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アメリカがなぜ「泥船」なのか?縁起の理法からその理由を考える

2023-10-25 01:21:28 | 政治
アメリカと日本は、ここ最近、国として同じ重篤な病を抱えているように、私には見えます
人間に、誕生から成長、そして体の衰えから死、という一生のサイクルがあるように、国にもそのサイクルがあるのかもしれません
国家なんてものは、腐敗して滅びれば、あとはまた違う国ができて栄枯盛衰を繰り返していく。。。その過程があるのかもしれません
そして、その国家の栄枯盛衰の中を生きるとき、人間はまた「何が国を強くし、何が国を亡ぼすのか?」について学ぶのかもしれません
すべての事象、出来事は、人間の学びのための材料にすぎない。。。。という考えかた。。。私は好きですね

考えてみますと、例外なく言えることとして、国が成長していくとき、その根底にあるものは「国民の民度の高さ」だと思います
それも、特に道徳心や倫理観が国民に備わっていることを前提とすれば、国を発展させる力は、その国民の「勤勉の精神」なんですね
「勤勉の精神」こそが、本当の「資本主義の精神」だと私は思います
これが失われたら、その国は衰退し崩壊するのですよ
いや、一つ大事なことを忘れていました。。。国が崩壊するためにはもう一つ条件がありまして、それは「国民の倫理観が崩壊している」
ということです。。。つまり、国民の倫理観と勤勉の精神が崩壊すると国は崩壊する。。。。これがまさに今現在のアメリカの姿ですね
こういうのが、「縁起の理法」と言いまして、言い換えると「原因と結果の法則」なのです

資本主義というのは、株式つまり資本金を集めて投資することで大きな利益を生み出す、という考え方で、それ自体は間違っていないと思います
お金には「集中させると大きな力を生み、分散させると力を失う」という性質がありますので、資本を集めることは理に適っているわけです
ところが、資本主義はそれだけでは駄目であって、その前提として「勤勉の精神」が必要なんです
これが無くなりますとね、要は皆が投資家になって、「誰かに頑張ってもらって稼いでください、そして利益を私に下さい」
という話になるわけです。。。これが行き過ぎているのがアメリカ社会で、株式配当がずば抜けて高いのもアメリカの特徴なんですね
要は、「勤勉などどうでもいいから、手っ取り早く安い労働力を使って稼げ」と、株主が経営者に命令をしてくるわけです
その結果として、人件費の高い、忠誠心があり勤勉な労働力をリストラして、安い労働者を不法移民でも何でもいいから使うわけです

一例として、最近、アメリカの武器弾薬不足が問題になっていますよね?これ、完全に原因結果の法則の結果なんです
彼らは、国を守るための武器一つ取ってしても、株主の意向で「安い労働力を使って高く商品を売らせろ」となるわけなんです
だから、以前にもこの日記で指摘しましたが、アメリカは、武器弾薬の製造コストが異様に高いわりに、製造能力が低いのです
武器製造企業からしても、「どうせアメリカ政府に買わせるんだから言い値でいいんだ」ということで、あぐらをかいているわけです
この体質、経営者なら分かると思いますが、一日や二日でどうにかなる問題じゃないんですね
武器弾薬製造能力に関しては、ロシアが素晴らしいんじゃありません。。。アメリカが腐敗してどうにもならないだけなんです
これだけはね。。。アメリカを牛耳るグローバリストやネオコンをもってしても、どうにもならない部分なんです
そもそも、勤勉の精神を否定して、金儲けだけを優先するネオコンに、ロシアの製造能力の高さの理由が分かるはずはありません(笑)

実例はまだまだあります。。。中国の経済成長にしたって。。。結局は資本主義経済を取り入れたところ、経済成長途中で完全に頓挫しました
国民に「勤勉の精神」を植え付ける事ができなかったことがその理由でしょうね。。。だから不動産バブルでみんな破産した(笑)
彼らには根本的に「モラル」となる道徳や宗教心も欠けていましたからね。。。もう経済成長に向かう事はおそらくないでしょう
バブルの崩壊は、多くの国民に「心の傷(トラウマ)」を植え付けましたから、そう簡単に立ち直ることはありません
これから中国にあり得るのは、「強盗の経済学」だと思います。。。他国の富を奪いに来るでしょうね

そして日本ですが、悲しいかな、日本ももはや「勤勉の精神」という言葉そのものが化石化し
下手をすれば勤勉という言葉がパワハラとして、コンプライアンス違反となって、取り締まられることになるかもしれません
そんな国になって、どうやって国を繁栄させていくというのでしょうか?
MMTで、せっせとお金を刷りますか?
お金は発行できても、国民の勤勉の精神は発行できません
お金を発行すればみんな豊かになって、経済はうまく回るんだ。。。そう考える人がMMTを信奉している人には多いですが
縁起の理法から言えば、「お金をたくさん発行すると人間は勤勉になる」は、成り立たないんですよ
だから、MMTには、根本的に間違いと勘違いがあるんです
むしろね、お金を刷って、政府が低所得者に分配し始めると、どんどんモラルが失われていく結果に、おそらくはなるでしょう
それが「縁起の理法」というものです。。。人は働かないで他人から施しを受けることに慣れてくると、道徳心を失っていくんです

私が見るに、もうアメリカというバベルの塔は、崩壊がかなり進んでいます
もう手遅れでしょう
でも、そのバベルの塔の崩壊の時こそ、残された国々は、新たな一歩を踏み出せるのです
そのためには、「アメリカは何を間違えたのか?」を、しっかり研究し、後世に教訓として残さなければなりません
国が生き残れるかどうかは。。。。すなわち、宗教心からくる勤勉の精神を取り戻すこと。。。これが日本に残された「復活への唯一の道」であると
今日は結論として申し上げておきたいと思います

それではまた
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