
テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)
Thelma & Louise
上映日:1991年10月19日
監督 リドリー・スコット
脚本 カーリー・クーリ
出演者 スーザン・サランドン(ルイーズ) ジーナ・デイヴィス(テルマ) ハーヴェイ・カイテル マイケル・マドセン クリストファー・マクドナルド スティーヴン・トボロウスキー ブラッド・ピット

2024年に『テルマ&ルイーズ』4K上映!
ってのがありまして、4Kブームとは言え、『テルマ&ルイーズ』なんだ!と驚きました。
ってのがありまして、4Kブームとは言え、『テルマ&ルイーズ』なんだ!と驚きました。
なぜなら観てなかったから。。
観てなら「4K!そりゃそうだ!」と膝を打ったことでしょう。
結局4Kは観れなかったんですが、自宅で配信で観まして、びっくりド傑作じゃないですか!こんなにも傑作なの!
観てなら「4K!そりゃそうだ!」と膝を打ったことでしょう。
結局4Kは観れなかったんですが、自宅で配信で観まして、びっくりド傑作じゃないですか!こんなにも傑作なの!
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90年代初頭。
女性2人が主役の映画なんてあり得なくて製作されない可能性もあった、と。
しかも〝ハリウッドに女性の脚本家が1人しかいなかった〟(本当?)時代に女性のカーリー・クーリの脚本が映画化され、アカデミー脚本賞を受賞!
あと、ジーナ・デイビスにヌードシーンが求められていたけどジーナはスーザン・サランドンに相談して「ジーナ役がヌードになる理由がない」とのことでヌードシーンは無くなった、と。
(2020)を見ると、90年の段階で女優2人がこれを言えてることが以下にすごいことかわかる。
映画の内容も素晴らしいし、ガワも素晴らしい。
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テーマがクリアですね。女性差別。
特に男性からの女性差別ですね。
それを女性同士で〝超えていく〟イメージでしょうか。
特に男性からの女性差別ですね。
それを女性同士で〝超えていく〟イメージでしょうか。
男の酷さも色々種類があった。
性犯罪者は地獄に堕ちてもらうとして、
エネ夫(エネミー夫)もいるし、
恋愛?感情に付け入るクズ(ブラピ)もいるし、
あの刑事も今となっては「女性2人が浅はかな考えて行動しちゃって…」という視点が失礼だし。
性犯罪者は地獄に堕ちてもらうとして、
エネ夫(エネミー夫)もいるし、
恋愛?感情に付け入るクズ(ブラピ)もいるし、
あの刑事も今となっては「女性2人が浅はかな考えて行動しちゃって…」という視点が失礼だし。
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この映画のオチも含めて、
全体的にはこの「ちゃんと考えて行動してない感じ」が、
痛快でもあると同時に
まだ女性ってこうだよね感があってちょっと引っ掛かりはする。
全体的にはこの「ちゃんと考えて行動してない感じ」が、
痛快でもあると同時に
まだ女性ってこうだよね感があってちょっと引っ掛かりはする。
ただ1991年の映画であることを考えると、これが当時の時代性なのかなとも思う。
ラストネタバレは以下に。
30年以上も前の映画で、しかも物議を醸した衝撃ラストなので有名すぎて、僕も見てなかったけど何となくは知っていました。
にしてもあんなにもスッパリ終わるとは…。
グランドキャニオン的なところに追い詰められた2人。
後ろにはずらっとパトカー。
今世で逃げる場所はない。「行くぜ!」と飛翔。
脚本家はこれを「ハッピーエンド」と言っています。
それもわかる。
「衝撃のラスト!」の価値以上に、彼女らの飛翔には爽快感と重い意味があると思う。
それもわかる。
「衝撃のラスト!」の価値以上に、彼女らの飛翔には爽快感と重い意味があると思う。
ハッピーエンドなのかどうかは重要ではないと言うのを大前提にして
「ハッピーエンドじゃねえだろう」と言いたい。
「ハッピーエンドじゃねえだろう」と言いたい。
「女性2人が主役の映画なんて無理」と製作自体されなかった可能性があった世界で
「女性2人がああするしかなかった」ことにやはり「ハッピー」はないでしょう。。
「女性2人がああするしかなかった」ことにやはり「ハッピー」はないでしょう。。
今では女性2人主役の映画どころか、女性単独の映画もたっくさんある、アフリカ系女優単独主演も、アジア系女優単独主演もある。
テルマとルイーズは今も飛び続けている。