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セイタカタンポポソウ(うそ)

2024年08月02日 15時00分00秒 | キク科

2024.06.26撮影

今日の花は、セイタカタンポポソウです。うそ! 真っ黄色なうそ!! セイタカアワダチソウ(背高泡立草)を真似して、わたしが命名しましたあ。

これは、多分、ブタナ。もしブタナでなくても、近縁種だと思います。ここでは、ブタナだとして話を進めます(すみません)。

学名 Hypochaeris radicata(別のスペリング:Hypochoeris radicata
英名 Catear「ネコの耳」
別名 False dandelion「ニセタンポポ」
和名 ブタナ(豚菜)
キク科(Asteraceae)エゾコウゾリナ属(Hypochaeris


2024.06.28撮影

標準和名のブタナは、フランス語の名称 Salade de porc「ブタのサラダ」を訳したものです。この「ブタのサラダ」というのは、「ブタが(喜んで)食べる葉」という意味か、と思われますが、人間が食用にしてもかなり満足するようです。それなのに「ブタのサラダ」という名前がついているのは、それは雑草だよ、ということでしょうか。

ブタナの元の和名は、「タンポポモドキ」です。英語でも同様に、False dandelion「ニセタンポポ」。花を見れば、「タンポポモドキ」とか「ニセタンポポ」とか呼びたくなりますよね。

以下の画像で、ブタナ(と思われる、うちのセイタカタンポポソウ)の花をご覧ください。角度の異なる画像を選んでみました。

確かに、タンポポによく似ています。が、タンポポと違いはあるんです。でも、今日は、違いについてはパス。綿毛も葉も茎も、かなり違うんですが、それも今日はパス。

 
2024.06.28撮影               2024.06.26撮影

 
2024.06.23撮影               2024.06.28撮影

この、うちの、タンポポモドキ(=ブタナ)らしきキク科の植物を、わたしがセイタカタンポポソウと呼んだ理由は、とにかく、草丈が高い。

植物、特に「野草」の草丈は、環境により大きく異動しますが、日本語版のWikipediaによれば、ブタナの草丈は30〜60cmとされます。ところが、うちのは、1m以上ある。花壇ではなく畑に自然発生したので、土壌と陽当たりを存分に吸収している、ということか。

わたしは背が低いので、このセイタカタンポポソウを撮影するのは、至難の業でした。手を伸ばして写すのですが、フレームがどうなっているかわからない、ピントがどうなっているかわからない。数打ちゃ当たる式で撮影しました。本当にデジタルカメラさまさまです。昔は、フィルムのコマ数を考えながら写真を撮ったもんだ。

タンポポは、すべての葉が根本から出ます。これを、根生葉(こんせいよう)、あるいは、根出葉(こんしゅつよう)と言います。うちのセイタカタンポポソウは、大方は根生葉ですが、茎の途中にも葉らしきものがあります。

でも、先のWikipediaによれば、ブタナは、
>> 花茎に葉は付いていないが、黒色の鱗片状に退化した葉をつける
そうで、ふ〜〜む、うちのセイタカタンポポソウは、ブタナではないのかなあ、とも思います。

 2024.06.28撮影(茎の跡中の葉?)

 2024.06.26撮影

 2024.06.26撮影(根生葉)

うちのセイタカタンポポソウの草丈の高さは、冒頭画像でご覧ください。背景、右奥にある枯れ木は、3mにもなっていたフサフジウツギ(Buddleja davidii)です。枯れたところを少し切り取ってありますが、まだまだしっかりと立っています。

次は、花を横から撮影したものです。後ろに見えるピンクの花は、2mほどもあるキツネノテブクロ(Digitalis purpurea)です。うちのキツネノテブクロが全部2mになるわけではありませんが、このピンクのはたまたま草丈の高い個体。

2024.06.23撮影

わたしは、植物の撮影は、たいてい夕方にします。昼間にするのは曇った日です。そうすると困ったことがあります。そういう時に閉じてしまう花がけっこうあるんですよね〜〜〜。

この、うちのセイタカタンポポソウは、朝もしばらくすると華々しく開いてくれます。そのあたり、黄色の洪水か、と思うぐらいになります。でも、夕方になると早々に閉じ気味になる。そうすると、わ〜〜ん、華々しいところが撮れない〜〜〜。

そこで、考えました。わたしは黄色一色の雨傘を持っています。子ども用の。それを昼間に持ち出して、セイタカタンポポソウの上に掲げて写真を撮ればいいだろう、と。そして、例のように手を伸ばして、数打ちゃ、で撮影した画像のひとつが、以下の画像。なんともぼやけていますが、これで雰囲気がわかっていただけるか、と。

2024.07.15撮影

うちのセイタカタンポポソウは、1ヶ月以上大量に咲き続け、今は、花も咲かせながらタネもつけています。バンクーバーでは、数日前に、やっと雨らしい雨が降りました。ホッとしたけれど、そのために、草丈の高い花の多くが半倒してしまいました。

今日は、それらの草をかき分け、かき分け、ブルーベリーを取り入れました。ブルーベリーは、今日のも含め、今年は今までに1200個収穫。明日は倒れている植物を起こさないとね。庭の花の世話よりも、食い気の方が勝った今日でした。


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