※読む順番
◎仕事上のコミュニケーションを今更頑張った話(第1話→第2話→最終話)
↓
◎東京シャープストーリー(序章→第1話→第2話→第3話→第4話)
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※これまでのあらすじ
2018年10月、シャープを飲み会に誘い、断られた。
これにより、シャープが僕を嫌っているのではないかという疑惑が浮上していた。
【第五部:大逆転ホームラン】
2018年11月某日。友人の運営するスポーツサークルの集まりに、僕は参加した。
不得手な卓球で一恥かいた後、近くの居酒屋で2次会が開かれた。
どういう流れだったのか、話題はいつの間にか僕の恋愛話に。
(僕)「それでシャープさんに『忘年会いつにします?』とLINEで聞いたら、『その話まだ生きていたの?』と返ってきました。それでもう無理かなって」
(メンバーA)「え、それで諦めるんですか?」
(メンバーB)「もう一度聞いてみたらどうですか?」
意外にもサークルのメンバーは前向きな見解を示した。
(メンバーC)「もう一回送っちゃえYO!」
悩んだ末、僕はその場の勢いに身を任せることにした。
(僕LINE)『やっぱり忘年会やりませんか?』
10分か5分か、その返信は早かった記憶がある。
(シャープLINE)『いいですよ』
それは奇跡だった。当初の予定メンバー・アラシックスではなく、20年選手(40代♂)を呼ぶことを条件に参加をOKしてくれたのだ。
それから約2週間、僕は幹事となり忘年会の準備を進めた。
気心知れた3人だけの忘年会でも気を抜かなかった。居酒屋は何店舗も下見をした。掘りごたつ式の個室はもちろんのこと、内装が綺麗であることや、トイレが男女別など、女性目線で店を決めた。
また、シャープの気持ちを尊重し、忘年会は3人だけの秘密にすることにした。
それでも思い出として写真に残したい。1枚だけ集合写真を撮ろうと決めていたが、スマホで撮影すればそのままSNSにUPされるのではと疑われるかもしれない。そこで、押入れに眠っていたコンパクトデジカメを取り出し、充電や動作確認をした。デジカメなら少しは安心させられるはず。
とにかく準備には余念が無かった。こんな大チャンスは二度と訪れないと思っていたから。
しかし、送別会の前日、悲劇は起きた。
(つづく)
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