ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

笑顔の店員さん

2017-03-06 12:57:50 | 雑感
先日、ショッピングモールに行った際に、
かわいい靴を見つけたので、試着してみることにした。

店員さんは、若くて笑顔が素敵な女性の方で、
にこやかに対応してくれた。

私が試着した靴は、少し大きかったので、
私はワンサイズ小さい靴をお願いしたが、
その店員さんは、同じデザインの、別の色の靴を持ってきた。

私が欲しかったのは茶色の靴だったのだが、
店員さんが持ってきたのは、若草色の靴だったのだ。

まあ、試してみたかったサイズは同じなので、
私は若草色の靴を試着した。
ワンサイズ小さくしたので、ぴったりだった。

「このサイズでいいと思います。
このサイズの、茶色の靴をいただけますか?」
と私は店員さんにお願いした。

すると、店員さんは一旦、裏に引っ込んでから、
「ごめんなさい。茶色でそのサイズは、もうないんです。
若草色のものだったらあるんですが・・・。
この春の限定色です。いかがですか?」
と言って出てきた。

店員さんの感じがよかったので、私はできれば買ってあげたいと思ったけれど、
若草色は使いにくいかなと思って、お断りした。

そして、何も買わずにお店を出た。
笑顔で接してくれた店員さんに申し訳ないと思いながら。

でも、一連のやりとりを横で見ていた夫が、こう言った。

「さっきの店員さんは、最初から、茶色い靴の在庫がないことは分かっていたんだよ。
だから、さなぎに若草色の靴を履かせて、
そっちを売ろうとしてたんだ。」

私は軽いショックを受けた。
店員さんはにこやかで、丁寧で親切で、
親身になって接客をしてくれたように感じていた。

でも、したたかな商売っ気もあったのだ。

もし、私が望む色の在庫がないことが分かっていたら、
始めからそう言って欲しかった。
その上で、若草色の靴を薦めてくれたらよかったのに・・・。

初対面の店員さんに、そこまで求める理由はないと思う。
彼女の仕事は、一足でも多く靴を売ることだ。
気持ちよく試着をさせてくれたことに、むしろ感謝したい。

でも・・・私は、
「笑顔で物腰が柔らかい人が、優しく誠実であるとは限らない」という、
私の人生訓に、一つ新たな例を加えることになった。

きっとその逆、
「ぶっきらぼうで感じの悪い人が、心冷たいとは限らない」
これが成り立つこともあるんだと思う。

人間って、本当に難しい!!



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自分を知ってもらう努力

2017-03-06 12:24:12 | 雑感
先ほどテレビで、「あいのり」が8年ぶりに復活するというニュースをやっていた。
私が若いころ、夢中になって見ていたバラエティー番組だ。

その紹介で、以前、あいのりに出演していた「ヒデ」が、
アフリカの民芸品を扱うお店の経営者になっていること、
「総理」が、TVにも出演する弁護士になっていることが伝えられた。

二人とも、あいのりへの出演経験を活かして、仕事をしている、ということだと思う。
「ヒデがやっているお店だ」と思えば、ちょっと見てみようという気になるし、
総理は、あいのりでTV関係者との人脈ができ、コメンテーターとしてお声がかかったのかもしれない。

二人を見て思ったのは、仕事をする上で、自分を知ってもらう努力は、大切だなということだ。

私は内向的だから、人から注目を浴びることは苦手で、
なるべく目立たないように振る舞ってきた。

その一方で、人の輪の中心にいる人、目立つ場所で活躍する人を、
うらやましいと感じてきた。
彼らは光の中にいて、自分は影の中にいるように感じた。

これからその生き方を、少し変えてみようと思う。

影の外に一歩踏み出して、自分を知ってもらう努力をしてみよう。

「目立とう」「快活に振る舞おう」「社交的になろう」と思うと難しいけれど、
「自分を知ってもらう努力をしよう」だったら、
私にもできる気がする。
自分が自分らしくありながら、人との接点を増やすことができる気がする。

黙っていても、安全な場所にこもっていても、
誰かが自分を見つけてくれると期待するのは、甘いんだろう。

自分から働きかけてみようと思う。



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