英語民間試験の導入が延期となり、国会は大粉糾だ・・民間試験に活用に至る
経緯もさることながら、なぜベネッセが主催するGTECが採用されたのか・・
ベネッセをめぐる疑惑が噴出している・・目下浮かび上がっているのが政官との癒着構造だ。
GTECに採用にとどまらず、問題山積の記述式が導入される国語と数学の採点業務まで
手掛けるベネッセ「対策テキスト販売などで儲けられ、濡れ手で粟のビジネスだ」
こんな一石二鳥が許されるのは、ベネッセが文科省に深く食い込んでいるからなのだろう。
GTEC共催する進学基準研究機構(CEES)の理事長は文部次官の経験者で、
評議員には文科省審議官の会長が就いている・・文科省内では「問題アリ」と考える中堅が
危ういと感じていても(決められた方針に逆らえなかった)と嘆きの声も聞こえる。
ベネッセが文科省に食い込んだきっかけは「政界ルート」のキ-マン下村元文科相だという。
民間試験活用の下地をつくったのは、下村元大臣で、文科官僚が反対できなかったのは、
下村大臣が超前のめりで、ベネッセは早くから下村大臣に近づいていたのではないか・・・
社内では下村を始め政界人脈が脈々引き継がれていたといいます(文科省担当記者談話)
週刊文集によると・・ベネッセの幹部らが下村元大臣の後援会主催のパーティ-に足げく通い
政界といかにしてつながり文科省との「蜜月」関係を築いていったのか・・・
日刊ゲンダイが、天下り官僚の人数や、国会議員関係の政治団体への献金等々の実態について
ベネッセへの問い合わせ回答は「多くの誤解が含まれており、個別の質問は差し控ます」
今後、大物政治家や有力者との会食現場など明るみに出るかもしれない・・・・
受験生をメシの種にした代償はキッチリと払ってもらいましょう。
問題は英語だけではない国語や数学の記述式問題も問題の山積みなのだ・・・タダでさえ、
正誤判断が難しい記述式問題をアルバイトが採点するというのだからビックリ仰天だ。
ベネッセの山崎昌樹学校カンパニ-長曰く・・・・・・
「瞬間的にやるのではなく数年間を通して、採点業務を真撃にやっていただいている方々」と、
「学生なのか社会人なのかどの国籍なのかは問うていない」との発言もしている。
アルバイトが採点の質を担保できるるのか不明で、多くのミスが出かねない国語の記述式は、
5段階で評価するため採点作業もかなり煩雑になり、受験生は自己採点をもとに志望校を、
選択するここの部分がいい加減な採点では、すべて水の泡に帰する・・・・
英語の民間試験に続いて記述問題の導入も延期になるかもしれない・・・