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ウクライナは実は中国共産党と酷似している

2022-06-16 23:47:38 | 政治
釈さん、さすがに鋭い分析ですね

ウクライナ政府と中国共産党の驚くべき共通点。ウクライナ戦争の本当の理由とは?メディアが誤解する真実。(釈量子)【言論チャンネル】

政治思想家・哲学者のハンナ・アーレントは、ナチス・ドイツの反ユダヤ思想、つまりユダヤ人迫害という過激な思想は
世間一般の見方によると、危険な国家至上主義、つまり「ナショナリズム」が、ユダヤ迫害の原因だと一般には見られているものの
真実はそうではなく、むしろナチスが、いまで言う「グローバリズム」的な、「一つの思想、一つの考え方で世界を統一する」
という統一思想の下、全体主義としてユダヤ迫害が行われたことを明らかにしています

ウクライナという国は、過激な民族主義者たちが国の中枢を掌握し、「一つの言語、一つの民族」の、国を一つの価値観で統一する
という考え方に基づいて、ウクライナ国民である「ロシア系民族・ロシア語系民族」に迫害を加えたわけです
つまり、異なった価値観を認めない、というのは、ナショナリズムではなく、むしろグローバリズムの全体主義なのであり
ウクライナこそが、危険な民族統一思想をもつ「全体主義国家」だったのです

そして、最近わかったことですが、このナチスドイツの思想の中核にある「第三帝国構想」は
実は国民国家によるナショナリズムの発露などではなく、帝国主義グローバリズムなのであり
その根源にある思想の発信源は、実はドイツの哲学者、エマニュエル・カントという哲学者でした
カントが、グローバリズムの根源にある世界統一思想の持ち主であり、思想の理論的主柱・背骨だったことが分かりました

カントの思想は、後世に様々な毒水を流しているようです
カントは、エマニュエル・スウェーデンボルグとも親交があり、霊的世界を否定せず、逆に惹かれていたようですが
カント自身には、霊や魂といったことが分からなかったようで、彼の哲学は「分からないことは扱わない」
要するにギリシャ哲学に出てくる「イデア」のような、魂や霊魂をあつかった物には手を出さない、ことを徹底し
その思想を組み立てました

結果、カントの影響を受けた後世の人々が、「不可知論」を展開し
プラトンやヘーゲルなどの哲学を「非科学的だ」とする流れが起きてきました
その流れの中に、カール・ポパーもいて、「開かれた社会とその敵」という書物の中で、プラトン、ヘーゲルを痛烈に批判したのです

ドイツは、カントの影響を受けて第三帝国という「世界統一政府」を作ろうとしましたが破れました
その後に出てきたのがアデナウアーという首相で、この人も実はカントの影響を受けて「世界統一政府構想」を唱え
「ヨーロッパは統一政府(いまのEU)を作るべきだ、そして、二度と戦争を起こさないようにドイツはその政府の傘下に入る」
と強く主張して、その流れが、のちのEU結成の流れになった。。。という経緯があります

つまり、ヨーロッパのグローバリズム的な、「多様性を認めない一つの統一国家をつくる」という構想の根源にはカントがおり
カントが「霊的なものと哲学を分離した」ことから「政教分離」の流れが起き、それが共産主義思想の源流にもなりました
そしてその毒水は、「欲望の自由」を肯定するポパーへと流れ、ポパーの思想はジョージソロスを動かし、世界を混乱に陥れています
カントの思想は、唯物論として流れて分派し、共産主義と極端な欲望の自由主義の両方を生み出すことになったわけです

ですから、思想というものは、後世に多大な影響を及ぼすわけですね
私は、思想を紡ぐことは大切なことだと思うけれども、そこに霊的なもの、イデア的なものを完全に排除すると
間違った方向に行くと思っています

ロシアのプーチン大統領は就任後、ロシア正教を復活させました、トランプ大統領は「建国の精神を取り戻す」と言いました
アメリカの建国の精神は、宗教心に満ちた精神です
宗教心とは、実は非常に大切な道徳、倫理観のもとを作るものです
神話や誇りを無くした民族は、すべからく滅ぶと言います。。。
そうならないためにも、いま日本は精神性を取り戻すべき時に来ていると思います

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