映画『テッド・バンディ 』
何度も映像化されているテッド・バンディ(セオドア・ロバート・バンディ)ですが
今回はザック・エフロンがテッドを演じています。
ザック・エフロン名演じゃないですか、これは!
さらに、テッドの恋人の視点が強めだというのが大きなポイントですね。
単なるシリアルキラーものではなくて
「身近な人が実はシリアルキラーでした」という恐怖と混乱を実話を基に描いています。
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四コマ映画『テッド・バンディ 』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2442
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テッド・バンディといえばここに書くことすらためらうほどの殺人鬼。
シリアルキラー の語源になった男で、裁判官の言葉を借りると「極めて邪悪で衝撃的に凶悪で卑劣」な男。
しかし、IQ160でイケメンで立ち居振る舞いも堂々としていてユーモアもあるので
裁判がテレビで放映されると女性ファンが増えていき
傍聴席は毎回満席、ファンレターも届くという状況。
自分で自分の弁護をできるほどの頭を持っていたので
メディアも翻弄され、
事件を州をまたいで実行されていたことから
それぞれの州警察の連携もとれず
なかなかテッドを有罪にできない。
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テッドの恋人の視点になっているので
観客側も「有罪なの?無罪なの?」と揺さぶられながら観ることになります。
パンフによるとこれは監督の意図通り。
監督のジョー・バーリンジャーはドキュメンタリー作家らしい個性で
他の映画との差別化が図られています。
監督曰く
「真実は誰でも見えるとことにありましたが、手遅れになるまで、誰1人その真実に立ち向かうことができなかったのです」とのこと。
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四コマ映画『テッド・バンディ 』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2442
ラスト、ネタバレは以下に。
最終弁論。
テッド「警察はあらかじめ犯人を決め、警察に有益な証拠ばかりを集めるのです。この裁判は茶番です。無実の男をホラー映画の怪物に仕立てるなんて」
州「フロリダ州は彼の有罪を主張します。第一級殺人2件と殺人未遂3件」
テッド「僕がその無実の犠牲者です」
***
7時間後に判決が出る予定。
テッドをずっと支援してきたキャサリン。
キャサリン「将来の話、覚えてる?家と犬と…」
テッドはイマイチピンときてない。言ったっけ?みたいな顔。
キャサリン「もう1人メンバーが増えるわ」とお腹を触る。
妊娠した模様。
テッド「…………………………………裁判を終わらせよう」
と裁判所へ向う2人。
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全ての罪で有罪に。
テレビでそれを見て泣くリズ。
支えるジェリー。
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テッドの母「死刑は人が人に課す最も野蛮な行為です。フロリダの方は神の法より上なのですか」
裁判長「有罪判定を支持します。人の命をなんとも思っていない犯行。って君を死刑に処し、絶命するまで体に電流を流すことにします。発言を望むなら」
テッド「慈悲は求めてない。やってもいない罪で自費を求めるのはおかしい。犯人の特定は間違っている。この判決は僕が受けるべきではない。」
裁判長「君の頭ならイイ弁護士に慣れた。人間性の無駄遣いだ。君は道を誤った。君に敵意はない。自分を大切に。」
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リズにテッドからの手紙が届く。
「これはラストレターだ」と書いてある。
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死刑執行の日。刑務所の周りには多くの報道陣。
「テッドは精神鑑定を要求。死刑を免れる作戦でしょう」
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リズがテッドに面会。映画冒頭のシーン。
テッド「綺麗な指輪だ」
たぶんジェリーからもらった指輪をはめている。
テッド「僕が女性に手をあげるわけない」
リズ「私が通報したの。以前は私のせいであなたの人生を台無しにしたと自分を責めていた。私があなたを信じなければ、他の女性たちを救えたのに。
だけどもういや。悪いのは私じゃない。あなたよ。あなたが犯人なのね。」
「僕はやってない」
「あなたがやったの?」
「違う。狙いはわかっているが、期待には応えない」
「こんな男にモリー(娘)を預けていたなんて!私を殺そうとした?」
「盗聴されてたら言えないよ」
「どこまで異常なの?もう私を放して!」
「君には信じて欲しかった」涙ぐむテッド
リズはフィッシャー刑事から受け取っていた極秘資料をテッドに渡す。
そこにはテッドが起こした凄惨な殺人の詳細な写真がいくつも載っていた。
首のない女性の体など。
「僕は悪人じゃない」
「彼女の頭をどこにやったの?」
テッド、電話を置いて2人の間のガラスに指で文字を書く。
〝弓のこ〟
***
回想シーン。
腕を吊って障害者の振りをしたテッドが女性に近づく、バールのようなもので頭を殴り、森の中へ連れていき、頭を切断する。
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リズ、面会室を出る。
続いてフィッシャー刑事が入ってくる。
***
刑務所の外で今までの出来事を反芻するリズ。
ジェリーとモリーが車で迎えにきた。帰宅。
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テッドの死刑執行日は1989年1月24日。
彼は死ぬ前に30人の殺害を告白したが、余罪はもっと多いとされる。
テッドは自分の遺灰は多くの被害者の眠るカスケード山脈に巻くように希望した。
(実行されてんでしょうか。被害者としては最悪なんですけど。。)
リズは酒を断ち、今もワシントン在住。
キャロルは女児を出産。テッドの認知を受けた。
認定されているテッドの犠牲者名がずらりと並び、読まれる。
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本人の映像。
「君は無罪?」
「もちろん無罪だよ」と笑う
映画のシーンそのままを実際もやっていた。
確かにセクシーイケメン、人懐っこい笑顔。
キャロル本人「彼は無罪よ」
傍聴人「暴力を振るうようには見えない」
「噛み跡が決定的だった」
母「死刑は……」
裁判長「人間性の無駄遣いだ……」
死刑執行の日、数百人が歓声をあげた。
テッド「今や殺人鬼は暗闇からよだれを垂らして出てこない。大好きな人や仲間や尊敬する人が突然悪魔のように豹変するかもしてない」
(お前が言うな)
テッドとモリーが仲良く写っている写真。
終わり。
映画『テッド・バンディ 』
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