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観よう観ようと思いつつ結局映画館で観る事ができなかった「借りぐらしのアリエッティ」のBDをゲット。仕事帰りにゲットして夜中に延々と観てしまいました(笑)。かなり面白かったです。「借りぐらしのアリエッティ」は,2010年7月に公開されたスタジオジブリのアニメーション映画。原作は,メアリー・ノートンのファンタジー小説「床下の小人たち」であり,もともとは宮崎駿氏と高畑勲氏によって40年も前に考えられた企画が元になっているのだとか。ストーリーは・・・郊外にある古い屋敷の床下に暮らす,14歳の小人の少女「アリエッティ」とその家族。彼女らは人間の生活品を少しづつ「借り」ながら,人間に見つからないよう密かに暮らしていました。ところが,アリエッティは人間の少年「翔」に姿を見られてしまいます。人間に見られてはいけないという掟のため,彼女らは「引越し」を余儀なくされてしまいます・・・。といった感じ。非常にジブリらしい暖かみのある柔らかい作画が特徴的です。映像作品としてはかなり高レベルに仕上がっていると思います。

あくまでも個人的な見解ですが・・・「トトロ」や「ポニョ」を期待している人たちには物足りない内容かもしれません。また,「ナウシカ」や「ラピュタ」を期待している人たちにも同様の事が言えると思います。「小人」という非常にファンタジックな素材を扱っていますが,映像にはアリエッティ達が生きていくためのかなり厳しい「現実」が描写されており,単純に「かわいい」とか「ほのぼの」とかいうような印象はあまり感じません。また,彼女達にとっては「大冒険」なのでしょうが,なにせ「小人」なので,冒険のステージは「古い屋敷の敷地内」に限られるというスケールの小ささです・・・。しかも中ボスは「猫」と「カラス」。ラスボスは「ハルさん」ですからね(笑)。大冒険活劇を期待していた人にはさすがに物足りない内容かと。加えて言うなら,ジブリ作品としては珍しく「微妙にハッピーじゃない」エンディングだったのが,個人的には意外でした。

見どころは何と言っても「ハルさん」でしょう。あの小悪党ぶりがたまりません。
翔とのコンビネーションで,最後の最後でヘコました時の痛快さはかなり快感でした(喜)。
ジブリの脇役は,たまに強烈なのが出てくるので好きですね。

久々に・・・続きが観たくなる作品でした。
まだまだドラマが待っていそうな幕引きだったので尚更です・・・。
翔君の手術は無事成功したのでしょうか。


【関連リンク】

 ・借りぐらしのアリエッティ ・・・ 借りぐらしのアリエッティ 公式サイト


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