MC68000 Maniacs!
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スコルピウスは,アーケードゲーム攻略雑誌「ゲーメスト」を刊行していた新声社から,1991年に発売された横スクロールシューティングゲームです。いわゆる攻略屋がゲームをプロデュースするわけですから,当時,結構期待して発売を待っていた記憶があります。

3タイプの自機からひとつを選択する「グラIIスタイル」を採用し,パワーアップカプセルの回収により攻撃装備をアップグレードするシステムがとられています。8方向移動+ABボタンのオーソドックスな操作系ですが,Bボタンにより射出される「触手」が,このゲーム最大の特徴です。

方向+Bボタンで射出。再度Bボタンで回収というアクションには強烈な「クセ」があり,使いこなすのは至難の技。しかし,中型の堅い敵に触手を撃ち込んで(めり込ませて)速攻で破壊するテクニックは攻略上,必須となります。こればかりは練習するしかありません。

この触手がなかなか言うことを聞かないので,ゲームの難易度はめちゃめちゃ高く感じます。

また,正直なところ,ゲームシステム自体が「思考錯誤」段階のまま製品化されたような印象であり,ゲームバランスはお世辞にも「良い」とは言えません。ローレゾモード使用でドットが粗いうえ,色使いが妙に見づらい仕上げ。おまけに,弾や敵機が多数表示されると「点滅現象」を起こしてしまうなど・・・。

加えて,操作性が悪く難易度だけは高め,という状況では,期待はずれもいいところ(笑)。自分が店頭購入した X68000用 ゲームの中で「2番目」くらいに落胆したゲームです。(ちなみに1番目は「バルーサの復讐」)

といいつつも,音楽面についてはかなり高いクオリティで聴かせてくれています。参加スタッフをみてみると,音楽は「中潟憲雄氏」が担当されていたようです!当時は気付きませんでした(汗)。中潟氏といえば,ナムコ在籍時に「源平討魔伝」や「未来忍者」などの BGMを手掛けておられた方です。そりゃあ音楽面はしっかりしてますわな。(≧∇≦)

鳴り物入りの登場だった割には,ちょっとインパクトが弱いゲームだったのが残念でした。
まあ,最下位ってわけじゃありませんから。下には下がいますよ。

サラ○ンダとか,フル○ロットルとかね。


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