カラスといちごとクロッカスと

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八重咲きスイセン

2024年04月15日 08時00分00秒 | ヒガンバナ科

2014.03.24撮影(10年前)

今日は、「リップ・ヴァン・ウィンクル('Rip Van Winkle')」という名前の、八重のスイセン(Narcissus)についてです「リップ・ヴァン・ウィンクル」については、去年、4月3日にも書きました。内容の重複を避けたいと思いますので、ぜひ、この古いほうの記事リップ・ヴァン・ウィンクル - カラスといちごとクロッカスとも読んでくださいませ。

このスイセンは、冒頭画像にみられる通り、普通に考える、スイセンの花びらとカップ状であるはずの副花冠の両方が、細く避けたようになっています。花の色としては、やや黄緑色がかっています。

去年の記事を書いた段階では、このスイセンは、周りのヘレボルス(Helleborus)に埋もれてなくなってしまったよ〜〜、買い求めたいがどこを探してもないよ〜〜、何年もないよ〜〜、と泣いていたんです。それが、去年の秋、球根のカタログを見ていると、載っているじゃありませんか!!! なんで〜〜〜??? 今まで見落としていたの〜〜〜? まあ、理由はどうでもよくて、飛びついて注文しました。

2024.03.18撮影(今年)

そして、この3月に、きれいに咲きました。上の画像では、開いたところです。

ツボミは2月の半ばから出ていたんです(左下の画像)。でも、そのツボミが大きくふくらむまで1ヶ月かかりました(右下の画像)。

 
2024.02.13撮影               2024.03.14撮影

ツボミがふくらんでからは、花びらはどんどん開いていきました(以下の画像2枚)。

 
2024.03.14撮影               2024.03.15撮影

次の画像のように、「いびつに」開いてきた花もありました。「裂けた」花びらが多数あるのが見えます。

2024.03.20撮影

「リップ・ヴァン・ウィンクル'Rip Van Winkle')」、古くからある園芸種です。こんな、本来の姿からかけ離れた姿の花は、近代の作出か、と思ってしまうんですが。

「リップ・ヴァン・ウィンクルというのは、小説の主人公の名前です。それとは別に、「リップ(rip)」」というのは、英語で「引き裂く」という意味。花びらの形状を表した命名だと考えていいようです。

この八重咲きのスイセンは、草丈は低めです。だいたい20〜25cm。その軸の長さとの関係もあるのでしょうか、「リップ・ヴァン・ウィンクル」の頭は、重たそうに見えます。花びらが何枚あるか興味があるのですが、いじって花を傷めたくないので、まだ数えたことがありません。

花がほぼ開き切ると、次のようになります(以下の画像)。う〜〜ん、みとれるわあ〜〜

2024.03.15撮影

後ろ姿もどうぞ。

2024.03.20撮影

次の画像に写っている個体は、特に花びらの数が多いようです。花の中心が3つあるように見えます。スイセンの本当の花弁の数は3枚なので、それに対応しているのでしょうか。

2024.03.19撮影

次が、直前の画像の個体の数日前の姿です。ね? 花の中に、花が3つ咲いているように見えません?

汚れがついているのは、雨の多いバンクーバーで、比較的地上に近く咲くからです。去年は、わたしが何度も日本と往復した(これからも続きますが)ので、庭の世話ができておらず、この南側の庭にはマルチがほとんど入れられていないのです。それで、雨が降ると、泥が植物に跳ねます。クロッカスなんか、かわいそうなもんでした、もう花は終わっていますが。

2024.03.15撮影

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