MC68000 Maniacs!
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ダンジョンマスターを語る
SHARP X680x0
/
2004年06月28日
現在でこそ MMORPGが全盛の時代ではありますが,X68000が現役の時代では,数千人が同時に参加できるリアルタイムなネットワークゲームなど夢のまた夢の時代でした。この頃はまだ,ストーリー重視のオフラインな RPGが人気を博していた頃で,自分も例外なくそういった RPGに興じておりました。
その頃,特に異彩を放っていたのが「ダンジョンマスター」という,擬似 3D型の RPGです。基本的に 4人のパーティによってダンジョンを攻略し,最下層13階(正確には最下層は14階)にいるボスを倒すのが目的の正統派一直線なファンタジーRPGなのですが,時間の概念が色濃く取り入れられているのが大きな特徴です。
暗闇のダンジョンを進むため「灯り」は必須。松明などを灯すことで対応するか,魔法で灯りを得る事になりますが,時間経過に伴い暗くなってしまいます。また,空腹の要素もあり,水・食料をきらしてしまえば,あっという間に飢餓状態に陥ってしまうというシビアさです。そして最も特徴的な部分は,ダンジョン内の敵が自律的に移動している所にあります。
つまり,ダンジョンマスターは,この時代では先進的だった「リアルタイム 3D RPG」なのです。
敵の初期配置こそ決まっていますが,こちらの行動によっては予期しない事態(追われる,囲まれる)に陥るあたりが面白いですし,敵の追尾ルーチンを読み,ダンジョンの落とし穴に敵を落とす,扉に敵を挟んで倒す,敵を閉じ込めて逃げる,などといった多彩な戦略が可能であり,拾う,捨てる,投げる,押す,引く,叩くなど直感的な行動が攻略につながる点は,現在であっても秀逸さを感じる事のできるポイントではないでしょうか。
当時,病的にハマッていたためか,ダンジョンの 1階~14階までのフューチャーをすべて記憶してしまい,まるで自宅の近所を歩くかの如く,ダンジョン内を自在に移動できた記憶があります(笑)。最初からやりなおしても,結局「最短距離」で行動してしまうので面白さが半減してしまったため,ログイン誌上で紹介された「ふたり潜りダンジョンマスター」を実践して,結局1年以上遊んでいたと思います。
さまざまな機種に移植されたので,今からでも体験できるチャンスはあると思います。
MMORPGにハマッている人は是非。無理してでも体験して下さい。(≧∇≦)
※ふたり潜りダンジョンマスター:
文字通り,4人パーティを 2人に制限してダンジョン攻略をする遊び方。
前衛,後衛を兼務しなくてはならないうえ,運搬できるアイテムの重さにも
制限があるため,難易度は極めて高くなる。
ちなみに,ザウルスでダンジョンマスターをしている
ツワモノ
に遭遇しましたので紹介まで。
ぐあー。リナザウ買っちゃうよぅ。やばいよぅ。
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