日本政府、豪防衛産業に潜水艦の説明会を開催 個別面会も
オーストラリアの次期潜水艦の選定手続きで、日本政府などの代表団はシドニーで開催の国際海洋博覧会で6日、現地の防衛産業向けに説明会を開いた。日本の説明会は8月の南部アデレードに続き2度目。要望が強かった業者との個別面会も実施する。
日本は海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう型」をベースにオーストラリア仕様を提案する。そうりゅう型は原子力を除く通常型の潜水艦では最大級の大きさで、静粛性も含め性能は世界トップレベルとされる。
選定手続きには、ほかにドイツとフランスの企業が参加。完全な現地建造も可能とうたい、雇用などの経済効果への貢献を強調、性能面などで優位とされた日本との違いをアピールしてきた。
来年の総選挙を控え、潜水艦の選定は経済効果の多寡と結び付けられている。(共同)