さすがのリベラル派も、完全な一枚岩とはいかないようです
ニューヨークタイムズの意見記事は、文面上そうは言わないものの、実質、ウクライナ紛争はロシア側がほぼ計画を完遂していることを認める内容でした
“A decisive military victory for Ukraine over Russia, in which Ukraine regains all the territory Russia has seized since 2014, is not a realistic goal. … Russia remains too strong…”
「ウクライナ側が主張するロシアに対する軍事勝利の条件である、”2014以降にロシアに奪われたすべての土地を取り戻す”、という目標は、現実的とは思えない。。。ロシアは相変わらず強すぎる。。。」
ウクライナ側は、2014年のロシアによる「クリミア併合」も含め、ロシア側が領土を返還しない限り和平はない、としているものの
ニューヨークタイムズは、「今の現状でロシアがその条件を飲む要素はまったくない」、ということが分かっているわけです
そして、過日のダボス会議のヘンリー・キッシンジャー氏の提案もまた、対ロシア強硬派が一枚岩ではないことを示すものになりました
”I hope the Ukrainians will match the heroism they have shown with wisdom.”
「ウクライナがこれまで見せてきた勇気と賢明さを一致させることを望んでいる」
これはニューヨークタイムズと同じく、ウクライナによる強硬姿勢が、取り返しのつかない悲劇(世界大戦)を起こしかねない
という懸念を表明するもので、もはや「雌雄は決している」ことを暗に含めており
ロシアのウクライナ特別軍事作戦が始まる以前より、事実上ドネツク・ルガンスク地方のドンバス地方はロシア系住民が支配しており
「その現状」を認めるべきだ、と言っているわけです
つまり、キッシンジャーは、ロシアに現状のウクライナ東部と南部を割譲してでも、和平を進めるべきだ、と言っているわけです
これがキッシンジャーの語っていることのニュアンスです
私自身はどう考えているかというと、はっきり申し上げて、キッシンジャーのニュアンスの通り
現況ロシア領のクリミアを含む、ドネツク・ルガンスク、そしてウクライナ南部は、ロシアに割譲して和平交渉し
最終的にはウクライナを中立化して、NATOとロシアの影響の及ばない中立国とすべきだと思います
日本の頑固な守旧保守の皆さんは、相変わらず「現状変更を認めることがあってはならない」の一辺倒ですが(笑)
実は、こうした大国間の力関係により、ウクライナのような小国が中立化したことは、近代の歴史上何度も起こっていることなのです
これが「バランス・オブ・パワー」というものであり、要は、アメリカによる過剰な介入主義が、ウクライナの不安定を招いているだけなのです
守旧派の保守の皆さんは、まず最初に、アメリカを諫めるべきでしたね
また、ポーランドがウクライナの主権を引き継ごうと画策している向きもありますが
もし、ポーランドがウクライナを事実上併合してしまった場合、この過激なNATO加盟国によって、次は本当に世界大戦になると思います
そうならないように、まずはウクライナ政府に主権が残っている間に和平交渉を進めることが先決だと思います
今回の日記の最後に、RTのこの記事をご紹介しておきます
Ukraine admits major defeat
ウクライナは大敗していることを認める
これによると、ロシア軍がドネツク州北部の町、リマン(Liman)を支配した、ということをウクライナ政府自身が明らかにしました
これだけではなく、もはやウクライナ東部では、ウクライナ軍は分断され、相互に行き来できないように分割されて包囲されており
少しずつ投降兵が増えているようで、これから投降者はますます増えることが予想されており、もはやウクライナ軍の戦闘継続は難しいようです
これからもこうした事を日記に書いていきたいと思います
ニューヨークタイムズの意見記事は、文面上そうは言わないものの、実質、ウクライナ紛争はロシア側がほぼ計画を完遂していることを認める内容でした
“A decisive military victory for Ukraine over Russia, in which Ukraine regains all the territory Russia has seized since 2014, is not a realistic goal. … Russia remains too strong…”
「ウクライナ側が主張するロシアに対する軍事勝利の条件である、”2014以降にロシアに奪われたすべての土地を取り戻す”、という目標は、現実的とは思えない。。。ロシアは相変わらず強すぎる。。。」
ウクライナ側は、2014年のロシアによる「クリミア併合」も含め、ロシア側が領土を返還しない限り和平はない、としているものの
ニューヨークタイムズは、「今の現状でロシアがその条件を飲む要素はまったくない」、ということが分かっているわけです
そして、過日のダボス会議のヘンリー・キッシンジャー氏の提案もまた、対ロシア強硬派が一枚岩ではないことを示すものになりました
”I hope the Ukrainians will match the heroism they have shown with wisdom.”
「ウクライナがこれまで見せてきた勇気と賢明さを一致させることを望んでいる」
これはニューヨークタイムズと同じく、ウクライナによる強硬姿勢が、取り返しのつかない悲劇(世界大戦)を起こしかねない
という懸念を表明するもので、もはや「雌雄は決している」ことを暗に含めており
ロシアのウクライナ特別軍事作戦が始まる以前より、事実上ドネツク・ルガンスク地方のドンバス地方はロシア系住民が支配しており
「その現状」を認めるべきだ、と言っているわけです
つまり、キッシンジャーは、ロシアに現状のウクライナ東部と南部を割譲してでも、和平を進めるべきだ、と言っているわけです
これがキッシンジャーの語っていることのニュアンスです
私自身はどう考えているかというと、はっきり申し上げて、キッシンジャーのニュアンスの通り
現況ロシア領のクリミアを含む、ドネツク・ルガンスク、そしてウクライナ南部は、ロシアに割譲して和平交渉し
最終的にはウクライナを中立化して、NATOとロシアの影響の及ばない中立国とすべきだと思います
日本の頑固な守旧保守の皆さんは、相変わらず「現状変更を認めることがあってはならない」の一辺倒ですが(笑)
実は、こうした大国間の力関係により、ウクライナのような小国が中立化したことは、近代の歴史上何度も起こっていることなのです
これが「バランス・オブ・パワー」というものであり、要は、アメリカによる過剰な介入主義が、ウクライナの不安定を招いているだけなのです
守旧派の保守の皆さんは、まず最初に、アメリカを諫めるべきでしたね
また、ポーランドがウクライナの主権を引き継ごうと画策している向きもありますが
もし、ポーランドがウクライナを事実上併合してしまった場合、この過激なNATO加盟国によって、次は本当に世界大戦になると思います
そうならないように、まずはウクライナ政府に主権が残っている間に和平交渉を進めることが先決だと思います
今回の日記の最後に、RTのこの記事をご紹介しておきます
Ukraine admits major defeat
ウクライナは大敗していることを認める
これによると、ロシア軍がドネツク州北部の町、リマン(Liman)を支配した、ということをウクライナ政府自身が明らかにしました
これだけではなく、もはやウクライナ東部では、ウクライナ軍は分断され、相互に行き来できないように分割されて包囲されており
少しずつ投降兵が増えているようで、これから投降者はますます増えることが予想されており、もはやウクライナ軍の戦闘継続は難しいようです
これからもこうした事を日記に書いていきたいと思います