MC68000 Maniacs!
OLD GAME(MD,DC,etc)と OLD PC(SE/30,X68K,etc)関連の情報を中心に発信しています。
MC68000 Maniacs! FunnyPlace Channel Vintage Computer LLC
 



「TATSUJIN」は,1988年にタイトーから発売されたアーケード用縦スクロールシューティングゲーム。開発は東亜プランが担当し,前作「究極タイガー」と同じショット+ボンバーのシステムを踏襲したゲームになっていますが,新たに自機のスピードアップが可能となり,敵弾回避の際に用いられてきた「切り返し」の考え方が大きく違っています。前作とくらべて自機の攻撃も派手になっていて,特に画面全体をカバーしてしまう「サンダーレーザー」のインパクトはかなりのもの。また,撃ち込むと画面いっぱいに「ドクロマーク?」が展開する「達人ボム」のインパクトも強烈です。Wiki曰く,ボタンを押した瞬間「ほぼラグなし」で爆発するボンバーシステムは,本作が初めてなんだとか。たしかに・・・飛翔鮫も究極タイガーも爆発までほんのちょっと(鮫はちょっとじゃないか)ラグがあるので,緊急回避にはあまり使えなかったですね。

ゲーセンで現役だった頃,「飛翔鮫」と「究極タイガー」については「1,000万点」を達成しているのですが,「TATSUJIN」についてはほとんどプレイしていません。パワーアップアイテムを複数取得しないとショットの威力がアップしないシステムや,自機のスピードアップシステムがどうにも好きになれなかったのがプレイしなかった表向きの理由ですが,実際は「スピードアップ最大の状態」に対応できなかったからです(笑)。当時の仲間内にいた1,000万点達成者2人が,とにかく「スピードアップ最大でプレイするのが当たり前」みたいになっていて,見ていて目がついていきませんでした。音楽は大好きだったので,自分にとっての「TATSUJIN」は観る専門のゲームでした。

メガドライブ版については,東亜プランのメガドラ初参入作品であり,メガドラとしてもかなり初期の作品になりますが,移植作品としての完成度は結構高いです。本作は,アーケード版からの「縮小版」としての移植が絶妙なのです。ハードスペックが限られているので完全移植はそもそも難しい状態。それでも「TATSUJIN」っぽく遊べるように仕上げてくるところにメガドライブ版の凄さがあると思っています。自分が攻略したゲームの移植作品に対する評価は往々にして厳しくなるものなので,当時このゲームにハマッていた人たちに言わせれば「アーケード版どおりにプレイできないからダメ」と言うかもしれませんが,自分的には,メガドライブやPCエンジンに移植された「究極タイガー」よりアーケード離れした出来ではないので大丈夫だと思います(笑)。

メガドライブの東亜シューティングで「TATSUJIN」だけ持ってなかったので,これで揃いました。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )