今日はウクライナ問題の陰に隠れて進行中の、「アメリカ包囲網」についての話を提供しようと思います
世間では、世界がロシアを包囲し、経済制裁でダメージを与えてウクライナ侵攻をやめさせようとしている、とみていますが
その動きとは別に、ジワジワとアメリカ包囲網が出来つつある、アメリカの地位が崩れ落ちようとしている、という話です
日本にとってはとても喜べる問題ではないのですが、今現在、日本人でこのことに気が付いている人は、ほとんどいないと思われます
ですから、今日はあえてそういう問題提起をしようと考えています
ちょっと前にこういう日記を書きました。。。今日はその日記の延長だと思って下さい
アメリカドルシステムの崩壊?経済システムの挑戦と応戦
この日記にもあるように、アメリカと親米国サウジアラビア王国との関係は、過去最悪の状態になっているようです
その原因が、トランプ大統領と真逆の政策をバイデンがとったことで、サウジアラビアが完全に不信感を持ってしまったことにあるようです
サウジアラビアはお隣の国、イエメンの政府を強く支援しています
ですがイエメン政府はシーア派の反政府武装組織「フーシ(アンサール・アッラーともいう)」と長年の内戦による敵対関係にあり
イエメンはサウジの協力のもと、アメリカから防衛兵器の供給を受けていました
トランプ大統領は政権当時、サウジの皇太子モハメッド・ビン・サルマンと非常に良好な関係を結んでおり
アメリカ政府はフーシをテロ組織として認定し、イエメンにミサイル防衛システムなどを提供していました
しかし、バイデンは就任直後、トランプの決定をひっくり返してしまったのです
。。。。バイデンのやったことをウィキペディアから引用すると
「2021年1月19日、トランプ大統領は退任間際、親イラン組織であることを理由にフーシをテロ組織に指定した。しかしながら直後に発足したジョー・バイデン政権は、テロ組織指定により物質支援などが制限され、国際連合による和平仲介や人道支援活動への悪影響が出ると問題視。1カ月もたたない2月16日付でフーシ派のテロ組織指定を解除することを発表した。ただしブリンケン国務長官は、指導者ら個人への制裁は継続するとともにフーシ派の行動を変えるよう圧力をかけ続けるとしている。」
ということでバイデンは、対ドローン、対ミサイル用のパトリオット迎撃システムをイエメンから引き上げてしまいました
今、イエメンはフーシからの攻撃を防ぐのに大変苦労しているようです
これがサウジアラビアにアメリカへの不信感を強く植え付けました
しかも、バイデンはトランプ大統領と親しかった皇太子を無視し、国王としか話さないなどの対応をして皇太子の不興をかっています
これ、おそらくはトランプへの嫉妬から逆のことをしようとしたのだと思いますが、これがまさに完全な裏目
フーシは過去にサウジアラビアの施設もミサイル攻撃していたため、このバイデンの決定は皇太子の怒りを買ったものと思われます
今、バイデン大統領はビン・サルマン皇太子との電話会談もできない状態です
だから石油価格がどれだけ高騰しても、サウジに石油の増産依頼すらできない、話すことすらできないのですから当然です
それで、話はここで終わりません
困ったバイデンは、今度はイランに増産を依頼しようとして、イランへの制裁を緩めるなど、対話の方向に持って行こうとしています
もともとバイデンはオバマ政権の副大統領であったことから、イランには「対話による解決」というぬるい対応に従事してきており
この石油価格高騰という非常事態に、イランの制裁を緩めて石油を増産させようとの腹であろうと思います
これがイランと長年のライバル関係であったサウジアラビアの不信感をますます煽っていると言います
しかも、それだけじゃないんですよ。。。問題はイスラエルです
そもそもイランの核開発問題というのは、その敵対対象国はイスラエルです
アメリカがイランに近づき、核に対する締め付けや制裁を緩めるなど、イスラエルが容認するはずがありません
イスラエルはイランが核保有するなら、その前に核攻撃も辞さないという構えを崩しておらず
アメリカがイランに甘くなり、イランが核開発を行えば、中東における核戦争の危機が極めて現実化します
ここまでが前提の話です。。。長くなりましたが、ここまでが前提で、まだ続きがあります
そのまま書くことも考えましたが、とりあえず長くなりましたので、続きは次回ということで
リクエストありましたらできるだけ早く書きます
世間では、世界がロシアを包囲し、経済制裁でダメージを与えてウクライナ侵攻をやめさせようとしている、とみていますが
その動きとは別に、ジワジワとアメリカ包囲網が出来つつある、アメリカの地位が崩れ落ちようとしている、という話です
日本にとってはとても喜べる問題ではないのですが、今現在、日本人でこのことに気が付いている人は、ほとんどいないと思われます
ですから、今日はあえてそういう問題提起をしようと考えています
ちょっと前にこういう日記を書きました。。。今日はその日記の延長だと思って下さい
アメリカドルシステムの崩壊?経済システムの挑戦と応戦
この日記にもあるように、アメリカと親米国サウジアラビア王国との関係は、過去最悪の状態になっているようです
その原因が、トランプ大統領と真逆の政策をバイデンがとったことで、サウジアラビアが完全に不信感を持ってしまったことにあるようです
サウジアラビアはお隣の国、イエメンの政府を強く支援しています
ですがイエメン政府はシーア派の反政府武装組織「フーシ(アンサール・アッラーともいう)」と長年の内戦による敵対関係にあり
イエメンはサウジの協力のもと、アメリカから防衛兵器の供給を受けていました
トランプ大統領は政権当時、サウジの皇太子モハメッド・ビン・サルマンと非常に良好な関係を結んでおり
アメリカ政府はフーシをテロ組織として認定し、イエメンにミサイル防衛システムなどを提供していました
しかし、バイデンは就任直後、トランプの決定をひっくり返してしまったのです
。。。。バイデンのやったことをウィキペディアから引用すると
「2021年1月19日、トランプ大統領は退任間際、親イラン組織であることを理由にフーシをテロ組織に指定した。しかしながら直後に発足したジョー・バイデン政権は、テロ組織指定により物質支援などが制限され、国際連合による和平仲介や人道支援活動への悪影響が出ると問題視。1カ月もたたない2月16日付でフーシ派のテロ組織指定を解除することを発表した。ただしブリンケン国務長官は、指導者ら個人への制裁は継続するとともにフーシ派の行動を変えるよう圧力をかけ続けるとしている。」
ということでバイデンは、対ドローン、対ミサイル用のパトリオット迎撃システムをイエメンから引き上げてしまいました
今、イエメンはフーシからの攻撃を防ぐのに大変苦労しているようです
これがサウジアラビアにアメリカへの不信感を強く植え付けました
しかも、バイデンはトランプ大統領と親しかった皇太子を無視し、国王としか話さないなどの対応をして皇太子の不興をかっています
これ、おそらくはトランプへの嫉妬から逆のことをしようとしたのだと思いますが、これがまさに完全な裏目
フーシは過去にサウジアラビアの施設もミサイル攻撃していたため、このバイデンの決定は皇太子の怒りを買ったものと思われます
今、バイデン大統領はビン・サルマン皇太子との電話会談もできない状態です
だから石油価格がどれだけ高騰しても、サウジに石油の増産依頼すらできない、話すことすらできないのですから当然です
それで、話はここで終わりません
困ったバイデンは、今度はイランに増産を依頼しようとして、イランへの制裁を緩めるなど、対話の方向に持って行こうとしています
もともとバイデンはオバマ政権の副大統領であったことから、イランには「対話による解決」というぬるい対応に従事してきており
この石油価格高騰という非常事態に、イランの制裁を緩めて石油を増産させようとの腹であろうと思います
これがイランと長年のライバル関係であったサウジアラビアの不信感をますます煽っていると言います
しかも、それだけじゃないんですよ。。。問題はイスラエルです
そもそもイランの核開発問題というのは、その敵対対象国はイスラエルです
アメリカがイランに近づき、核に対する締め付けや制裁を緩めるなど、イスラエルが容認するはずがありません
イスラエルはイランが核保有するなら、その前に核攻撃も辞さないという構えを崩しておらず
アメリカがイランに甘くなり、イランが核開発を行えば、中東における核戦争の危機が極めて現実化します
ここまでが前提の話です。。。長くなりましたが、ここまでが前提で、まだ続きがあります
そのまま書くことも考えましたが、とりあえず長くなりましたので、続きは次回ということで
リクエストありましたらできるだけ早く書きます