雑学」を紹介します。

世界の最多出産記録
テレビ番組でたまに大家族の暮らしなどを題材にしたものが放送されますが、子供が多いと本当に賑やかですよね。
お母さんが10人も子供を産んでいれば大変な大家族ですが、世界に存在している最多出産記録は比べ物にならないんです。

世界で最も多く出産をした女性についてギネスブックに掲載されているそうですが、なんとその数が合計69人にもなります。
69回も出産は出来るはずもないので、当然ながら双子や三つ子、四つ子を何回も産んだそうですが、それでも大変ですよね。

18世紀のロシアの農民の奥さんがこの記録を保持しているそうですが、1725年から1765年の40年間の間に、合計で27回の出産をしたそうです。
その合計69人の内訳は、双子が16組、三つ子が7組、四つ子4組だったそうです。

超高齢化社会に突入している日本ですが、ここまでとは言わず女性がたくさんの子供を産んで安心して育てられる環境になるといいですよね。

母体と母胎の違い
妊娠している女性に使われる言葉として「母体」と「母胎」という言葉がありますよね。
どちらも「ぼたい」と読み、なんとなくのニュアンスでこの言葉を使っているかもしれませんが、実は「母体」と「母胎」には明確な意味の違いがあります。

まずは「母体」についてですが、母体の意味は妊娠している女性や出産後の女性の身体そのものを指して「母体」と呼びます。
「母体」は妊娠している時にはもちろん使われる言葉ですが、「産後の母体の健康を守る」といったように、「母親になった身体」という意味で産後にも使われる言葉のため、身体そのものという意味合いが強いことがわかりますよね。

続いてはぼ「母胎」についてですが、これは妊娠をしている女性が赤ちゃんを体内で育てるための胎内に対して使われる言葉です。
母体が身体そのものを指しているのであれば、こちらは赤ちゃんを育てるための身体の一部を指して使う言葉なんですね。

以上が母体の雑学でした、いかがでしたか?