
2022.09.09撮影
今日は、昨日の記事の続きです。
ムクゲの花咲く通り ⑴
冒頭の画像は、昨日もご紹介した画像です。花の姿が整っている上に、ミツバチ(蜜蜂 Apis)らしきハチがご来訪中、というのが気に入りました。色もいいわあ〜
次の2枚の画像は、連続で撮影されたものです。「オシベ転じて花びら」になったものが何枚も重なって八重咲きとなっています(このようなのを「万重咲き(まんじゅさき・まんじゅざき)」という?)。この2枚をなぜ連続撮影したか、というと、1枚目にお尻を見せてくれているミツバチ(蜜蜂 Apis)だと思われるハチさんに、お顔も見せてほしかったからです。

2022.09.09撮影
あはは〜、やった〜。かわいいねえ〜(虫がお嫌いな方には、わからない気持ちかもしれませんが)。動くものが撮影できるほど高級なカメラとレンズで撮影しているわけではないので、これは貴重な1枚ですぞ、うん、と、ひとりで悦に入っています。

2022.09.09撮影
次には、八重(万重)の花と、大きく膨らんだツボミを、どうぞ。

2022.09.09撮影
薄めのピンク色の八重(万重)の花もありました。縦に濃いめのピンクの筋目が入っているのは、これらの「花弁」がオシベであったことの名残でしょうか。花の右上に、マルハナバチ(丸花蜂 Bombus)がお尻をわずかに見せています。脚と羽根もちょっと見えます。

もっと薄いピンクのも。

2022.09.09撮影
この「ムクゲの花咲く通り」には、合計で14本、枝を大きく広げる木が植わっていました。そのうち、一重が5本と八重・万重が9本、色で言うと、白が2本と薄いピンクが3本と濃いめのピンクが9本。
はははは〜〜、やっぱりうちの一重の青いのは特別なんだわ〜〜。満足感もあるけど、寂しさもあるなあ。それと、バンクーバーでは、白とピンク(薄いのと濃いのと)がよく植わっている、というわたしの印象は、当たっていたのか〜〜。
ムクゲの学名(Hibiscus syriacus)に現れる syriacus というのは、「シリアの」という意味です。アラブ諸国のシリアです。
シリアの位置(地図)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Syria_(orthographic_projection).svg
中国南部原産であるムクゲが、なぜ「シリアの」になるか、というと、中国からシリアにまで伝わっていたものが、そこからヨーロッパに導入されたからです。なんでも、ヨーロッパ中心の見方ですね、うん。
ムクゲの英名は、Rose of Sharon といいます。語を単に訳して「シャロンのバラ」と言ってしまってもいいのですが、語源的に言うと、次のようになります。
Sharon というのは、ヘブライ語で、もともとは「平原、平野」という意味です。でも、ある特定の肥沃な平野が、Sharon と名づけられました。ですから、Rose of Sharon というのは、「肥沃な平野のバラ」という意味です。なお、つけ加えますれば、Sharon「シャロン」というのは、女の赤ちゃんの名前に1940年代にアメリカで人気のあったものです。
Sharon(英文)
ムクゲについては、以下の記事でも話題にしました。ムクゲに関しての話しは、ここで一休みすることにいたします。
ひらひら花びらのムクゲは、ハイビスカス
ひらひら花びらのムクゲも、もう終わり
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます