12月28日(金)は『Mr.Children[(an imitation) blood orange]Tour』さいたまスーパーアリーナ公演初日。
初めてのファンクラブ当選で行ってきました。
※以下セットリスト※
過去と未来と交信する男
LOVEはじめました
Worlds end
End of the day
〈MC〉
靴ひも
マーマレードキッス
抱きしめたい
〈MC〉
Surrender
Pink~奇妙な夢
常套句
piece
CENTER OF UNIVERSE
fanfare
〈MC〉
イミテーションの木
かぞえうた
Happy Song
hypnosis
Tomorrow never knows
エソラ
Marshmallow days
〈encore〉
天頂バス
HERO
空風の帰り道
※
今までMr.ChildrenのTourは3度参加していましたが、さいたまスーパーアリーナでの参加は初めて。
会場に入って驚かされるのが、舞台。
SENSEのシアター、POPSAURUSの恐竜と来て、今回はいくつもの6角形のスクリーンで構成されています。
6角形の画面がどのように活用されるのか期待しつつオープニング。
緊張感のある映像が流れつつ、映し出されたのは一枚のトランプカード。
そして始まるのは『過去と未来と交信する男』。
アルバム内でも異彩を放つ私のお気に入りの曲。
怪しげな雰囲気の中、舞台に現れた3人の黒尽くめの怪しい男、今までにない斬新な仕掛けが待っています。
2曲目『LOVEはじめました』『Worlds end』と桜井さんの動き回る曲が続き、
『End of the day』では前回ツアーとも異なった、桜井さんのサビソロから入るいいアレンジ。
MCを挟み時代別の三曲のラブソング。
どちらもあまりツアーで歌われることの少ない曲。
『靴ひも』の愚直な歌詞が好き。
桜井さんのNEWギター(blood orangeギター)紹介MCを挟んで『Surrender』。
ミスチル随一の失恋鬱ソング!田原さんのコーラスにも注目です。
確かにブラッドオレンジのような渋さを持った曲。
続いて『Pink~奇妙な夢』。
シフクノオトTOURから演奏されていない曲でしたが、これがまたライブ映えする名曲。
背後の不気味な映像と相まって今ツアーで一番完成度高いかも。
次に雰囲気は一転し、アルバム曲『常套句』。
ベタな歌詞なんだけども何故か泣けてくるメロディー。
MVの映像も背後で流れていて、切なくなる。
続けて『piece』。
その延長線上のように、続けて 『CENTER OF UNIVERSE』に突入。
その勢いで『fanfare』。
『Surrender』からの流れは内面的な苦さや甘酸っぱさからの脱却のようなテーマ性を感じるものになっています。
ここでメンバー紹介。
非常に珍しく、田原さんが喋ります。
6角形の画面を利用した海や宇宙の映像、それから会場付近の映像も映し出され、次の曲『イミテーションの木』のテーマに繋がっていきます。
『イミテーションの木』は日常のちょっとしたもの、瞬間の喜びをテーマにしたアルバムの中でもお気に入りの曲。
画面全体が美しい黄緑色に染まっていく瞬間は今回のハイライトの一つ。
つづけて『かぞえうた』。
アルバム曲ですが震災後最初にできた曲で、これまでも何度か歌われていましたが、今回も歌いました。
そして『HappySong』。
ここまでの三曲は背景に震災や復興などへの想いが背景にあるような曲。
『hypnosis』、『Tomorrow never knows』が歌われ、
いよいよフィナーレは定番『エソラ』から『Marshmallow day』。
『エソラ』の前奏が流れ始めてから、『Marshmallow day』が終わるまで、会場はもう大盛り上がり。
カラフルでポップな映像も気分を盛り上がらせます。
本編はすっきりと終了。
アンコールはいきなりシフクノオトツアー以来歌われていないという『天頂バス』
力強い音と前向きな歌詞の熱き魂の曲です。
ここでもう一発くらい来るかと思いきや『HERO』へと一転。
無難にアンコールは終了。
最後の最後に花道で『空風の帰り道』が歌われます。
最新技術が盛り込まれた舞台での演奏の後は等身大のミスチルの演奏。
おもわずほっこりして幕を閉じました。
今回ツアーは例年に比べて曲数は少なめですが、
NEWアルバム[(an imitation) blood orange]のテーマやら世界観が強く意識されていているように感じます。
その他選曲された曲たちも、アルバム曲を引き立たせて世界を繋げているように思えました。
日常を生きることから生まれる喜びや苦悩、そしてそこから前に進んでいこうといく思いや力がこのアルバムでは奏でられているように思えます。
震災以降に初めて発売されたアルバムということもあるでしょう。
『Surrender』から『CENTER OF UNIVERSE』の壮大な流れからの-から+思考へと。
『hypnosis』から『Tomorrow never knows』の流れから、前へと明日へと。
しかしまだ「終点はない」と『天頂バス』で宣言しています。
SENSEのロックっぽい感じが好きでしたが、今回のアルバムでは歌詞に合った落ち着いたメロディーが心地よいです。
アルバム色が強いのでPOPSAURUSとは選曲は一転していますが、ツアーに参加すれば[(an imitation) blood orange]がもっと好きになるに違いありません。
盛り上がる曲揃いより、何か考えさせられる方が私は好きです。
それにしてもが良かったのは舞台。
SENSEの大画面にも驚かされましたが、6角形の画面をつなぎ合わせるという発想は・・・
時には映像を映し出し、時には海のように、木々のように果実のように光る。
実物がないと説明しづらいですが、非常に感動しました。
常に新しい発想が素敵です。