「TAITO GAME MUSIC VOL.2」は,1987年に懐かしのアルファレコード「G.M.O.レーベル」から発売されたゲームミュージックCDです。収録されているのは名作シューティングゲーム「ダライアス」。すでに20年以上前のアルバムですね(笑)。自分は当時「カセットテープ版」を購入したのですが,すでに手元には残っていませんでした。今回のCDは,地元の友人である某G藤君の提供によるものです。保存環境の悪さ(湿気とタバコのヤニ)の影響で もはやジャンク以下のコンディション(笑)ではありますが,なんとか聴けています。某G藤君ありがとう。
収録曲は・・・
【ORIGINAL SIDE】
・CAPTAIN NEO(宇宙洞窟)~BOSS SCENE 1
・INORGANIC BEAT(都市地帯)~BOSS SCENE 2
・COSMIC AIR WAY(山岳地帯)~BOSS SCENE 3
・MAIN THEME-CHAOS(バンアレンベルト)~BOSS SCENE 4
・THE SEA(海底基地)~BOSS SCENE 5
・BOSS SCENE 6~BOSS SCENE 7~BOSS CLEAR~CREDITS~REQUIEM
【ARRANGE SIDE】
・MAIN THEME-CHAOS
・COSMIC AIR WAY
・INORGANIC BEAT
・CAPTAIN NEO
・THE SEA
です。
さすがに音色やサンプリング音質に古さを隠せない部分がありますが,20年前の「原曲」が今でも色褪せないのは凄いです。どれも良い曲ばかりなのですが,あえてお薦めするなら「INORGANIC BEAT」と「BOSS SCENE 7」でしょうかね。前者は独特のゴツゴツしたベースラインが秀逸。ヘタにメロディアスじゃない方が「ダライアス」には合うと思うのは私だけでしょうか。ステージBGMの中では一番好きな曲です。後者は言わずと知れた最終ボスのテーマ。妙に壮大でドラマチックな展開をする曲なので知っている人も多いでしょうね。当時のゲーセンではこの曲と共にボディソニックの重低音が鳴り響いていました。
アレンジ版の方は,ゲストミュージシャンの「コンスタンスタワース」が暴れまくっています(笑)。ZUNTATA担当の「MAIN THEME-CHAOS」,「COSMIC AIR WAY」,「CAPTAIN NEO」が正統派アレンジなのに対し,コンスタンスタワース担当の「INORGANIC BEAT」,「THE SEA」はかなり前衛的なアレンジ。ほとんど「原型」がないほど崩されています。当時はこのアレンジの意味が全然理解できず,全く聴かないほど嫌いでした・・・。まあ・・・今でも,ダライアスのアレンジであえて「これをやった」意味は解りませんが(笑),あらためて聴いてみると それなりに楽しめる楽曲に仕上がっていると思います。個人的には後者の「THE SEA」が好きです。・・・ダライアスのアレンジらしくない事には変わりありませんがね・・・。