2023.04.10撮影
こんな、真っ赤な、葉っぱ(実は、苞葉)まで赤っぽい、ヘレボルスの花が咲いています。今、4月現在、花盛り。
画像自体は、花がふたつ並んでいるところを、後ろから撮ったものです。後ろから撮れる理由は、花の顔が前(=横)に向いているからなんですが。ヘレボルスはうつむいて咲くのが多いので、顔を上げているヘレボルスを見ると、あら〜〜、こんにちは、と声をかけたくなってしまいます。
なんだかかわいくて、こんな角度から撮っちゃいました。向かって左の花の後ろにピコンと飛び出ているものは、花びら(実は、ガク)ではなく、苞葉です。花茎についている葉様のものも、苞葉です。
2023.04.10撮影
このヘレボルスは、今年2月初めに買ってきた園芸種で、
・ヘレボルス・ニゲル(Helleborus niger)と
・ヘレボルス・リヴィドゥス(Helleborus lividus)の
交配種、ヘレボルス・バラーディアエ(Helleborus × ballardiae)です。
最初、ヘレン・バラード(Helen Ballard)というイギリス人が1970年代に開発しました。よって、学名に ballard が入っています。「x」は、交配種である、という意味です。
2023.03.28撮影(これは、4月に入る直前)
うちのは、その交配種の中でも、ドイツのヨーゼフ・ホイガー(Josef Heuger)によって作り出されたコレクションのうちのひとつ、Merlin「マーリン」です。
Helleborus × ballardiae HGC Merlin(英文+画像)
「マーリン」は、比較的草丈が低く、葉も、花も美しいです。次の葉っぱの画像も見てください! これは、新葉を中心に写しました。観葉植物としても通用しますよね。他のヘレボルスもそうですが、1年を通して緑を保つので、バンクーバーのように庭が冬には「枯れた」ようになるところには、貴重です。
2023.04.10撮影
花は、最初は、(薄い)ピンクです。成熟するにつれて、クランベリーのような赤色になります。その色の変化を並べてみます。うちの場合、3月の終わりから4月にかけて、赤くなりました。
2023.02.18撮影
2023.03.05撮影
2023.03.28撮影
2023.04.10撮影
上の4枚の画像を観察して見ると、花びら(=ガク)の色は、蜜腺、オシベ、メシベ、の状態と、直接関係していないのかもしれません。代わりに、気温や日中の長さに影響されている可能性があります。それで、4月には、咲いてすぐの花(蜜線がついている)も、咲いてかなり日数の立つ花(蜜線が落ちている)も、みんな、赤い花になる?
明日は、花筵を形成する青い花の写真です。
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