米軍、南沙人工島の12カイリ内に横須賀配備の駆逐艦派遣へ
「24時間以内」とロイター通信報道
米海軍のイージス駆逐艦「ラッセン」
【ワシントン=青木伸行】ロイター通信は26日、米国防当局者の話として、米海軍が横須賀基地に配備しているイージス駆逐艦「ラッセン」(9200トン)を24時間以内に、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島で中国が建設している人工島の12カイリ(約22キロ)内に派遣する計画だと報じた。
当局者は哨戒機P8AとP3が同行する可能性が高いとしており、そうなれば中国が「領海」と主張する12カイリ内の上空で飛行活動も実施されることになる。
ラッセンなどの派遣が計画されているのは、滑走路の建設が進むスービ(渚碧)礁とミスチーフ(美済)礁としている
南沙諸島ミスチーフ礁の衛星写真(CSIS提供)=ロイター