玉掛け技能講習最終日。
今日も野田線と京成バスのコンボで教習所へ。
9時講義開始。だが今日はいきなり外へ。
すごく寒い。いやマジで。
だが今日はいよいよ実技試験の日。外に出ないわけにはいかない。
14時まで講習、14時から試験となる。
つまり、実質4時間ほどでやり方を全て覚えなければならないのだ。
まずは講師の実演を見る。
全く覚えられない。手順がいろいろややこしい。
玉掛け作業は仕事で何度も見てきたが、これはほとんど違う。
8~10人ずつ5つの班に分かれ、さらに3人ずつの組を作る。
当方は5班の2組となった。
1人は当方より少しだけ年上と思われる青年。
もう1人は50は超えているであろうおじさん。
そして当方の3人である。
まずは1組が講師の指導をもとに実際にやってみる。
1人がクレーンに指示し、残りの2人はつり荷を押さえるなどの補助役となる。
この前者が正しくできるかどうかの試験ということになる。補助はどうでもいい。
クレーンに対する指示は呼子笛と手の合図のみで行う。口に出して言うことはない。
ただし補助2人には「ワイヤーをかけろ」などと口に出して命令を出す。
だから難しいのである。
1回ごとに指示役を交代するので、一組あたり3回やることになる。
当方は3回も見たわけだが、あまりの寒さで手順がまともに頭に入らない。
その3回が終わり、続いて2組の番。
まずは青年から。初めてにも関わらずほぼ順調に指示してゆく。
次におじさん。間違えまくる。怒られまくる。
そして当方。
間違えまくる。怒られまくる。
笛の鳴らし方も補助への命令も自信が無く、低めの音声になってしまう。
1組の時から計5回も見てきたのに、頭に入っていない。
いざ実際にやるとなると頭が真っ白になってしまうのだ。
寒いということもマイナス要素となった。
その後、3組も終わり、午前中にもう一巡することになった。
2巡目も当方は間違えまくる。
これはやばい。
昨日の質量目測も自信はないし、今日もこんな感じでは本当に落ちてしまうような気がしてきた。
12時昼休み。ようやく暖かい部屋へ。
弁当を食べ終わると一人作戦会議。
その結果、ノートからあるページを切り離す。
それは、昨日観た玉掛け作業の教習ビデオから、簡単な手順を箇条書きしたものだった。
これに書き足して覚えていこう。
もう時間はない。
13時。
試験までにもう一巡することとなった。
1組の玉掛け作業を見て、切り離した紙に詳しい手順を書き足していく。
少しずつ覚えていく。
そして2組の番。
青年は完璧だった。おじさんはまた怒られた。
そして当方……
「もう少しだ。頑張れ」
そう言われた。自分でもかなり覚えてきている気がした。
だいぶ気持ちを落ち着かせることが出来た。
14時、試験開始。
1組はあっという間に終わり、2組。
ここでまさかの事態が起きる。
なんと、青年が1箇所ミスをしてしまったのだ。
さっきまでは完璧だったのに、緊張のあまりのミスということか。
補助をしている当方の目の前でのミス。
せっかく落ち着いていた当方を一気に不安にさせた。
おじさんも間違えまくり、当方の緊張はMAXに達していた。
そして、いよいよ当方の番。
前の2人は関係ない。自分が覚えてきたことをただやるのみ。
そう言い聞かせ、自信をもって笛を鳴らし、今までで一番威勢良く命令した。
試験終了。
気持ちの迷いは何度かあったが、結果的にミスは無かったと思う。
3組が終わるまでプレハブ小屋の中に入り休憩。
そこで盗み聞きしたのだが、例のスイーツ女の正体が明らかになった。
彼女の職業は園芸だったのだ。
クレーンでつって運ぶこともあるのだという。
なるほど。
16時。
ついに念願の終了証を受け取る。
おじさんは残念ながら不合格だった。
落ちることはほぼ無いと言われている玉掛け。
だが当方はそれを信じずに努力した。実際に落ちた人もいるのだから。
やれば出来るって本当なんだな。そう思えた23時間だった。
「この人(当方)は最初ね、一番危なかったの。でも必死に紙に書いて努力してね……その違いだと思いますよ◎◎さん(おじさん)。」
今日も野田線と京成バスのコンボで教習所へ。
9時講義開始。だが今日はいきなり外へ。
すごく寒い。いやマジで。
だが今日はいよいよ実技試験の日。外に出ないわけにはいかない。
14時まで講習、14時から試験となる。
つまり、実質4時間ほどでやり方を全て覚えなければならないのだ。
まずは講師の実演を見る。
全く覚えられない。手順がいろいろややこしい。
玉掛け作業は仕事で何度も見てきたが、これはほとんど違う。
8~10人ずつ5つの班に分かれ、さらに3人ずつの組を作る。
当方は5班の2組となった。
1人は当方より少しだけ年上と思われる青年。
もう1人は50は超えているであろうおじさん。
そして当方の3人である。
まずは1組が講師の指導をもとに実際にやってみる。
1人がクレーンに指示し、残りの2人はつり荷を押さえるなどの補助役となる。
この前者が正しくできるかどうかの試験ということになる。補助はどうでもいい。
クレーンに対する指示は呼子笛と手の合図のみで行う。口に出して言うことはない。
ただし補助2人には「ワイヤーをかけろ」などと口に出して命令を出す。
だから難しいのである。
1回ごとに指示役を交代するので、一組あたり3回やることになる。
当方は3回も見たわけだが、あまりの寒さで手順がまともに頭に入らない。
その3回が終わり、続いて2組の番。
まずは青年から。初めてにも関わらずほぼ順調に指示してゆく。
次におじさん。間違えまくる。怒られまくる。
そして当方。
間違えまくる。怒られまくる。
笛の鳴らし方も補助への命令も自信が無く、低めの音声になってしまう。
1組の時から計5回も見てきたのに、頭に入っていない。
いざ実際にやるとなると頭が真っ白になってしまうのだ。
寒いということもマイナス要素となった。
その後、3組も終わり、午前中にもう一巡することになった。
2巡目も当方は間違えまくる。
これはやばい。
昨日の質量目測も自信はないし、今日もこんな感じでは本当に落ちてしまうような気がしてきた。
12時昼休み。ようやく暖かい部屋へ。
弁当を食べ終わると一人作戦会議。
その結果、ノートからあるページを切り離す。
それは、昨日観た玉掛け作業の教習ビデオから、簡単な手順を箇条書きしたものだった。
これに書き足して覚えていこう。
もう時間はない。
13時。
試験までにもう一巡することとなった。
1組の玉掛け作業を見て、切り離した紙に詳しい手順を書き足していく。
少しずつ覚えていく。
そして2組の番。
青年は完璧だった。おじさんはまた怒られた。
そして当方……
「もう少しだ。頑張れ」
そう言われた。自分でもかなり覚えてきている気がした。
だいぶ気持ちを落ち着かせることが出来た。
14時、試験開始。
1組はあっという間に終わり、2組。
ここでまさかの事態が起きる。
なんと、青年が1箇所ミスをしてしまったのだ。
さっきまでは完璧だったのに、緊張のあまりのミスということか。
補助をしている当方の目の前でのミス。
せっかく落ち着いていた当方を一気に不安にさせた。
おじさんも間違えまくり、当方の緊張はMAXに達していた。
そして、いよいよ当方の番。
前の2人は関係ない。自分が覚えてきたことをただやるのみ。
そう言い聞かせ、自信をもって笛を鳴らし、今までで一番威勢良く命令した。
試験終了。
気持ちの迷いは何度かあったが、結果的にミスは無かったと思う。
3組が終わるまでプレハブ小屋の中に入り休憩。
そこで盗み聞きしたのだが、例のスイーツ女の正体が明らかになった。
彼女の職業は園芸だったのだ。
クレーンでつって運ぶこともあるのだという。
なるほど。
16時。
ついに念願の終了証を受け取る。
おじさんは残念ながら不合格だった。
落ちることはほぼ無いと言われている玉掛け。
だが当方はそれを信じずに努力した。実際に落ちた人もいるのだから。
やれば出来るって本当なんだな。そう思えた23時間だった。
「この人(当方)は最初ね、一番危なかったの。でも必死に紙に書いて努力してね……その違いだと思いますよ◎◎さん(おじさん)。」
貴方が得たのは、単に資格だけではないはず。それは、失敗をバネに努力をしたから合格できた、という経験です。その成功体験は、貴方をさらなる高みへ昇らせるものだと思います。
応援しています。これからも、頑張ってください。