老老介護は当たり前ではないか・・・・
誰だって、自分が年をとって介護を受ける身にはなりたくない・・同時に、介護する立場にもなりたくない。
これが本音だと思う・・だがこの先、高齢化が進めば、要介護者は否応なく増えるから、
自分がどちらかの境遇になる可能性は小さくない…この問題について、高齢者はどんな心構えで臨むべきなのか❔
私は、今の介護の考え方がよくないのだと思う・・・たとえば老老介護が増えているが・・・・
これを【哀れ】とか【大変】というとらえ方をする人が少なくない・・・介護というのは家族の絆の
延長線上にある問題なのだ、決して楽なことではないが、介護は家族で見るのが基本である。
いやでも何でも、引き受けざるを得ないその覚悟が必要だ・介護介護といいながら健康な人にとって、
介護問題はしょせん「他人事」なのである‥切実さがないからカネで解決すればいい、そんなな考え方では、
世界の模範となるような長寿社会を構築することはできない・・・・
肝心の高齢者の心構えだが、これはもう健康に留意して、要介護の身にならないように・・
心がけるしかない、同時に、いまは大丈夫でも、自分もいつそうなるか誰にも分からない・・
だから、ボランティアなど通して、介護の現場には参加するようにしたいものだ・・・
認知症の母親を介護した陶芸家の岡上多寿子氏が体験を綴った【千の恩】という本がある、その本の一節に
【人はこの世にいてこそ、その笑顔、その言葉、そのまなざし、その温みまで、「この世にいてこそ」です、
姿があると言うことを、重く受けとめることがどれだけ大切か思い知らされました】人間味あふれる文書です。
高齢社会である限り、親や伴侶がいる限り、介護は誰にでも可能性のあることである・・・