※読む順番
◎仕事上のコミュニケーションを今更頑張った話(第1話→第2話→最終話)
↓
◎東京シャープストーリー(序章→第1話)
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【第二部:プレゼントあげちゃった】
2018年3月。ホワイトデーを間近に控えたある日、僕は最初のプレゼントをシャープに渡した。
(僕)「あの、この間のお土産のお返しです」
(シャープ)「いやいいのに。ありがとう」
小田急百貨店で見つけたおしゃれな入浴剤。
(僕)「あの時、誕生日(2/12)とバレンタインのプレゼントを同時に貰ったような気がして(※偶然)とても嬉しかったので、どうしてもお返しがしたかったんです」
その後の会話の流れでシャープの誕生日も聞き出すことに成功。しかし、
――4月30日――
その日は2ヶ月もしないうちに訪れる。友人に相談したが、無理にプレゼントを渡す必要は無いのではないかと言われた。
しかし、意中の相手の一年に一度しか訪れない大切な日を、果たしてスルーして良いものなのか。
(友人A)「そもそもお前の選ぶセンスもなあ……入浴剤って、肌に合わなかったらどうするんだよ」
事実、それをシャープが浴槽に入れてくれたのは、渡してから一ヶ月弱も先のことだったという。
その後も悩み続け、4月29日を迎えた。もう時間が無い。苦肉の策として、僕は友人とロフトに行き、プレゼントを選んでもらった。
(シャープ)「わあ素敵! 彼氏が喜びそう」
翌日の職場。一輪の造花を受け取ったシャープの第一声には、無常にも“彼氏”の2文字が含まれていた。
僕は悟った。例え人生を賭けて力を尽くしたとしても、シャープの彼氏に勝てる日は永遠に来ないのだと。
(つづく)
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