MC68000 Maniacs!
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本当に久々の「大人の科学マガジン」。前回記事は「GMC-4」のときですね。もう2年半も前になっちゃいました(汗)。最近はあまり興味のある「付録」が付かなかったので購入していませんでしたが,今回のVol.33には「卓上ロボット掃除機」が付いてきます。ゴミを吸い込みつつ自走して,障害物にぶつかったりテーブルの端に来たりすると,クルッと方向転換して動き続ける「某ルンバ」のようなものです。そんなもん3,000円弱のムック本の付録になんかできるのか・・・と思いましたが,付いているのはもちろん値段相応の「簡易版」であります。しかし,簡易版とはいえ非常に興味をそそられたのが,その中身です。なんと1個のモーターとギアとバネだけで,某ルンバ的な動きを再現しているとの事。ICやセンサーは一切なしです。これはすごい。ちなみに「本体」は充電式ではなく単3電池×2本で駆動します。

過去の「SX-150」や「GMC-4」は,部品を組み合わせて「ネジを締める」だけで完成でしたが,今回の「卓上ロボット掃除機」は,まるでプラモデルの様相です。微調整が必要な駆動部品については「調整済み」のモノが入っていますが,モーターやギア類の組み付けや,電極類のセッティング,衝突を感知する部分の基本的な組み立てはすべて手作業。ギアやシャフトにグリスを塗りながら組み上げていく作業工程がなんだか懐かしいです。子供の頃に作った「夏休みの自由研究工作セット」みたいな感じでした。パーツ数が少々多いので面倒ですが,組み立ては難しくありません。ただ,1点だけ苦労する可能性があるのが「紙テープ」の貼り付けを行う部分です。貼るのが難しいのではなく,紙テープの粘着面から保護シートを剥ぎ取るのが非常に困難なのです。えらく固く貼りついているので,保護シートを剥がす際,紙テープ側を破ってしまわないよう注意が必要です。自分の場合,結局指では剥がせず,カッターの刃を使ってシートの端をグリグリとめくって剥がしました。

実際動かしてみると,モーターとギアをガリガリ言わせながらちゃんと方向転換してクルクルと動き回ります。本体カバーがクリアパーツなので,器用にギアを切り替えながら,うまくモーターの力を分配して方向転換をしている様をじっくり観察できるのが非常に楽しいです。障害物にぶつかるか,テーブルの端にを感知すると「時計回りに120度回転」する動きを,ギアとバネだけでやっています。120度回るまで「前進せずに待っている」仕掛けはなかなか感動的。大人だけではなく子供向けにも最適なキットだと思います。テーブルの端で脱輪して脱出できなくなる事がたまにありますが,おまけなので気にしない(笑)。結構いいかげんに組んだので,どこかバランスがおかしくなってるかもしれません。

かなり楽しいです。おっさん連中にお薦め。(≧∇≦)
電子ブロックminiも欲しいかな。


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