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MC68000 Maniacs!
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POWER MONGER は,あのポピュラスを生み出した Bullfrogが開発した,当時としては画期的にリアルな世界観を持つ,リアルタイム戦略シュミレーションゲームです。この手のリアルタイムシミュレーションの黎明機を担った作品であることは間違いありません。国内では イマジニアより 1990年に発売されました。

第一印象はかなりポピュラス的なものの,ゲーム内容については極めてハード。ゲームの舞台は大小様々で存在する約150の島々。島の2/3の勢力を制圧する事が勝利条件です。マップの左上に位置する島からスタートし,右下に位置する島を制圧すればエンディングとなります。150島の完全制圧がエンディング条件でないあたりがかなり特徴的ですね。

定められたマップ内に複数の種族が活動しており,ほとんどの場合は各種族が独自にを形成している状態からゲームがスタートします。自軍の総勢は(たしか)8名。食料は基本的に狩りか制圧で獲得します。人員増強は制圧した村からの徴兵で賄います。武器等は森林伐採で木材を獲得し,自軍にて生産するのが基本。新たな武器等の発明も行う事ができます。

基本的には 制圧目的の戦闘が中心となりますが,ゲーム序盤は敵対種族の攻撃性が低いため,こちらから仕掛けなければ戦闘が発生せず,難易度も低くなります。しかし中盤からは敵対種族の攻撃性も増し,ちょっと気を抜くと一気に形勢を逆転されてしまうようになってきます。中盤以降は,ただ闘うだけではなく,それ以外の戦略も要求される結構「深い」ゲームなのです。

かなり「汚い」作戦を実践できるところが魅力です。

敵軍と「同盟」を結んだうえで,敵軍の街の脇で待機。敵軍が「生産」を始め,街を離れたスキに謀反を起こし,街に残っている敵将を一気に討って,形勢逆転・・・なんて事も可能。

敵が「生産中」に別の街を制圧すると,大体の場合奪い返しに来ます。そのスキにさっきまで生産していた街を逆に制圧し,敵が生産した物をまるごとゲットで自軍増強ってのもありました(笑)。

愕然としたのは最終マップ。

敵軍百数十人に対し,自軍8人。どうしろっていうのよ。(≧∇≦)

なんでも,敵が生産したものや食料をひたすら奪って逃げ続け,ある程度の戦力蓄積ができた時点で,海から船でまわって弓の遠隔攻撃で敵軍の人数をちまちまと削るんだとか。

自分はそこまで根性はないですね。
もちろん最終マップを「勝利」した事はありません。


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