MC68000 Maniacs!
OLD GAME(MD,DC,etc)と OLD PC(SE/30,X68K,etc)関連の情報を中心に発信しています。
MC68000 Maniacs! FunnyPlace Channel Vintage Computer LLC
 



「アタックアニマル学園」は,1987年12月にポニーキャニオンから発売されたファミコン用擬似3Dシューティングゲーム。セガの名作「スペースハリアー」にゲームシステムが酷似しているため,なにかと比較され,問題点ばかりがクローズアップされている悲劇の作品です(笑)。セーラー服の女の子が銃を片手にハリアーばりに空を飛んで動物軍団と戦う・・・という謎の設定のため誤解されがちですが,ファミコンのゲームとしては擬似3D処理がかなりしっかりしていて,特に地面のスクロール処理は秀逸の出来。敵キャラや地上物の処理も抜群で,敵キャラには「影」まで付いています。主人公の少女(ノッコ)の動きも想像以上に良く,地面に降りたらちゃんと「走る」あたりのこだわり具合が凄いです。もっと言えば,ファミコンの「3Dシステム」にも対応していて,ゲーム中に「SELECT」ボタンを押すことでリアルタイムに2D/3Dモードを切り替える事が可能だったりします。素晴らしい・・・と言いたいところですが,ゲーム性は壊滅的に良くありません(笑)。金をかけるところを間違ったんでしょうかね・・・??

とにかく難しいゲーム。ノッコを上下に動かしても「地平線」は上下に動かないので,遠景の視認性があまり良くなく,敵や敵弾の回避が困難な場合があります。また,ノッコの初期装備が「2連射」であることも難しさを助長する理由のひとつ。ゲーム中に地上物として登場する「地蔵」に接触することで,最大4連射まで連射数をアップさせることができますが,ネットで調べてみたところ,連射された弾は「一番先頭の弾にしか当たり判定がない」のだとか。弾を撃ちまるよりも,ちょっとづつ的確に撃ったほうが効果的だなんて,なんともストレスのたまる仕様に仕上げたものです。最も極悪なのがボスの攻撃パターン。ボスのまわりを高速で飛び回っている「ザコ」が一番の問題で,高次ラウンドになると「ノッコに激突する位置まで接近してきて飛び回る」ようになるので,ボスに近づくだけでも一苦労。残機数のエクステンドが多いのが唯一の救いです。

そんな「アタックアニマル学園」ですが,楽しむポイントもちゃんとあります。それは・・・主人公ノッコの「コスチューム変化」です(笑)。これがなかなかマニアックで,ステージ1が「セーラー服」,ステージ2が「ミニスカセーラー服」,ステージ3が「体操服」,ステージ4が「スクール水着」,ステージ5が「ミニスカサンタ服(?)」,ステージ6が「ミニスカセーラー服(パンチラ)」という素晴らしいラインナップ。個人的にはやはりステージ6。1ドットのエクスタシーが君を待っているぞ。とはいえ,あくまでもファミコンゲームのクオリティなので,見てもあんまり嬉しくないと思います・・・。

とりあえず,全ステージスクリーンショットを撮ってみました。





まだエンディングまで到達していないので,
全ステージクリアしたらエンディング画面もキャプチャーしてネタにしたいと思います。
ラスボスが難しすぎるよ。(´・ω・`)


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )