2023.05.05撮影(黄色とオレンジ色)
これは、ケシ科(Papaveraceae)ケシ属(Papaver)の植物です。雨降りの後の画像。
Papaver cambricum(英文+画像)
名称が歴史的な変遷もあり交錯しているので、ここでは、便宜上、「ウェールズのケシ」と呼んでおきます。
学名 Papaver cambricum「ウェールズのケシ」
別名 Meconopsis cambrica「ウェールズのメコノプシス」(旧名)
英名 Welsh poppy「ウェールズのポピー」「ウェルシュ・ポピー」
和名 メコノプシス・カンブリカ(旧学名に基づき)
別名 ウェルシュ・ポピー(英名から)
ケシ科(Papaveraceae)ケシ属(Papaver)
原産 アイルランド、イギリス、フランス、スペイン
2021.05.17撮影(はっきりした明るい黄色)
原産地は、以下の地図の緑色部分です。紫色の部分は、野生化している地域。
Papaver cambricum(分布図+画像)
でも、ヨーロッパとは大西洋と北アメリカ大陸をはさんだ、バンクーバーを含むカナダの西海岸でも、この「ウェールズのケシ」は、いっぱい生えていますよ。庭づくりをしている人に断りなく、庭に出没します。
2022.05.18撮影(はっきりした濃い目の黄色)
種小名の cambricum は、ウェールズ語で「ウェールズ」を意味する Cymru をラテン語化したもので、よって、Papaver cambricum は、「ウェールズのケシ」という意味になります。
cambricum の意味については、以下の、種小名が同じく cambricum と呼ばれる植物(Polypodium cambricum)についての記事に、説明があります。
Polypodium cambricum(英文+画像)
2021.05.11撮影(山吹色と朱色)
「ウェールズのケシ」の花の色は、黄色〜オレンジ色ですが、かなり色調に幅があります。画像中の色は、撮影時の光線の加減も影響しますが、ここでは、わたしが実際に目で直に見たことをご報告しています。
花びらの形、花全体の形、花びらのシワの度合い、等、も、個体によりかなり異なります。
2021.04.29撮影(オレンジ色)
「ウェールズのケシ」は、植物学上の分類が2回変わりました。そのことと、名称とについて、明日、書きたいと思いますが、その前に、昨日のクイズの答えを。
昨日のクイズの画像は、以下の画像でした。
2022.05.28撮影
そして、これは、今日話題にしている「ウェールズのケシ」です。この写真は、花の後ろ側、斜め上から撮りました。そのため、花びら2枚つづきの裏側だけが、貝殻形のお皿のように見えます。ちょっと遊び心で撮った写真です。
次も、そんな遊び心で撮りました。花びらの長さのずいぶん異なる個体を見つけたので、真上から見下ろして、その花びらの長さの違いを強調してみました。
2023.05.07撮影
明日につづきます。
あってましたね。花びらのしわしわと手のひらを丸めたような形でそう思いました。
クイズ参加、ありがとうございました。
そして、4問中3問の正解、おめでとうございます。
またクイズを作った時には、解いてみてください。