MC68000 Maniacs!
OLD GAME(MD,DC,etc)と OLD PC(SE/30,X68K,etc)関連の情報を中心に発信しています。
MC68000 Maniacs! FunnyPlace Channel Vintage Computer LLC
 



大人の科学マガジン別冊「シンセサイザークロニクル」に付録していたアナログシンセサイザーキット「SX-150」の製品版である「SX-150 MARKII」をゲット。今回はキットではなく箱入りの完成品状態での登場です。リボンコントローラ部分を電極棒でなぞって演奏するスタイルに変更はありませんが,設定できるパラメータが増加しているなど若干の機能アップが図られているとともに,「SX-150」のウィークポイントであった本体裏面部分がプラスチックケースでカバーされ,蓋付きの電池ボックスが装備されました。これはかなり良い改善ポイントですよ。「SX-150」は裏蓋が段ボールでしたしね(笑)。本体裏面がしっかりカバーされたのは大きいです。逆に,本体カラーが赤に変更された影響で安っぽさが若干増してしまった気がします・・・。コルグやローランドのヴィンテージ機を知る世代にとっては,本体カラーは「黒」のままにしておいて欲しかったところです。

「SX-150 MARKII」では,LFOのPITCHとDEPTHをダイアルコントロールできるようになった他,「SX-150」ではON/OFFスイッチになっていたRESONANCEについてもダイアルコントロールが可能となりました。また,VCFとLFOの「かかり具合」をコントロールできるボタンも追加。押しの強さによって段階的にかかり具合が変化するアナログチックなボタンであり,演奏しながら容易に音を変化させられるようになりました。その他では,外部からの信号入力端子(EXT.SOURCE)がLINE IN端子に変更され,外部音源のVCFへの入力が可能となっています。10cm弱のリボンコントローラで約4オクターブをコントロールする必要があるため,演奏時の音程の取り辛さは相変わらずですが,かなり「楽器」っぽくなってきた気はしますね。ただ「SX-150」との差がそれほど大きい訳ではないので,裏蓋の処理に不満がある人向け(笑)の製品と考えた方が良いかもしれません。

なかなか売ってなくて探すのに手間取っていましたが,
楽器屋さんではなくて,本屋さんの「大人の科学」がある棚を探せばよかったんですね(笑)。
そういやテルミンの製品版も本屋さんに置いてありましたっけ。(≧∇≦)

個人的には「SX-150 MARKII」が7,000円以上する事が納得いきません。
ほぼ同じ事ができる「Monotron DUO」は,2VCO仕様でX-MODも使えて,それで4,000円弱。
やっぱプロの楽器屋が作った機械にはかなわないって事でしょうか。

本体デザインのレトロさって意味では「SX-150 MARKII」も捨てたものじゃありませんが。
個人的には,外観が「SX-150」で中身が「Monotron DUO」なら文句なし。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )