訪日旅行者、早くも昨年上回る…中国から倍増
日本政府観光局は21日、今年1~9月に日本を訪れた外国人旅行者数が前年同期比48・8%増の1448万人となったと発表した。
外国人旅行者数の国・地域別内訳は、中国が前年同期の2・1倍となる383万人と最も多く、香港も68・5%増の110万人と大幅増だった。東南アジアからの客も急増しており、フィリピンが46%増の18万人、ベトナムが53・3%増の13万人だった。
日本政府が中国や東南アジア向けの査証(ビザ)の発給要件を緩和したことや、格安航空会社(LCC)の普及で日本に来やすくなったことなどが要因だ。
9月1か月間の訪日客は161万人と、同月としては過去最多だった。伸び率は前年同月比46・7%増と4か月ぶりに50%を下回ったが、依然として高い。