2022.06.19撮影
わたしの庭で今年咲かなかった花をつづけます。
今日の最初の花は、シャクヤクのうちの「ボウル・オブ・ビューティ」という園芸種です。「ボウル・オブ・ビューティ」というのは「お椀(ボウル)一杯の美しさ」。
学名 Paeonia lactiflora 'Bowl of Beauty'
和名 シャクヤク「ボウル・オブ・ビューティ」
ボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)
原産地(以下の地図の緑の部分:シベリア、中国、モンゴル)
Paeonia lactiflora(英文+地図)
シャクヤク
去る5月末に日本へ出立する前に、茎がしっかりと出ているのは確認したのですが、さて、花は咲くのだろうか、と心配しながら帰国しました。バンクーバーに帰ってきてさっそく咲いているかどうか見てみましたが、生きながらえているだけ、という模様でした。
それから観察をつづけましたが、今年は、咲かずじまいでした。2株あるんですけど、2株とも。
2021.06.04撮影
この2番目の画像は、雨が降った後に撮影したものです。玉の形のツボミに雨粒が残っていて、かわいいと思いました。色も素敵です。
「ボウル・オブ・ビューティ」は、冒頭の画像に見えるように、花びらが一重〜二重くらいに重なっています。こういうのを、シャクヤクでは「一重」と呼びます。
何度も繰り返すようで恥ずかしいですが、わたしは、花はあまり派手でないのが好き。ですから、シャクヤクでも、これくらいがいいです、わたしには。
いいです、はいいんですけど、来年は咲くのか?
2021.04.12撮影
これは、うちに数種類ある(あった)オダマキのひとつです。今年は、この色のは、いつも咲いている場所に咲きませんでした。
学名 Aquilegia vulgaris(だと思います)
英名 Columbine
和名 セイヨウオダマキ
キンポウゲ科(Ranunculaceae)オダマキ属(Aquilegia)
原産地(Aquilegia vulgaris であるとして、以下の地図の緑の部分)
Aquilegia vulgaris(英文+地図)
上のキュー王立植物園編纂の地図によると、バンクーバーは紫に塗られているので、原産地ではないが、現在、自生地のようです。ということは、庭以外にも生えている、ということです。
2021.05.11撮影
わたしは、このセイヨウオダマキ(と思われるもの)は、自分では植えていないんです。でも、庭に複数の色のがあり、これは、鳥の活動によるものでしょうか。
そして、これらのセイヨウオダマキは、よそから異なる色のがやってくるのに加え、うちの庭でも自主的に「交際」しているようです、なぜなら、中間色が庭のあちこちに現れるので。つまり、セイヨウオダマキは、交雑しやすいのだと思います。
セイヨウオダマキの基本の色は、紫。他種と交雑して、あるいは、交配させられて、白、ピンク、赤、などの花が咲きます。
上の画像は、先のオダマキをずいぶん暗くなってから、フラッシュをたいて撮影したものです。それで、ピンクの色が濃い目に写っています。
このピンクの部分は、萼(ガク)です。そして、白っぽい部分が花びら。上に(後ろに)突き出したものが、距(キョ)。
2023.07.04撮影
この紫が、セイヨウオダマキの原種の色に近いのかな、と思いますが、紫って色の幅があるので、正確にはわかりません。
この画像では、萼(ガク)と距(キョ)がよく見えますが、花びらは少ししか見えません。画像上部には、タネのサヤが大きくなりかけているのが見えます。どんどん増えてね〜〜。自由恋愛してくれていいのよ〜〜。
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