上映日:2016年07月02日製作国:日本上映時間:75分 監督/大森立嗣
原作/此元和津也 出演者/池松壮亮 菅田将暉 中条あやみ 鈴木卓爾 成田瑛基 岡山天音 奥村勲 笠久美 牧口元美 宇野祥平
→菅田将暉の演技の幅の広さハンパないやん!コメディセンスが最高な『セトウツミ』 | FILMAGA(フィルマガ) https://filmaga.filmarks.com/articles/1482/
→四コマ映画『セトウツミ』http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2702
瀬戸と内海だからセトウツミ
「喋るだけの青春」という宣伝コピーの割には登場人物が多くて描くのがめんど……、とても描き甲斐がありました。
さすがにダウンタウンを敬愛している菅田将暉だけあってコメディセンスが素晴らしい。ただし、監督は「漫才にしないでくれ」とたびたび注文をしていたようです。「漫才」はおそらくスピードとテンポが大事なんだと思いますが、『セトウツミ』での2人の掛け合いはちゃんとしたリアルな会話になっていました。
大森立嗣監督
というと『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』や『さよなら渓谷』などの重い人間ドラマをイメージして、なぜ『セトウツミ』を?と疑問でしたが、そういえば「まほろ駅前」シリーズでゆるい空気感のバディ映画を撮っている方でした。『セトウツミ』の監督してピッタリだったわけです。
SNS世代
のジメッとしたリア充への嫉妬映画だったらイヤだったんですが、全然そんなことはなく普遍的でカラッとしたものでした。ただ正直でいる2人だから観ててむしろ爽やかな気持ちになります。
特徴的なのはセトとウツミの距離感。一緒にいて喋ってたら楽しいけど、お互いの家の事情とかには深入りしない。誰よりも心開いているけど、あんまり相手に踏み込み過ぎるとこの関係が壊れてしまうことも知ってる。もしセトが部活再開したりウツミの塾の時間が変わったらサラリと終わってしまうのでしょう。刹那的な青春をクールに捉えている映画だと思います。
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