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日本の保守の反ロシアの理由とロシアがウクライナのNATO加盟を嫌がる本当の理由

2022-03-13 22:01:50 | 政治
最近はマスコミでウクライナ問題ばかり扱うので、ユーチューブでもその手の話題には事欠かなくなりました
最近の保守の方々の動画を見ると良く感じるのですが、どうやら私は、保守の人から見て「本物の保守」ではないのでしょう
最近は私の方も、日本の保守と言われる方々の、ある種ガチガチの頑迷さとエベレストより高そうなプライドの高さに辟易としています
今、保守の論客の方たちに、「ロシアの立場を理解し、ロシアを孤立させないようにすべき」、というようなことを発言すると
様々に非難され攻撃を受けることになります

その理由としては、旧ソビエトが日ソ不可侵条約を破り、北方四島を不法占拠して返さない、ということが一点
また、日本人のシベリア抑留と強制労働により、多くの日本人の命を奪ったこと、これがもう一点
そして、赤の広場で多くの人を虐殺した残虐なロシア民族を信用できない、という理由もあるのかと思います
ですからまあ民族そのものを信用できない、ということはあるのかと思います
その点については、ロシア民族の抱えるカルマといいますか、業といいますか、非難されても仕方ない一面はあります

今回のロシアのウクライナ侵攻について、保守と思われる方の意見を総合してみると、こんな感じになります
これはユーチューブ動画のコメント欄に書きこまれた代表的な意見ですが
①もちろんロシアにも安全保障上の譲れない事情がある事は理解するが、あのように暴力と脅しによって相手国に要求を飲ませようとする国家とは到底友好を育む事など出来ない。
②「如何なる大義名分があろうとも、力による現状変更は認めない」という原則を世界が一致団結して守る事は、我が国の安全保障にとって最も重要なことである。
私もこれらの意見には一理あると思います。ですが、これらの意見を述べる人にも、本当は分かっていないのが「ロシア側の理由」です

ここからはロシアの側に立って考えてみます
ロシアがウクライナのNATO加盟を嫌がる本当の理由と、プーチンが戦争に踏み切ったのが「なぜ今なのか?」の理由について考えます

まず一点目、ロシアがウクライナのNATO加盟をどうして嫌がるのか?ですが
これはよくよく考えてみれば誰にでも理解できることなんです
それは、「ウクライナがNATOに加盟してしまった後では、ロシアはウクライナが何をしたとしても報復も何もできない」からです
NATOというのは、「ロシアに対し」、「集団安全保障」を掲げている軍事同盟です
NATO加盟国が、たとえ一国でもロシアとの戦争になれば、集団安全保障の条約により、NATO全体が戦争に参加してくるのです
ロシアは世界中から経済制裁を受けて経済が疲弊しているうえに、NATO軍20数か国を相手にして戦争をすることになり
現実問題として、もはや戦うすべなどなく、あとは核兵器の報復ぐらいしか考えられることはありません
ワルシャワ条約機構という、旧ソビエトを中心とした東側共産圏の国々で作られた軍事同盟はすでに解散されています
しかし、ロシアを敵国と指定したNATOは、いまだにロシア向けのミサイルや戦闘機の配備の拡張を続けています
これが、ロシアがウクライナのNATO加盟を嫌がる本当の理由なんです

ウクライナ北部からモスクワまで、弾道ミサイルで数分の距離です。核ミサイルを打たれたら報復できるかどうかも怪しい時間です
アメリカはウクライナ政府に賄賂を使ってどんどん入り込んでおり、アメリカの武器を購入させていますし
これからもっとその動きは激しくなるでしょう
アメリカはウクライナに戦略・戦術核ミサイルを配備しようとしていたし、生物兵器の研究所を設けて、生物化学兵器を製造していたと言われています
これでウクライナがNATO入りしてしまった暁には、もはやロシアには打つ手がないんです

そして、ロシアのウクライナ侵攻がなぜ「今」なのか?
アメリカはウクライナを、遅くとも今年の夏までにはNATO入りさせようと動いていたようです
そして、そのアメリカの動きを後ろ盾にして、戦略兵器を持たないはずのゼレンスキー大統領が、プーチン大統領の交渉に応じなかった。。。
要するに、ゼレンスキーはドラえもんに出てくるスネ夫なんですよね(笑)
ゼレンスキーは、アメリカの後ろ盾がある限り、ロシアの侵攻はあり得ないと思っていたでしょうし
もしあったとしても、NATO、いやアメリカが助けてくれる。。。そう思っていたことでしょう
しかし、事情が違ってしまった

バイデンと取り巻きのネオコンたちは、ウクライナに兵器を売って儲け、ウクライナを最前線基地として、
そして捨て駒としてロシアに対峙させることでロシアを恫喝し、ロシア経済を牛耳って資源を奪って甘い汁を吸おうと考えていたに違いありません
ジョージソロスなどは、そういうシナリオに一枚も二枚も噛んでいたはずです
しかし。。。プーチンの決断は早かった。。。西側の予想を超えていたんじゃないかと思います
プーチンは孤立と経済制裁のリスクを十分考慮したうえで、それでも時間を引き延ばせばもっと事態が悪化することを見こし、決断したと思われます
プーチン大統領のことを「スマート(賢い)」と表現したのはトランプ大統領ですが
私も、プーチン大統領は非常に頭がよく、決断力と実行力のある優れた指導者だと評価します
たとえ今は世界から「悪魔」と罵られていたとしても、のちの世には「プーチンが世界大戦を未然に防いだ」と言われるかもしれません

保守の方々のロシア嫌い、プーチン嫌いは仕方がないとは思いますが
人間の好き嫌い、人種の好き嫌いだけで物事を見ていては、判断を誤るかもしれませんね
私は、いま日本はウクライナの中立化を支援し、NATOやアメリカに無条件に肩入れしないように願っています
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ウクライナはやはり親ロ政権となって中立化した方が良いと思います

2022-03-13 04:02:56 | 政治
私は、ゼレンスキー大統領が退陣し、ウクライナは親ロシア政権となって中立化された緩衝国になるのが望ましいと思います

ユーチューブなどではやたらとウクライナ支援の寄付を募るような広告がでてきますが
ここをご覧の皆様には、そうした安易な肩入れはお止めするようお勧めします。。。戦争を複雑化し、将来に禍根を残すだけです
ウクライナ関連の動画のコメント欄を見ていると、やたらと「侵略したロシアが悪い」という意見を書く人が多いようですが
その前に、NATOの基本理念である「対ロシア敵対戦略」そのものをよく考えましょう、と言いたいところです
日本人の感覚では、「他国に戦争を仕掛けるのは無条件で悪」という考え方が一般的ですが
世界各国、どの国であっても「他国との交戦権」は認められたものであり、戦争そのものが悪であるという考え方はありません
ロシアにはロシアの、NATOにはNATOの、ウクライナにはウクライナの言い分があり
外交交渉で決着がつかない時に、外交交渉の延長として戦争行為がある。。。これが交戦権です

日本のメディアは実に偏ったものです。西側の言い分がすべて正しく、ロシアの言い分はすべて「偽旗作戦」であるかのような報道です
それは、最初からロシアやプーチン氏に対する偏見も入っているのではないですか?と言いたいところです
かたや翻って、ゼレンスキー大統領はそんなに信用できるのか?といいますと、私はこれまでの一連の流れから見て
ゼレンスキー氏にはそれほど国際政治感覚がないように見えます。はっきり言えば、一国の指導者の適格を欠いていると思います
NATOの後ろ盾があればロシアに対抗できると思ったようですが
ウクライナのNATO入りをプーチンがすんなり諦め、認めると思っていたあたり
ゼレンスキーには国際情勢も地政学上のウクライナの立ち位置も、理解できていなかったというべきでしょう
当初はロシアが本気で攻勢に出てくるとは思っていなかったと思います
「自分にはNATOの後ろ盾がある、だからロシアが本気で戦争仕掛けてくるはずはない」、そう思っていたんではないかと思います

西側メディアはプーチンが行き詰っている、焦っている、ロシアが敗北しかけている、そう報道している向きもありますが
本当に追い詰められているのは、実はゼレンスキーであり、彼の周囲にいる親NATO派の閣僚たちでしょう
NATOも、いや、正確に言うとアメリカも正直、目算が外れているのではないかと私は思っています
ウクライナ侵攻前、アメリカのバイデン氏がロシアのウクライナ侵攻を思いとどまるよう、中国にロシア説得を依頼していたようですが
なにか、すぐにプーチンが軍事決断をすると困ったことになる、と考えていたのではないのでしょうか?
そのぐらい、ロシアの決断が早くて電撃的だったことで、アメリカが面食らって打つ手が後手に回ったということでしょう
いまのところ、アメリカがやっているのは、こそこそとした後方支援とメディア操作と口先介入ばかりです
ゼレンスキーは大いに失望していることでしょう

日本の政治家は、またこれが国際感覚のない人たちばかりです
いま日本がやるべきはウクライナの肩をもって支援を呼びかけることじゃない
ゼレンスキー大統領を説得してウクライナの中立化を呼びかけること、その後しっかりと停戦合意を促すこと
NATOにもロシアにも、世界大戦を起こさないように自制を促すこと
こうしたことじゃないんでしょうか?
ウクライナにはロシア系民族が多く住む東側と南側地域がありますが
この地域は、今回のロシア侵攻に伴って、あらたな国境線と民族国家独立の動きがでてくるでしょう
以前より、ウクライナ軍の暴挙により、ウクライナ東部のロシア系民族は迫害を受けていたということですから
ここもまた、あらたな枠組みができるのも仕方がないのではないでしょうか?

今の段階で私が考えるところはこのようなものになります
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